No.8ベストアンサー
- 回答日時:
Jagar39です。
"言葉"はもっと厳密に捉えないと意味が伝わりません。
>幼児のまま成熟する
のではなく、
「幼児の特徴を残したままで成熟する」です。
何も人から見て「幼児的に見える」などという定義はなく、成体になってもエラを残している両生類とか、そういうことなんです。
ヒトがチンパンジーのネオテニーだ、とかいう説は少なくとも遺伝学的には否定されているはずなのですが(チンパンジーがヒトの先祖というわけではない)、ヒトには体毛が薄い、顔面の構造が比較的フラット、などの「幼児的な特徴」がいくつかあるのは確かです。ただそれがネオテニーなのかどうかは判らない、というかざっと調べてみるとまともな学者にはあまり相手にされていないようなムードがあります。
頭蓋骨の融合とか成体になってもエラがあるとかいうのは、きちんと客観的に定義できる"データ"ですが、体毛が薄いとか顔が平たいとかいうのはかなり主観的なことなので、判定が困難です。
また、そもそもそれが「幼児的な特徴」というのも完全にヒトからみた主観なので、これはもはや本来の「ネオテニー」とは別物な気がします。
少なくとも、ヒトの形態でネオテニーを持ち出さなければ説明できないような事象は存在しないと思います。
それよりネットでざっと調べると、アジア人は欧米人より顔が平たく体毛が薄く、ネオテニーが進んでいる。よってアジア人の方が欧米人より"人類として進化している"というような、飛躍に飛躍を重ねた論理が"危険思想"の根拠にされてしまっているものまであります。その他にもちょっと頭を抱えてしまうものばかりです。
本を読む時も注意しないと、その手のものを掴まされるリスクがあると思います。
どうも進化論は誤解・曲解されて危険思想の根拠にされやすいのですが、ネオテニーも同様のようです。
犬にネオテニー的特徴が多く存在するのは、ごく自然なことでしょう。
なぜならそれをヒトが好んだからです。
ただし。
それと「性質」は別物で、例えばちんくしゃな顔をした愛らしい風貌で実はどう猛、という犬は作れるでしょう。数十年かかるかもしれませんが。
犬種の中には大きく分けると愛玩系と使役系の2つがあり、愛玩系の品種は「容姿」について重点的に改良され、使役系の品種については「性質」を重点的に改良されてきた歴史があります。
その中でありとあらゆる形質がヒトによって選択・淘汰されてきたわけですから、その中にいくつか「幼児的な形態」があったところで、それがなんだ、という程度のものだと思うのですけどね。
再度ご回答感謝致します。
>"言葉"はもっと厳密に捉えないと意味が伝わりません。
失礼致しました、拙い内容から意味を汲み取って下さり、有難うございます;
全体として非常によく納得できました。
「ヒト」の幼児的な特徴というのは、判定困難、主観まみれ、
顔が平たいとか体毛が薄いとか、そう考えてみようと思えばそう思えなくもない程度の話で、かつ精神構造とは無関係なことなんですね。
デズモンドモリスの本は結構売れ線みたいですが、こういうものも一説に過ぎず、真面目な学者とか専門家の方とかは、あまり相手にしてないのでしょうか?
今回ネオテニーのことを初めて知ったのでモリスの本も昨日買っちゃったのですが(時、既に遅し。裸のサルを購入です。)
男性は精神的に、女性は肉体的に、より強くネオテニーの特徴が見られると主張している。
とwikipediaにモリスの言葉が載っているようです。
すぐこういうことに素人的には興味をもってしまうんですが
専門的な世界ではミーハーな理論なんでしょうか?
