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ローサルファ燃料は環境にとてもよいと聞きました。燃料に硫黄がない・少ないことまでは突き止めました。
しかし燃費もよくなりますか?よくなるとしたら理由が知りたいです。どなたか知っている方お願いします。

A 回答 (1件)

石油燃料中の硫黄分は30年前の大気汚染の主犯で、当時は酸性雨による森の荒廃や都市のスモッグの原因として、その含有分を低くする事が求められました。


その結果今回のローサルファー化(500ppm→50ppm→10ppm)が行なわれる以前にも、大気中の硫黄分に関しては「石油燃焼由来の二酸化硫黄より、火山等から出るものの方が多い」状態になっていました。
従って最近2回の硫黄分規格の変更は、大気に放出される硫黄化合物を減らすのが目的ではなく、NOxやPMと言った他の汚染物質を抑える機器の中の貴金属に、硫黄分が作用して機器の働きを低下させる事を防ぐ為のものでした。
硫黄分は多数の貴金属を腐食させるので、たとえ微量でも燃料系統内に貴金属を使用した機器を導入させる妨げになります。
硫黄分の低下自体が燃費の向上に繋がる訳ではありませんが、環境対策だけでなく燃費改善の関連機器を導入し易くなる点でメリットがあると言えるでしょう。
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この回答へのお礼

なるほど!!直接燃費には関係ないけど環境対策や関連機器の導入しやすいなどの理由があったんですね。
詳しく教えていただきありがとうございます。

お礼日時:2007/12/04 11:45

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