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タイトル通りなのですが、、、

普通の転調は調合の数の変わりでわかるのですが、部分転調はいちいち基本的な調合を変えたりはせずに臨時記号を付けますよね?その時に転調してるのかどうかがいまいちわかりません;また、していたとしても一体どの調に転調したのかがよく解りません。

A 回答 (4件)

これは曲を作った人の意図、又はリハーモナイズした人の意図、又は演奏者の解釈により同じ曲でも変わってきます。



例えばKey=C で
CM7→Dm7→G7→CM7
という進行があったとします。
これを
CM7→Em7→A7→Dm7→G7→CM7
とリハーモナイズしたとします。(元々この進行で作っていた場合でもよい。)
この場合A7の時にドに♯が臨時で付きまがKeyはあくまでもC のままです。
しかしEm7→A7→Dm7の部分はKey=Dmとして解釈する事が出来ます。(するしないは自由です。)
もし演奏者があえて一時的に転調した感を演出したいのであればこの間はあえてDmのスケールを使って転調感を出す事が出来ます。

さて何故「Em7→A7→Dm7の部分はKey=Dmとして解釈する事が出来ます。」となるかの解説をしましょう。
NO.1さんNO.2さんも言ってますが調性を感じさせるコード進行としてカデンツ(終止形)があります。
ポピュラーミュージックではII→V→I又はIV→V→Iがこれにあたります。
Key=C において
CM7→Em7→A7→Dm7→G7→CM7
のコードの機能は
IM7→IIIm7→VI7→IIm7→V7→IM7
と表せます。
最後の3つのコード進行→II→V→IがKey=C を感じさせます。
ところがEm7→A7→Dm7だけをピックアップすると
これはKey=DmにおけるII→V→Iと合致します。(Key=CにおいてはIII→VI→IIです。)
これを意識するかしないかで部分転調したかしてないかの解釈が変わってきます。
転調感を演出したければ上に書いたように作曲時のメロディや演奏に使うスケールにDmのスケールを選べば良いでしょう。

まずは各調の終止形であるV→Iを理解する事をお勧めします。
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この回答へのお礼

なるほど!あくまで転調している感を出したいか出したくないかなんですね!

しかし転調してる事がほとんど、、、だから転調の定義みたいなのがあるのかと思いました。かなり参考になりました!ありがとうございました!

お礼日時:2007/11/20 00:17

林知行『標準 ポピュラー・コード理論 改訂新版』をお薦めします。

第3章では機能和声に則った分析をとりあげてますよ。

もっとも、当方には難しくてなかなか理解できていないのですが(^^ゞ

ちなみに、借用を部分転調と見なすのも、理屈としてはありかも? というのは、本来の調にはない音を、別な調から借用して、また元の調に戻るんですから、一時的に借用先の調に転じたと見たっていいでしょう?

ただ、借用先が「近親調」として説明が付く場合は、いわゆる「転調」からは区別して、調号は書き換えずに臨時記号で対処するみたいです。すると、臨時記号が登場するところでは借用された音が使われていると疑ってよいのかも? マイナーのバリエーションやサブドミナント・マイナーで説明が付かなければ、借用の可能性が更に高まるかと(^^ゞ って安直かなぁ??
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ひょっとしたら転調と借用和音を混同されてらっしゃいませんでしょうか?



何を持って転調と借用和音とを線引きするかの定義は無いのですが、基本的には代理和音として他の調性から任意の和音を借りてくるのが借用和音で、終止カデンツを形成した場合に転調したとみなすことが多いです。

おそらくご質問の部分転調というのは借用和音のことではないかと思います。
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http://www5d.biglobe.ne.jp/~sak/sak/505.htm

・調合→調号
・「部分転調」と一口にいいますが、いろいろあります。
「経過転調」のような「区分型・転調」もそうですし、
「ピポット転調」のような「移行型・転調」もそうです。

特に、「部分転調」は、斬新な転調をしてるものもあります。
相当、「和声法」の学習をしていないと、アナリーゼがむずかしいです。

そもそも、「解釈」により転調をする場合も多々あります。
簡単??? には、「カデンツ」を見極めることです。
そうすれば、「調」がわかります。

どの程度のレベルのことかわかりませんが、クラシックの場合は、
かなりしんどいです。

そもそも、「転調」は、「和声法」のほとんど・・・といっていいほどのウェイトがあり、「★数年」勉強しないと、アナリーゼは困難です。

参考サイト・・・勉強してみてください。
初心者用に、シンプルに解説されています。

また、「作曲法」のソフトをおすすめします。
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se048457. …
本格的な「和声法」の学習ができます。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。僕はギターをやっていまして今学んでいるのはポピュラーミュージックのコードの理論です。なのでクラシックのような複雑な転調でなくても大丈夫な気がします。説明不足ですいません;

基本的には平行調、同主調、属調、下属調に比較的転調しやすいというのは解りました。しかし、譜面やコード進行を見ても一発で判断できません。

お礼日時:2007/11/04 20:27

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