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サックスのアドリブを勉強中の初心者です。与えられたコード進行に対するフレーズの作り方について質問します。以下、具体例です。

Am7 - D7 - GMaj7 というコード進行を考えます。
これは、ii-V-I という、とても重要なコード進行で、Am7にはAドリアン、D7にはDミクソリディアン、GMaj7にはGイオニアン、のスケールが使えると理解しています。

(1) まず、ここまで合ってますか?

次に、それぞれのスケールを音符にすると結局、ルートは違えど同じ音の並びになります。つまり、ソラシドレミファ#。

(2) ここは、合ってますか?

すると、結局、3つのどのコード上でも同じ音で構成することになってしまい、コードの変化を表せなくなってしまいます。

(3) 従って、きっと間違っているのだと思うのですが、一体どこが間違っているのでしょうか?正しくは、どのようにフレーズを作っていったらよいのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

 それほど詳しくはありませんが。



>(1)

 まあ、合っているでしょう。
 というか、Gメジャーの「ドリアン」「ミクソリディアン」「アイオニアン」ということです。

>(2)

 合っています。上に書いたように、いずれもGメジャーのスケールですから。
 スケールとコードは別物です。スケールは「調」(この場合はト長調)を決めるもので、Gメジャーの中にいろいろなコードが作られるということです。
 Gメジャーの I=G、IV=C、V=D7 が基本3コードです。

>(3)

 上に書いたように、間違っていません。Gメジャーのコード進行には、Gメジャーのスケール上にフレーズを作れば良いだけです。
 「調」とスケール、コード、モード(旋法)が何なのかを、もう一度おさらいしてください。
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>Am7 - D7 - GMaj7 というコード進行を考えます。


これは、ii-V-I という、とても重要なコード進行で、Am7にはAドリアン、D7にはDミクソリディアン、GMaj7にはGイオニアン
、のスケールが使えると理解しています。

(1) まず、ここまで合ってますか?
合っていますが、面白くありません。
Am7にはAドリアン、D7にはDミクソリディアン、GMaj7にはGイオニアン
を使うということは、単にキーGメジャーのときに、Gメジャースケールの音を使っているというだけのことで、間違いではないが、子供が童謡を歌っているのと同じで、当たり前すぎて大人の音楽にはならないということです。

>次に、それぞれのスケールを音符にすると結局、ルートは違えど同じ音の並びになります。つまり、ソラシドレミファ#。
(2) ここは、合ってますか?
合っています。Gメジャースケールに過ぎないということですね。

>すると、結局、3つのどのコード上でも同じ音で構成することになってしまい、コードの変化を表せなくなってしまいます。
(3) 従って、きっと間違っているのだと思うのですが、一体どこが間違っているのでしょうか?正しくは、どのようにフレーズを作っていったらよいのでしょうか?

ジャズのアドリブは「はずす」ということで、意外さ・面白さが出てきます。
例えば、キーがCでFコードのときにFリディアンを使っても面白くも何ともありません。これはキーCのときにCメジャースケールを使っているに過ぎないのですから、面白いはずがなく、普通のポップスになり、ジャズにはなりません。
ところがこのFコードのときにFアイオニアンを使うと、Cメジャースケールには無かった「B♭」という音が出てきます。Fコードの時にB♭が出てくると音が「はずれる」のですが、これが面白いのです。
チャーチモードの音の配列の説明としてCアイオニアン、Dドリアン、Eフリジアン、Fリディアン、Gミクソリディアン、Aエオリアン~というように書かれていますが、それをそのまま使うものではありません。キーがGのときのAmにAドリアンを使うのではなく、キーCのときのAmにAドリアンを使うと音が「はずれて」面白いということです。キーGのときのAmならAドリアンを使うのではなくAフリジアンを使えば面白いということです。

また、ドミナントセブンスコード(たとえばキーがCのときのG7)のときがもっとも遊べるときなので、多くのスケールが使えます。しかし、ここでGミクソを使うと笑われます。
G7で使えるものとしてはウォールトン、ハーフディミニッシュ、D♭ミクソ等など面白いスケールはいくつもあります。
そして、もっとも重要なことは、「必ず伴奏トラックを作って、それに合わせて練習すること」です。アドリブで面白いのは、伴奏コード音とアドリブフレーズの音がぶつかったりはずれたり、はずれて合ったりということが面白いのであって、伴奏コードが鳴っていない状態ではアドリブの練習になりません。
コードにかかわらず、キーがGのときにGメジャースケールを使ったアドリブを鳴らしてもジャズにはならないということですから、コードごとに主音を当てはめたチャーチモードを鳴らしても面白くないということです。
音階の構成音の音の配列(全音と半音の配列順序)の説明として、Cメジャースケールを利用している場合が多いので、誤解する人が多いのですが、あくまでも説明上の便宜に過ぎないので、勘違いをしないようにしてください。音の配列の説明と、それらの使用法は別の話です。(独学の場合に誤解するのは無理からぬところです。)

この回答への補足

とても詳しい説明ありがとうございます。ぶつかるムズ痒さと戻ってくる安心感の繰り返しによる面白さは、ジャズを聞く身としては分かっているつもりです。それが好きで自分も演奏したくなりました。

さて、説明いただいた内容は理解できたと思います。その上で、改めてお伺いします。

(1) ジャズ的フレージングの前に普通のポップスの段階での理解をしたいのですが、例えばト長調の曲でAm7-D7-Gmaj7 のコード進行に対しGメジャースケールのみを使った場合、どうしたらコード進行に伴った変化のあるメロディーラインになるのでしょうか?それぞれのコードトーンだけを並べればそうなるのは分かりますが、それじゃあ、それこそ面白くもなんともないですよね。ジャズ的面白さの前に、それを理解する必要があると思っており、質問の趣旨もそこにありました。

(2) 大変お詳しくかつ分かりやすいので本当はもっと色々お伺いしたいのですが、そういうわけにもいかないので、できましたら何か教本もしくはdvdを推薦していただけないでしょうか?

改めて、よろしくお願いいたします。

補足日時:2014/08/21 12:43
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ギターを50年やってきたおじさんです。


ご質問もいいですし、回答1の方、回答2の方のご説明が素晴らしいですね。
とても分かり易い内容です。
いろんな書籍も読んできましたが、これほど分かりやすく説明されたものはなかったです。
私も勉強になります。
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#2の方の言われるとおり、ツーファイブで使えるスケールはたくさんあります。


(ミクソリディアンは、たくさんある使えるスケールの中の一つです)

たくさんあるんで、順番に試してみて特徴をつかむとよいですが、
とりあえず、まずは、D7のところに、(ルートDの)コンビネーション・オブ・ディミニッシュスケール(とくに下降形で)を使ってみることをお勧めします。
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そもそもJazzを頭でやろうという考えが間違いです。

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