>本を読む時も注意しないと、その手のものを掴まされるリスクがあると思います
鵜呑みにはしないので大丈夫です、ご親切に、どうも。^^;
>また、そもそもそれが「幼児的な特徴」というのも完全にヒトからみた主観なので、これはもはや本来の「ネオテニー」とは別物な気がします。
ここの部分はかなりひっかかりました。
体毛が薄いなんていうと幼児的な特徴のイメージですが ご指摘されると完全に人間の主観ですねー
>少なくとも、ヒトの形態でネオテニーを持ち出さなければ説明できないような事象は存在しないと思います。
モリスの本等読んでみてから、考えてみます
No.9
- 回答日時:
話が「犬が人なつっこい理由」とは少し外れてきている気もしますが・・・
デズモント・モリスは私も読みました。面白いです。
ただ、いろいろ反論もされているようですね。専門ではないので詳しいことは判らないのですが、かなり斬新な見解(斬新すぎる)が多いようです。
私も「裸のサル」は面白いと思ったのですが、それ以降の著書については「それは言い過ぎぢゃ・・・?」と思うような論理展開も多いです。
「男は精神的により強くネオテニーの特徴が見られる」という一文にしても、"男の方が子供っぽい"という俗説とよく合致して一瞬納得してしまいますが、よく考えれば「子供っぽい精神」の定義は何だ?とか、"論理的思考は一般的に男性の方が勝る"というこれも俗説ではありますが、それと矛盾しないか?とか、即座にツッコミがいくつも浮かんでしまいます。
ヒトの体毛が薄いことも顔がフラットなことも、わざわざネオテニーなどを持ち出さなくても今まで他で説明が付けられていた事象ですし、そもそもそれがネオテニーだったとして、それによって何が有利になったのかも見えてこないです。
衣服を用いるようになって体毛は不要になったとか、寒冷地に適応するために顔の表面積を減らした結果、フラットな顔になった、と説明される方がよほど因果が判りやすいです。
まあ、ともあれ読んでみて下さい。
ご回答有難うございます。
>話が「犬が人なつっこい理由」とは少し外れてきている気もしますが・・・
面倒な話にお付き合い下さり感謝です;
>「男は精神的により強くネオテニーの特徴が見られる」という一文にしても、"男の方が子供っぽい"という俗説とよく合致して一瞬納得してしまいますが、よく考えれば「子供っぽい精神」の定義は何だ?とか、"論理的思考は一般的に男性の方が勝る"というこれも俗説ではありますが、それと矛盾しないか?とか、即座にツッコミがいくつも浮かんでしまいます
男脳女脳の俗説は お腹いっぱいです。
屁理屈をこねくり回すのが醍醐味になりそうです^^
モリスの本を読むきっかけもできたことだし楽しみです
今回Jagar39さんに回答して頂いて大変参考になったのは
>よく考えれば「子供っぽい精神」の定義は何だ?とか、"論理的思考は一般的に男性の方が勝る"というこれも俗説ではありますが、それと矛盾しないか?
こういうところです。理系の方はこういう考え方をなさるんですね 勉強になります
上手く説明できないんですが こういう思考の型は私の中にないようです。
たぶん、定義というものを考えていると思いますが、その自覚なしに線上で考えます。
これが厳密でない所以ですかね。
厳密に考えてみるのをやってみようと思います
>ヒトの体毛が薄いことも顔がフラットなことも、わざわざネオテニーなどを持ち出さなくても今まで他で説明が付けられていた事象ですし、そもそもそれがネオテニーだったとして、それによって何が有利になったのかも見えてこないです。
ネオテニー説には有利になる点というのが重要なようですね
ここはよくわからないので知識として入れてから モリスにとりかかることにします.
何度もご親切にご回答して下さり、有難うございます.
No.7
- 回答日時:
Jagar39です。
私は別に専門家ではありませんよ。獣医師ではありますが犬猫の小動物は学生時代以来扱っていませんので素人同然ですし、進化論の話などは大学の講義ですら習ったことはないので、みなさんと同条件です。
結局、知能や精神構造をネオテニーと結びつけて考えようとするから混乱するのです。
元々ネオテニーの概念は、ある種の昆虫が生息環境が厳しくなった時に、変態せずに生殖能力を得るようになる、という現象からきていることで、純粋に解剖学的あるいは生理学的な事象なのです。
なので正確には、「幼児のままで生涯を過ごす」という説明は間違いでしょう。幼児のままだと繁殖できなくて絶滅するじゃないですか。
「幼児の特徴を残したままで"成熟する"」のが私が調べた限り、正しい説明だと思います。この「成熟する」がポイントだと思いませんか?
つまり、犬が狼のネオテニー的特徴を数多く残していたとしても、精神構造までが「幼児的」である必然性はどこにもないのでは?
頭蓋骨が融合しない犬種がいるのは事実ですが、ひとつ確実に言えるのは、頭蓋骨が融合しないことと精神構造が幼児のままということはまったく無関係です。
再度ご回答有難うございます。
よく分かりました。
>純粋に解剖学的あるいは生理学的な事象なのです
>「幼児の特徴を残したままで"成熟する"」のが私が調べた限り、正しい説明だと思います。この「成熟する」がポイントだと思いませんか?
