No.6ベストアンサー
- 回答日時:
NO1で答えたものです。
「ユニークさ」につながるか、とのことですが、確かにユニークな表現として敢えて間違った文法を使う場合もあると思います。
そういった見方をすると、質問文の文章は「今まであった人はどいつもこいつも師と呼べるような代物じゃなかったな」という皮肉のようなユーモアを含んでいるようにも受け取れます。
が、やっぱり何の前置きもなくこの文章だけだと、普通の真面目な文章として見てしまうので、ユーモア云々の前に「なんだこの文?」と思ってしまいますね。
「腑に落ちないことに、私には師と呼べる人がいなかったのですよ(笑
)」にでもすれば、相当嫌味っぽいですが、わざと言ってるのは伝わると思います。
いい例が思いつかないのでうまく書けませんが、ユーモアにするにはうまく「間違いでなくユーモアなんだ」と思わせる文章を書かないとちゃんと伝わらないんじゃないかな、と思います。
それと、物書きさんのメルマガの話ですが、実際の話し言葉としての英語というのは、確かに英語になれていない人が文法を気にして喋っていたらなかなか会話ができません。文法でなく、身振り、手振り、表情、語調などで伝えようとしたほうがよく伝わることも多いようです。
ただ、書き言葉のときは実際に会って話すわけではないのでこういった要素がなくなってしまい、文法の正しさは重要になってくると思います。
書き言葉だって多少文法おかしくても、そのほうが自然に読める例もあるのかもしれませんが。流行言葉の言い回しなんかにはありそうですね。
何はともあれ、読み手が違和感を感じず自然に読める文章が一番です。
再度回答をありがとうございます。
お礼がなかなかできなくて申し訳ありませんでした。
>「腑に落ちないことに、私には師と呼べる人がいなかったのですよ(笑
)」
まさにこんな心境を表したかったのです。
>うまく「間違いでなくユーモアなんだ」と思わせる文章を書かないと・・
本当にそうですよね。
>読み手が違和感を感じずに自然に読める文章が一番・・
自然に読める中でも、ユニークさを出すというのが個性なのですね。
とても難しいなぁと思います。
でもできたら嬉しいことですね。
ご意見とても参考になりました。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
「腑に落ちない」については結論が出ているようですので、文章の「正しい・正しくない」について少し申し上げたいと思います。
●一般的な文
文章は読み手に何かを伝えようとして書くものです。ですから、相手に自分の伝えたい意図が伝わらないというのは文章として問題があると思います。
従って一般的な記事や告知文といったものの文章の書き方には「正しい・正しくない」はあると思います。
自分しか見ないメモのようなものについては「正しい・正しくない」は無いと思います。時には文字でないものを書くこともあります。
●修辞法
一般的でない文章を「個性的」と評価することについては個々の感性も絡んで来るので難しいのですが、昔から研究され、修辞法(レトリック)として様々な技法が紹介されています。具体例は書籍等でごらんになってみてください。
いわゆる擬態語に類する言葉には作家の個性を反映したユニークなものも多いようです。
ただ、修辞法はいわゆる「正しい」表現に含まれるニュアンスまでもをふまえた上で、それを組み合わせたりゆがめることで本来の表現には含まれない意味やニュアンスを加味する技法が多くあり、あくまでも根底に「正しい」表現があることが前提になります。
●流行語
又、はやり言葉の類は一般的な表現から逸脱した珍奇な言葉もあるのですが、広く一般にその意味やニュアンスが受け入れられて正しい言葉として定着してしまう例もあります。後世になって「これの語源は何だろう」と首をひねるようなことにもなるのです。
●暴論
「文章は正しい正しくないで書くわけではない。外国語を話すときだって、正しいかどうかばかり気にしていては話もできない。それと同じだ」
という意見は私も腑に落ちません。文筆家の主張としては暴論だと思います。
・外国語にも正しい表現、正しくない表現という問題はあります。
・話をすることと文章を書くことは同列にはできない。
の2点を指摘したいですね。
又、文章を書くあらゆる人にとって重要な作業「校正」という作業があることも、文章に正誤があることの証拠のひとつだと思います。
しかし、正しいかどうかばかりを気にしていたら書けることは少なくなるというのでしたら正論だと思います。読み手が誰なのかを考え、その読み手に過不足なく書き手の意図を伝えられるのであれば、例え正しくない文章であっても「良い文章」だと言えると思います。
ちなみに私の文章はよく「まわりくどい」と言われます。今回も「少し」のつもりが長くなってしまいました。もっと「推敲」をしなくてはいけないですね。
回答をありがとうございます。
なかなかお礼をすることができず、申し訳ありませんでした。
わかりやすい説明をしてくださってありがとうございます。
さらに言葉に対する理解が深まりました。
文章を正しい、正しくないで書くわけではない・・ということに対して、最近ショーン・コネリー主演の映画「小説家を見つけたら」を観ていて、関連する場面を見つけました。
元作家であったショーン・コネリーが、文才のあるらしい少年の指導をする場面で、「心で書く」ようなことを教えていました。(すみません、大まかにしか伝えられませんが)
まずは書きたいと心が感じたことを書く。
正しいか間違っているか、細部に関しては、それから考える。
そういうことかなぁと思いました。
だから、
>正しいかどうかばかりを気にしていたら書けることは少なくなる
というところかなと思います。
心を自由にして、読み手の立場を想像しつつも、自由な気持ちで書くことができたら素晴らしいでしょうね。
ご意見参考になりました。
ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
「腑」という字は、(月)扁が付いていることからも判るように「五臓六腑」に人間の内臓関係を表現しています。
「腑に落ちる」や、ここから「すとんと内蔵に落ちる」→「胸にすとんと格納される」→「そうか、そうだ、と納得して自分のモノとする」となりますので、「腑に落ちない」→「納得出来ない」→「自分ではそうは思わない」ですから、この場面では、「奇妙なことに」→「何故かは知らぬが」→「確たる理由は無い様だが、かも知れぬが」→「不思議なことに」、、、こんな感じが適当ではないでしょうか?
