No.8
- 回答日時:
ANo.5 私達は最高のブラフマにいたることをしない、途中での神通力や神秘で終わってしまう、信仰はいけないとされておりますが、ガンジスはガンガともいいいわゆる聖なるヒマヤラに起源する神の妻として、神の第一の現れです。
爬虫類の龍などの水神とは区別されております。森はいろんなアストラル存在であり、意識です。これも神の意識の一つになっております。私達の信仰です。
長野県上田市に、日本の中心となっているこの神社は大地です。
ここの最高の神職さましかこれを見たり、もちろん傍にも寄れません。氏子総代でも、もちろんだめです。
こういう山そのものなどを信仰・尊崇することは多々あります。
ヒマラヤも信仰してます。みな最高神の化身ですから。
なるほど、不動の巨大自然物への畏敬ですね。
自分の視点を改めて、別方向から見る良い機会になりました。
詳しい回答を頂きありがとうございました。
上田市の例は初めて聞きました。実に興味深いです。
最近は「蟲師」というコミックにハマっておりまして、
これを見るとマクロ的な視点で「山」を畏怖しているのではなく、
「山」の生物を統括しているヌシや、巨大であってもあくまで生物である「蟲」の集合という存在を対話対象に据えたミクロ視点の物語でして、この考え方を基盤にすると皆様の回答は非常に新鮮でした。
また、逆に畏敬の存在となり得ないものも探しております。
日本人は何でもかんでも畏敬の対象にしそうですが、それでも漏れているものをピックアップできないものかと思っていますが、これは別で質問を切りなおした方がいいですかね。
・時間・空間
・海
・血液等の人間の構成物
(これはマイケルジャクソンが人の脳をコレクションしている辺りで畏敬物対象外とするのはちょっと難しくなりますかね。一種の信仰かもしれませんし。)
・思想・時代・国家・宗教そのもの
こう考えるとキリがありませんね・・・やめておきます。
No.6
- 回答日時:
>ギリシャ化、ローマ化、あるいは欧米的民主主義を受け入れる土壌が崇拝対象と関係して来るんでしょうかね
一神教の下では自然崇拝の原始宗教は抹殺され、わずかに生活習慣としてその一部が姿を換えて今日まで残っていると思われます。キリスト教の場合はクリスマスツリーやハロウイーンにその姿が見られます。北米や中南米のインディアン(インディオ)はカトリックやプロテスタントでありながら、部族の宗教的習慣を色濃く残しています。
なおギリシャ、ローマ(キリスト教公認以前)の宗教は一神教ではないので日本人にも理解し易い宗教的環境にあります。
この回答への補足
キリスト教が土着信仰と融合して行く様はこんな感じでしょうか。
http://ikuzi2.blog73.fc2.com/blog-entry-2253.html
回答ありがとうございます。
南米インディオの宗教は初めて聞きました。
クリスチャンだったのですね。
>なおギリシャ、ローマ(キリスト教公認以前)の宗教は一神教ではないので日本人にも理解し易い宗教的環境にあります。
塩野七生氏がこれに言及していて、一神教の欧米研究家がローマ時代を見る時に多神教が理解できずに何らかの理由をあくせくとつけるのだそうです。
代わりに、多神教を背景とする日本人の方がローマを理解しやすいのではないか、と言及していましたが、なんだかそうした欧米人を見ると微笑ましいですね。国としては信用おけませんが、人間臭い人が多いので欧米はわりかし好きな部類です。
土着と融合したキリスト教で、ケルト流の十字架を思い出しました。
もしくは、アフリカでのキリスト像が黒人だったりとかですかね。
No.3
- 回答日時:
上記以外にも、星辰信仰や、月への信仰(月神)、天使や精霊、悪魔や「チャネリング」で「宇宙天使」等と云われる存在までさまざまです。
崇拝対象に共通するのは全てのものに魂が宿り、その背後に神仏等の超越者が存在するといった傾向と言うよりは共通点があります。傾向で言うならば「自然崇拝」に当たると思います。日本もある地域で江戸時代頃にある種の虫に対する信仰がありました。その虫を祀ると裕福になれると言って爆発的な流行を見せましたが幕府によって邪教とされ弾圧されました。なるほど、回答を読んでいていろいろな考えが錯綜され、ちょっと傾向が見えてきました。
直接の御礼ではなく申し訳ありませんが、ちょっと書かせて下さい。
欧米では自然は攻略の対象でしかない為、
手に触れ得ない自然現象のみを神格化し、
その他、日本を含む多神教の世界では、
自然は畏敬の対象であるので信仰の対象となる、
という事でしょうか。私の勝手な想像ですが。
崇拝の対象が山の頂上から裾野まであるとして、
頂上付近のみを崇拝するが欧米、
頂上から裾野を崇拝するのが日本でしょうかね。
フィクションですが、「蟲師」を見るとそんな気になってきます。
思えばユダヤ・キリスト・イスラムが出てきたシリア辺りの風土に一神教の性質が影響されているのかもしれません。
あの辺は完全な礫砂漠だと思っていたのですが、「瑞々しい果樹園が~」とかたまに聞くので実際どうなんだと行って見たい気もします。
>ある種の虫
これってひょっとして、「御器かぶり」ですか?