なるほど・・・・・・・・・・・
幼児のまま成熟する・・wikipediaに
さまざまな動物で見られるが、よく知られたものとしてはアホロートル(ウーパールーパー)が挙げられる。他にイソギンチャク類やクラゲ類などにも見られる。また、ヒトもネオテニーだといわれる
と書いてありましたが
生物学の何もわからない私としては
クラゲ・イソギンチャクも幼児のまま成熟したという風に見えないというかどういうことなのかやっぱりよく分からないです・・
ウーパールーパーはなんとなく納得できるんですが・・
純粋に解剖学的あるいは生理学的な事象ということで
ヒトが幼児のまま成熟した生き物というのは誤りと解してよろしいのしょうか?
>つまり、犬が狼のネオテニー的特徴を数多く残していたとしても、精神構造までが「幼児的」である必然性はどこにもないのでは?
そうですね。納得いたしました。
有難うございました!ネオテニーに関する本を読んでみます
No.6
- 回答日時:
ネオテニーとは一つの学説です。
しかし,ネオテニーによって多くの動物が進化したことは,学者が支持するところです。しかし,オオカミのネオテニーがイヌだという学説もサルのネオテニーがヒトだという学説も一つの学説です。正しいかどうかは今のところ何とも言えないでしょう。我々は,頭の大きいもの,頭が丸いものをかわいいと感じるようにできています。雪だるまの絵を描いて,頭の大きなものと小さなもの,頭の丸いものと長いものを比べた際に,ほとんどのヒトは頭が大きく丸い方がかわいいと選択します。
イヌは5万年前から家畜化していたようです。化石人類のころからイヌの改良が進んでいたわけです。その際に今ご説明しましたような,頭が大きくて丸く子犬の状態が長く続くイヌ(ネオテニー)を選別してきまして現在の愛玩犬が出来たと思われています。シェパードやドーベルマン等は愛玩犬ではありません。ですから選択の方向が,愛玩犬とは異なり,体型はよりオオカミに近かったわけです。
オオカミのネオテニーがイヌだという一つの証拠は,哺乳類の子供の頭骨は産道を通過する際に変形できるように複数の骨が融合していません。大人になるとこれが融合してしまいます。愛玩犬の中には生涯頭骨が融合しないイヌがいたはずです。つまり,性質も含めまして子犬の状態が生涯続くわけです。
知能の問題は,話が少し飛躍しすぎるのではないかと思います。子供の状態が長いことで直ちに知能が高くなるとも思えません。学習できる期間が長くなりますからそれなりの効果はあるかも知れませんが,アインシュタインが子供のままであったら相対性理論は生まれなかったと思いますがいかがでしようか。また,幾ら年をとってもイヌがオオカミに戻ることはないでしょうし,ヒトがサルに戻ることも無いと思いますが…
再度ご回答感謝致します。
私ずっとネオテニーをネオトニーといい間違えてましたね^^;
すみません、ちょっとここの部分がよく分かりませんでした
>オオカミのネオテニーがイヌだという一つの証拠は,哺乳類の子供の頭骨は産道を通過する際に変形できるように複数の骨が融合していません。大人になるとこれが融合してしまいます。愛玩犬の中には生涯頭骨が融合しないイヌがいたはずです。つまり,性質も含めまして子犬の状態が生涯続くわけです。
愛玩犬の中には生涯頭骨が融合しないイヌがいたはずです とは、頭蓋骨が融合しなければ知能も外見も子犬らしい可愛いイヌができるということで、頭蓋骨がフニャフニャ!?の幼児的なイヌが一時的にできた?ことで現在の愛玩犬ができたということでしょうか?
それと、「哺乳類の子供の頭骨は産道を通過する際に変形できるように複数の骨が融合していない」ことと、オオカミのネオテニーとの関連が、すみません、よく分かりません。
>知能の問題は,話が少し飛躍しすぎるのではないかと思います。子供の状態が長いことで直ちに知能が高くなるとも思えません。学習できる期間が長くなりますからそれなりの効果はあるかも知れませんが,アインシュタインが子供のままであったら相対性理論は生まれなかったと思いますがいかがでしようか。また,幾ら年をとってもイヌがオオカミに戻ることはないでしょうし,ヒトがサルに戻ることも無いと思いますが
あらら・・私何か勘違いしちゃったみたいですね^^;
ヒトがサルのネオテニーという説があって、
「チンパンジーは3歳までは遊び好きで,好奇心が旺盛で,学習効果が高いですが,このまま生涯を終えるようになったものがヒトです」
というのを読んで、
このチンパンジーのような好奇心旺盛・学習能力が生涯高いということ=人間の知能の高さ
という風に受け取ったのですが、
ネオテニーとは 子供の状態が長い、アインシュタインが子供のままであるような状態のことなのですか?