「腑に落ちない」と書いてみて、あなたが「この文章、なんとなく、どうも腑に落ちないな」と感じたことは大正解です(爆)、、、、
回答をありがとうございます。
なかなかお礼をすることができず、申し訳ありませんでした。
なるほど、腑に落ちないという言葉の細かい説明で、さらによく理解できました。
確かに私は自分の書いた文章に対して「腑に落ちない」と思いましたね(笑)。
ご意見とても参考になりました。
ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
「腑に落ちないことに、私には(それまでの人生において)師と呼べる人がいなかった」
はい 確かに読んだ時おかしいと感じます。「不幸なことに」とかで始まるとつながります。
言いかえをしてみると わかりやすいかもしれません。
「合点がゆかないことに 私には(それまでの人生において)師と呼べる人がいなかった」
師と呼べる人に出会えるかどうかは「運」です。巡り合わせが悪いことを「合点がいかない」と考えること自体無意味です。
「腑に落ちない」を使うなら
「彼の説明は腑に落ちない」とかになりますね。
「この文章はおかしいですか?」と言うふうに文章を「正しい・正しくない」というふうに考えることは変なことですか?
いえ 変だとは思いません。私も自分の書いた文章或いは物言いに対して常に考えています。
回答をありがとうございます。
なかなかお礼をすることができず、申し訳ありませんでした。
腑に落ちないという言葉の使い方がよくわかりました。
それと、文章について考えることに関しては、
ご意見とても参考になりました。
ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
これだと少し不自然な感じがしますね。
「師と呼べる人がいなかった」のは特殊な状況下でない限り、人為的でなく自然に起こったことです。もし、「師呼べる人がいることが当たり前」であるという前置きとか特殊な状況の説明があったり、「師と呼べる人がいることが当たり前」であるという常識が実際にあれば不自然な感じはしないと思います。
「腑に落ちない」という言葉は「納得いかない」で合っていると思いますが、どちらかというと「理論として納得がいかない」という意味を含んでいるように思います。
たとえば、
「なぜ彼が彼女を殺したのか腑に落ちない部分がある」
「先輩が勝手にルールを決めてしまったのがどうしても腑に落ちない」
という文章なら違和感は(たぶん)ありませんね。
なぜなら、これらは、「道理や理論として納得がいかない」ことを「腑に落ちない」と表現しているからです。納得いかない根拠(この場合は理論や道理や常識やモラル・・・かな)がある上で「腑に落ちない」としています。
ところが、質問者さんの文章では「人生において師と呼べる人ができないのは腑に落ちない」ということを言っていますね。
「今日の太陽が西から昇ったのが腑に落ちない」のならまだしも、「師と呼べる人ができないはおかしい」というのはそう常識的な考え方ではないし、他の根拠も示されていないので「腑に落ちない」という表現をすると違和感を感じてしまう、というわけです。
二点目ですが、文章を正しい・正しくないというふうに考えることはまったく変ではないと思います。むしろ、出版物を出す人なら誰でも文章には気を遣います。正しい文章(文法的におかしくない文章)でないと意味を誤解されてしまうことも多々あります。
たとえば、「私に好きなことはアイスだ」とかいう文章があったら、まるで意味がわかりませんね。アイスが好きだということが言いたいのかもしれませんが、もしかしたら別のことが言いたいのかもしれませんし、正確なニュアンスが伝わってきません。
とても詳しい説明をありがとうございます。
確かに私の文章では、「腑に落ちない」という使い方は不自然ですね。
先ほどの腑に落ちないを使わずに言うならば、
「納得できない(もしくは残念な)ことに、今まで師と呼べる人がいなかった」
という方がまだより自然でしょうか。
すみません、こんな風に書くことはとてもおこがましいのですが、この不自然な・・・という使い方をすることが単に「間違っている」というのではなくて
「ユニークさ」につながることはありえませんか?確かに日本語として正しいものを崩すことはいけないことだと思いますが。
それも個人のぶんざいで・・・。
以前ある文章書きのメルマガに
「自分の書いたものが(文法・語法などにおいて)正しいか間違っているかとても気になるがどうしたものか?」
という質問を投げかけたところ、
「文章は正しい正しくないで書くわけではない。外国語を話すときだって、正しいかどうかばかり気にしていては話もできない。それと同じだ」
と言われたことがあったのですが、ちょっとこれは自分としては腑に落ちませんでした(笑)。
でも実際語法を間違えたりすることは、文章書きとしてはよくないことのような感じがするんですよね。もちろん書きたい・伝えたいものがないといけないけれど、
ちゃんと正しいものもわかっていないと・・・。ことわざの正しい使い方とか、四字熟語が正確だとか、言葉の運びが自然だとか。(今回の私の「腑に落ちない」の使い方もそれに入ると思いますが)
正しい文章にたくさん出会うことが大切でしょうか。
よろしければ、「腑に落ちない」の別候補の表現などについて、再度ご意見をください。
ありがとうございました。
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