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オーケストラ初心者です。一年ほど前にVnを始めて合奏に乗るようになり、やっとオケのことが少しずつわかり始めてきました。
しかしずっと疑問に思っていることがあります。
指揮者の先生や学生指揮者が振る指揮と演奏がどうもあってる気がしません。指揮者に比べてオケの演奏が遅いです。
ほかの人はずっと楽器をやっていたりしているので私が間違っていると思うのですがどうも納得できません。
演奏する人は指揮者の何を見て合わせているのですか?タクト(もしくは手)が振り下ろされてちょうど手の進行方向が変わる瞬間だと思っていたのですがどうも違うようです。
先輩いわく「振り下ろされて手の進行方向が変わって手がもう一度上に向かい一時停止した瞬間・・・かも」と曖昧なことを言ってましたがどうもそれよりも遅いようです。
正直フェルマータやリットのかかっているとき、それにピチカートが加わったりするとどうすればいいかわかりません。
指揮のどこを見て合わせるのでしょうか?

A 回答 (5件)

指揮と演奏が時間的に一致しないのは一般的なことです。


極端な言い方をすれば、完全に一致するということは(テンポ的には)指揮を見ずに予測だけで音を出していることと同意だからです。マーチや舞曲(テンポがほぼ一定)、ソロ曲の伴奏(ソロに合わせることの方が重要)等でテンポ・アゴーギクの指示が重要でないときには音と指揮を完全一致させることがあります。

曲の解釈や指揮者はメトロノームではありません。図形や打点を示してはいますが、「一つ一つの指示にあわせて音を出す」のではなく、「指揮から感じられるリズム(音楽)に乗って演奏する」というのが正しい表現になります。こういう意味で、テンポは演奏者と指揮者と合同作業で、かたち作るものともいえます。

ですから、指揮の動きのどこに合わせて音を出せばいいのかというのは「場合による」となります。上記のように一致する場合もありますし、一般的には硬く叩くような指揮の場合は打点に近く、柔らかい指揮の場合は打点からかなり遅く、場合によっては半拍ほど遅く音が出ることもざらです。

実際このズレは指揮の初心者にとっても非常になじみにくいもので、初期の難関になることもあります。指揮になれない人が指揮をすると、出てくる音が遅く感じられるため、早めようとして結果テンポが走ったり、逆に出てきた音に合わせ指揮を振るためどんどんテンポが落ちてしまうことがよくあります。

ただ、指揮者の価値はこういった「きれいな」指揮を振ることだけではないので、指揮のプロでさえ打点が不安定等で見辛い場合があります。こういった場合は、コンマスに合わせるなどして楽団内で調整することなります。また、指揮が個性的だった場合も「その指揮者のお約束」として特殊な合わせがあることも珍しくありません。そのときでも、指揮の動きのどこで音を出すか見るよりは、指揮と音楽のシンクロ具合を耳で感じて覚えた方が、より音楽的な演奏につながります。

この回答への補足

なるほど確かに硬い音(指揮)の場合は打点に近いところで音を出しますし柔らかい音のときはかなり遅いです。
「一つ一つの指示にあわせて音を出す」のではなく、「指揮から感じられるリズム(音楽)に乗って演奏する」の部分で納得しました。
どうもありがとうございます。

補足日時:2007/11/19 01:40
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もうたくさんの回答が出ているので繰り返しになってしまいますが…


指揮と演奏の関係とは、(1)指揮者が指示を出し、(2)それを感じ取ってからオーケストラ全員が息を合わせて、(3)実際に音を出す、という手順になっているので、やはり(1)と(3)の間にタイムラグがあるのは当然といえます。
(1)と(3)の間がどれくらい空くかは、指揮者やオケによって癖がありますし、また曲によっても違ったりするので、慣れるのに時間がかかります。体で覚えていくしかないので…。私は数年かかりました。
でも、別にコンマスやトップをする予定がないのならあせることはないと思います。指揮の見方がわからなかったら、なにがなんでもとにかくトップに合わせておくこと。トップがおかしいと思っても(そして時には実際に間違っていても)トップにあわせる。その結果みんながタイミングを間違えてもそれはトップの責任です。それだけトップの責任は重いです。とはいえ、学生オケならばもう少し思いやりと協力が必要かもしれませんが。
そのうちに慣れてくると、要所要所で指揮を見ながら=トップを見ながら=譜面を見ながら=…と、同時進行、使い分けができるようになります。
そしてたぶん、そのときになってから、後輩に「先輩、指揮と演奏があってないように思うんですが、どこであわせるんですか?」と聞かれても、明確に答えることはできないでしょう。

この回答への補足

ありがとうございます。
やはり指揮者とオケの演奏との間には時間差が存在するのですね。
トップはもう決まっているので(私の場合は1stなのでコンマス)その人に合わせようと思います。
指揮者はちゃんと見るようにします。やはりそこから学べるものも沢山あると思うので。オケって深いですね。