それは確かに変です・・汗
ですが
「好奇心が旺盛で,学習効果が高いですが,このまま生涯を終えるようになったものがヒトです」
というのが説なのですよね・・???
これは人間が子供のまま、ということなのですか・・??????
何かとっても混乱してきました・・・・
No.5
- 回答日時:
No.2さんにご紹介いただいたJagar39です(笑)。
こんな風に引用していただけるのはなんだか嬉しいですね。私も「そういう性質に品種改良されたから」という考えです。
ネオテニー説は確かに納得する部分も多く面白いのですが、精神的なことまでネオテニーで説明するのは無理があるのではと思っています。
ネオテニーとは「幼形成熟」という訳語のとおり、解剖学的あるいは生理的に幼体の状態を保ったまま"成熟"することですから、精神構造まで幼体の状態を保つというような結びつけは飛躍が過ぎると思いますね。
ま、ネオテニーで性質まで説明しようとすると、解剖学的には非常にオオカミに近いシベリアンハスキーがヒトには誰彼構わず友好的だったりするあたりで矛盾が生じてしまいます。幼児的といえばハスキーの性質はまさに"幼児的"ですからね~。
品種改良とは人間に都合の良い形質を抜き出してその子孫を残す、という作業の繰り返しです。家畜ですから人間に扱いやすい性質を持たないと都合が悪いわけで、ヒトに親愛の情を示す個体を選抜してきた結果が現在の犬の性質ということになるのでしょう。
ただ、性質(性格)は遺伝だけで決まるものではないので、例えば野良犬がヒトに懐かないのも矛盾はしていないと思います。その野良犬の子供を子犬から育てればやはり懐いてくれるでしょうし。
逆にアライグマなど、産まれたばかりの頃から飼育しても決してヒトに懐かない動物がいることも、性質は環境だけで決まるのではないということを示していると思います。
ただ、ヒトに懐かないとされている動物でも、稀にヒトに懐く性質を持った個体はいるでしょうから、例えば成体になってもヒトに懐くライオンをピックアップして数千年かけて品種改良すれば、中型犬くらいの大きさで寝るときには喉を鳴らしながら布団に潜り込んでくるライオンができるでしょうね。
「ヒトに懐く」正確には「ヒトに懐きやすい」性質が1つの遺伝子だけで決まっているのならば、数代で大きさはともかく家庭で飼えるライオンができるでしょうけど、そんなわけはなく多数の遺伝子が複雑に作用してそういう性質が形成されるのでしょうから、人間に都合の良い遺伝子だけをピックアップするには長い代数が必要になるはずです。
犬はもうかれこれ5,000年くらいはかけて品種改良されてきたわけですから、「性質」に関する部分では遺伝的に極めて均一な品種になっているはずです。
飼われ方とかは家庭によって千差万別でしょうけど、ヒトと見れば牙を剥くラブラドールなんて滅多に見ませんし(私は見たことがないです)、泥棒に尻尾振ってじゃれつくドーベルマンも滅多にいないですよね(私は1頭知ってますが)。
軍用犬として改良されたドーベルマンやシェパード、猟犬でもセッターやレトリーバー、ビーグルなどそれぞれ用途が異なりますし、それぞれ見事に「用途に合致した」身体的あるいは精神的な性質を持っています。
まあ牛や鶏ほど生物として歪だろう、というほどの改良ではないとは思いますけどね。犬科の動物としての特徴は色濃く残しているとも思いますし。
この回答への補足
専門家の方からのご意見、有難うございます。
>ネオテニーとは「幼形成熟」という訳語のとおり、解剖学的あるいは生理的に幼体の状態を保ったまま"成熟"することですから、精神構造まで幼体の状態を保つというような結びつけは飛躍が過ぎると思いますね。
そうですか。ネオトニーの話は初めて聞いたのですが、イヌが好奇心旺盛・ヤンチャなのはネオトニー説より品質改良が有力ということですね。確かにハスキーって狼に似てるのにとてもヤンチャですよね。
NO3の方に質問をぶつけまくってしまったのですが、Jagar39さんにも少し聞いてもよろしいでしょうか?;
そもそもネオトニーがよく分からなくて恐縮なのですが なぜか興味を持ってしまったのでネオトニー説と仮定した場合の質問ですが・・
NO3の方へのコピペで申し訳ないのですが
少しご教授願います
>実は我々ヒトもサルのネオテニーだという考えがあります。チンパンジーは3歳までは遊び好きで,好奇心が旺盛で,学習効果が高いですが,このまま生涯を終えるようになったものがヒトです。
知りませんでした。猫もイヌも子供の頃は学習能力が旺盛ですが 途中から学習能力・知能?がストップし、ずっとそのままの知能ということですよね。
でも人間の知能・学習能力はストップせずに向上していく・・こういうことでしょうか?