No.2
- 回答日時:
信仰の対象は宇宙の星から地球上のあらゆる動植物、静物にいたるまで無数にあります。
*身近なもの
滝、岩石、山、巨木、
*動物
熊、ふくろう、シャチ(アイヌの神々)、鹿、猿、狐、牛、蛇など。
日本では八百万の神というように自然界のすべてに神が宿ると信じられています。 アメリカ・インディアンも自然界のあらゆるもの、宇宙現象
にまで神(霊)が宿ると言う信仰があり、南西部のホピ族は300あまりの面を被って祈願をします。面にはトーモロコシや雷まであり、日本の
神楽に似た祝方をします。
この回答への補足
1.
「滝」と回答頂いたので、ちょっと私見を書かせて頂きます。
流動物への信仰(例えば河)は、主観的に見てどう信仰すれば良いのか全く感覚が掴めないんですよ。
と、思いつつちょっと分かったような気がします。
畏怖の念が生ずるのは、人が不可抗力により死んでしまう、対象は何も言わず何も反撃せずという状況により発生するのだと思うのですが、
人の力でどうにもならないような滝や河や雷がそうした畏怖の対象になるのだと思うのです。
2.
シリアなどは砂漠がメインで畏怖の対象が捉え所が無いので一神教が生まれ、日本などは具体的にコレ! という対象が多い為、八百万が生まれたのだと勝手に思っています。
回答ありがとうございます。
思えば、欧米系は自然を崇拝対象にしない、日本を含む非欧米では自然を崇拝対象にしている傾向があるように思います。
ただ、ベルチンジェトリクスがガリアでの氾濫を起こした頃のガリアの宗教が自然崇拝だったような・・・。
それとローマ化以前のブリテンは顔を青く塗ってインディアンのような生活をしていてそれが自然崇拝に近い、というような事をどこかで見たのですが記憶があやふやです。
ギリシャ化、ローマ化、あるいは欧米的民主主義を受け入れる土壌が崇拝対象と関係して来るんでしょうかね。
回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
イワシの頭も信心から
などと言いますので、たとえば日本の汎神論的な環境では、どんなものでも信仰の対象になりうると思います。たとえば、針とか、水子、使わなくなったお守り、人形などを供養することがあります。かまどなどにも神を認めることがあります。
ちなみに、一神教の世界では、神以外を信仰の対象にすることはないと思います。神をイメージした像でさえ、「偶像崇拝」と言って良くないこととされます。
そして、古代ギリシャや古代ローマなどのように、神様がたくさんいる多神教というのもあります。これは、日本などの汎神論と同一視されることも多いですが、厳密には違います。前者は、たくさんいるけど、決まっていて、後者は、森羅万象に神が宿ると考えるので、どんなものにも神性を認めるので、どんな対象でも神でありうるので、自分で勝手に信仰の対象を作ってもOKです。
たしか、江戸末期にある西洋人の技術者が日本に来て、ある日本人はその人の技術を身につけたいと願って、まだ会ったことのないその西洋人をまつる神社を自分で作って毎日拝んでいたといいます。
近年では、横浜ベイスターズの佐々木というリリーフ投手を祭る「浜の大魔神社」というのが作られましたが、誰も罰当たりだとは言いませんでした。何でも神にしていいという日本的な環境がそれを許していると思います。
今思い出しましたが、兵庫県で、北斗七星を祭る神社を見たことがあります。汎神論的世界では、なんでもありです。
この回答への補足
>日本:現存物への信仰
誤りでした。太陽や月への信仰は「お天道様」という言葉に代表されるように、少なからず日本には存在したと思います。
天照大神が太陽を神格化した人格神であるので、正しくは、
日本:神格化した人格神+現存物への信仰
ローマ:神格化した人格神
でしょうか。失礼しました。
日本:現存物への信仰
ローマ:ストーリー中の人物への信仰
なのですね。
実際に触れ得る、あるいは近くに見られるもののみが日本人の信仰の傾向だと思っていたのですが、北斗七星を祀っているのは意外でした。勉強になります。
回答ありがとうございました。
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