補足日時:2007/11/19 14:02
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指揮を見られるようになるまでには多少時間と慣れが必要です。


指揮者の振り出しに対しては、優秀なオケほど動き出すのが遅いといわれます。

というのは、オーケストラは指揮者に合わせてすべてが動くのではなく、オーケストラのメンバー全員が、みんなで、タイミングをはかって合わせていくものだからです。

チェロやコントラバスは、ヴァイオリンに比べて音が鳴るのが遅い(ヴァイオリンは弓を動かせばすぐに音が出ますが、低弦は弓を動かしてもすぐに音が鳴りません。)
ですし、コントラファゴットやチューバなども息を吹き込んでから音が鳴るのに時間がかかります。

つまり、すぐに音の出る楽器は、待ってあげなければならないのです。


そのため、指揮者は多少先を振っていくことになります。
ヴァイオリンのtutti奏者は演奏中コンサートマスターやトップ奏者の弓を見つつ、指揮者を見ます。
また、各セクションのトップはトップ同士コンタクトをとり、管楽器のトップとも視線を交わします。
最初はコンマスやトップの弓を良く見てタイミングをはかり、体で覚えていくのをおすすめします。

この回答への補足

ありがとうございます。
みんなでタイミングを合わせろとはよく言われます。トップを見ろ、コンマスを見ろetc・・。
たしかに音が出るまでに時間のかかる楽器はありますよね。常日頃思ってたのですが、そういう楽器は自分の楽器が音を出すまでの時間がかかることも計算に入れて弾くなり吹くなりすべきなのでは?というのが私の思うところです。
結局指揮者の何を見ればいいのでしょうか。雰囲気をつかむだけで、テンポは必要ないのでしょうか。
でもそうなると奏者はトップを見ればいいですが、トップは誰を見ればいいのでしょうか。。。

補足日時:2007/11/19 01:39
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こんばんは♪ あまり詳しくないので参考になるかわかりませんが・・・



指揮と演奏が合わないことは、よくあることです。
指揮者は、メロディを聴いて振るのではなく、伴奏を聴いて振るのが普通です(特に低音の)。ですから、そこから質問者様のいう「オケとあわない」につながってくるのかもしれません。

もしくは、指揮者自身がはやすぎるのかもしれません。指揮者は曲に感情を込めますよね。感情を込めるあまりに、指揮がずれてしまうことがあります。そんなとき、演奏者はだんだん早くなる指揮には合わせず、自分たちの刻む正しいリズムで演奏するのです(当然のことですが)。指揮とは、あくまで曲想を演奏者に伝えるもので、メトロノームではないのです。

それか、「演奏者自身が遅れている」という可能性がありますが、質問者様の所属していらっしゃる楽団のレベルによりますので、よくわかりません。

まとまりのない文章ですみません。参考にしてくださるとうれしいです。

私もあなたと同じく、音楽を志す者です。お互い頑張りましょう!!

この回答への補足

なるほど、指揮者は低音を聞いているから高音のVnは合わせづらい、というのが一つの要因なのかもしれないのですね。
193fluteさんが言うようの場合、つまり指揮者は無視する、という意味になってしまうのでは・・・?
私の楽団は普通の大学のオケです。演奏者が遅れているのではないと思います。初心者の私が遅れてるとわかるレベルのものをもっとすごいレベルの高い人たちが気づかないわけがないので。だからこそ今まで聞くに聞けなかったという意味でもあうのですが。

補足日時:2007/11/19 01:30
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こんにちは。


指揮の基本は、各奏者の拍をあわせる事、曲想に応じた指示を奏者に伝える事です。

今回は拍の問題ですね。
一般的には、必ず、タクト(もしくは手)が静止する瞬間があります。
そこから動き出す瞬間が拍の頭になると思います。

4拍子なら、
上から下に下りて停止し、上に上がる瞬間が1拍目の始まり
下から上に来て停止し、指揮者から見て左に流れ出す瞬間が2拍目の始まり
指揮者から見て、右から左に流れて停止し、反転して(右に)動き出す瞬間が3拍目の始まり
指揮者から見て、左から右に流れて停止し、上向きに動き出す瞬間が4拍目の始まり
って具合でしょうか。

フェルマータの伸ばしてる間の奏法については、口頭等で指示があるはずです。
指示が無くて判らない場合は指揮者に確認すべきです。
リタルダンドは、その拍を自分が演奏する最小の音符で刻んでみて、その間隔を段々長くするようにすると考えるといいかもしれません。
最終的には指揮者の指示によります。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
4拍子なら、ということで書いてくださったこのパターンを私も信じていたのですが、どうやらそれが違うようで困っていました。

補足日時:2007/11/19 01:29
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