私は、動物は知能が単に人間より低いから、一生同じ知能のままなんだなーと思ってたのですが そんな説があったとは。
人間はサルのネオトニーかもしれないから、死ぬまで学習能力がレベルアップ・好奇心旺盛ということですか?
ふと思ったのですが、人間はずっと学習能力が高く好奇心旺盛で、生涯、知能がレベルアップ・・するのですか?
ヒトのネオトニー説の話を聞いていると 一人の人間の学習能力の限界・知能の限界がないかのように受け取ってしまいますが、それは本当ですか・・?
結構ある地点で知能が止まっているような・・ついでに好奇心も・・
それともこれは、ネオトニーというものと全然関係ない話でしょうか?でしたらすみません^^;
>結論はイヌにとってはヒトは母親であり,遊び相手ですから「私の方を向いてよ。かまって頂戴。お願い…」なんだと思います。しかし,15年から20年経ちますと徐々に大人になりイヌもヒト離れします。是非そこまで長生きをさせてあげてください
イヌが大人になるということは 狼の幼児期を抜け出して、大人の狼のような状態になることを指しますか???????
私のイヌもネオトニー的な状態から野生の狼のような大人になれますか?
*************************************************************
という質問をNO3さんにぶつけてしまったのですが よく分からなくなってきました・・
特に私が飼っている普通のイヌがネオトニー的な性質から脱して野生の狼のような状態になれるのかどうか気になります!
昔、世界一お馬鹿なキャバリアを飼ってました。
あのイヌがちょっとでも狼の成犬のような性質になれるのか・・
あくまでネオトニー説を仮定した場合の質問になってしまい、ご回答を無視してしまったようですみません。
ご回答の内容だけなら、非常によく理解でき、自分の中でもスッキリできるのですが・・
No.4
- 回答日時:
進化の適応は環境や生活スタイルにより違います。
犬は人間にかわいがられることが子孫を残すためのたいへん重要な条件で、かわいがらる犬は子孫を残せたけど、かわいがられない犬は結果として子孫を残せなかったということです。ご回答有難うございます。
>犬は人間にかわいがられることが子孫を残すためのたいへん重要な条件で、かわいがらる犬は子孫を残せたけど、かわいがられない犬は結果として子孫を残せなかったということです
そうですか・・こんなハードなイヌの歴史があったとは・・
では今我々の周りにいるイヌというのは かわいがられることで結果生き残れた優勢のお嬢様たち、愛玩犬たちなんですね。
No.3
- 回答日時:
コンラントローレンツとい動物行動学者が,イヌにはジャッカル系とオオカミ系があって,ジャッカル系は誰にも良くなつきオオカミ系は主人にしかなつかず行動も違うといった説が一時期広まりました。
しかし,DNAによる系統樹等から現在は全てのイヌがオオカミを先祖としているということが解っています。オオカミからいかにして現在のイヌができあがったのかですが,選別による家畜化といってしまえばその通りですが,一つの方向はオオカミのネオテニーです。ネオテニーとは幼児期で一生を終えるようになったもののことです。オオカミの幼児期は,大人に甘え,遊び好きで好奇心旺盛です。また,その形態は頭が大きく,顔が丸く,耳はたれ,鼻も前に突き出しません。
私は個人的には,このオオカミの幼児期で生涯を終えるようになったものがイヌという考えに賛成です。実は我々ヒトもサルのネオテニーだという考えがあります。チンパンジーは3歳までは遊び好きで,好奇心が旺盛で,学習効果が高いですが,このまま生涯を終えるようになったものがヒトです。
結論はイヌにとってはヒトは母親であり,遊び相手ですから「私の方を向いてよ。かまって頂戴。お願い…」なんだと思います。しかし,15年から20年経ちますと徐々に大人になりイヌもヒト離れします。是非そこまで長生きをさせてあげてください。
この回答への補足
専門的ご回答有難うございます。
>イヌにはジャッカル系とオオカミ系があって,ジャッカル系は誰にも良くなつきオオカミ系は主人にしかなつかず行動も違うといった説が一時期広まりました。しかし,DNAによる系統樹等から現在は全てのイヌがオオカミを先祖としているということが解っています。
知りませんでした!!じゃぁ犬のすべてはオオカミが先祖なのですか?
私はいまダックスを飼っていて その前はキャバリア犬を飼っていました。キャバリアもオオカミの血をひいているのですか・・!!?とてもそうは思えない、天使のようなお馬鹿犬だったのですが・・。オオカミとしての本来の本能のようなものが全く感じられませんでした・・
ネオトニーの話は知りませんでしたのでWikipediaで少し調べてみました。つまりオオカミの幼児期の「精神構造」が今の犬の状態ということでしょうか?
ウーパールーパーとか体が未成熟?の生物がWikipediaに載っていましたが犬は肉体は大人ですよね?
そして犬が人間になつくのは 家畜化で改良された OR ネオトニー説ということでしょうか?
>実は我々ヒトもサルのネオテニーだという考えがあります。チンパンジーは3歳までは遊び好きで,好奇心が旺盛で,学習効果が高いですが,このまま生涯を終えるようになったものがヒトです。
知りませんでした。猫もイヌも子供の頃は学習能力が旺盛ですが 途中から学習能力・知能?がストップし、ずっとそのままの知能ということですよね。
でも人間の知能・学習能力はストップせずに向上していく・・こういうことでしょうか?
私は、動物は知能が単に人間より低いから、一生同じ知能のままなんだなーと思ってたのですが そんな説があったとは。
人間はネオトニーかもしれないから、死ぬまで学習能力がレベルアップするということですか?
ふと思ったのですが、人間はずっと学習能力が高く好奇心旺盛で、生涯、知能がレベルアップ・・するのですか?
ヒトのネオトニー説の話を聞いていると 一人の人間の学習能力の限界・知能の限界がないかのように受け取ってしまいますが、それは本当ですか・・?
結構ある地点で知能が止まっているような・・ついでに好奇心も・・
それともこれは、ネオトニーというものと全然関係ない話でしょうか?でしたらすみません^^;
>結論はイヌにとってはヒトは母親であり,遊び相手ですから「私の方を向いてよ。かまって頂戴。お願い…」なんだと思います。しかし,15年から20年経ちますと徐々に大人になりイヌもヒト離れします。是非そこまで長生きをさせてあげてください
イヌが大人になるということは 狼の幼児期を抜け出して、大人の狼のような状態になることを指しますか???
私のイヌもネオトニー的な状態から野生の狼のような大人になれますか?
質問攻めですみません!
No.2
- 回答日時:
要するに家畜化したということです。
人間にとって飼い易い動物を選別していった結果ですね。人間の都合で改良したので自然界から考えると不合理になります。http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3532584.html
においてNo.5さんの回答が参考になりますので参照してください。
No.1
- 回答日時:
犬は狼からの進化では、無いでしょうか?猪から豚のような。
犬も獰猛だったと思いますが、子犬を捕まえて、飼うとなつく事の連続ではないでしょうか?私の家も何匹も犬を飼いましたが、1匹だけ、人をかむので、仕方なく、山に捨てた事が有りました。その他の犬は、すべて子犬から飼い、どれも良くなつきました。昔は放し飼いや、野良犬の集団なども有り、やはり、大人になって飼った犬は駄目でした。貴重な経験談有難うございます。
>犬も獰猛だったと思いますが、子犬を捕まえて、飼うとなつく事の連続ではないでしょうか?
やっぱり人間の側が飼いならすうちにそうなるということですね!(’o’)
>大人になって飼った犬は駄目でした
やはり成犬になってからでは駄目なんですね。
子犬の頃に首輪をつけっぱなしのまま人に捨てられた犬で、私の飼っている犬に噛み付いてきた大型犬がいました。首輪のせいで首が痛んでるし、誰にも自分を触れせないのだそうです。
餌を間接的に与えることしかできないそうです。
犬にもトラウマがあって大人になると治せないのか・・
可哀相な犬だと思いました。
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