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アメリカがイラク戦争を起こした理由は、
基軸通貨ドルを守る自国の利権のため、と聞いたのですが。
つまりイラクが、ユーロ決済で石油取引しようとした
のを気に食わなかったので、無理やり殺戮してドル体制を維持したと。

外国と貿易取引を行うとき、取引当事国同士がユーロにしようと、
合意したとしても、それは認められないのでしょうか?

貿易は必ず、ドルで取引しなければならないというのが、
自由主義経済のルールなんでしょうか?

で、そのルールが破られると、CIAが察知して、空爆がはじまるのでしょうか?

ぜんぜん、自由じゃないじゃん、と普通に感じたのですが、
ドル取引が締め出されてるのは、国内取引と、ユーロ圏内取引だけなのでしょうか?

たくさん質問してしまいましたが、どれか一つでも良いので、
ご教授願います。

A 回答 (4件)

>アメリカがイラク戦争を起こした理由は、基軸通貨ドルを守る自国の利権のため、と聞いたのですが。


コレは理由の一つかもしれませんが、多数の理由の一つにしか過ぎません。このような理由は何時の時代にも転がっています。
イラク戦争は『テロ攻撃でヒスったアメリカがパニック起こして仕掛けた戦争』という表現が一番妥当だと思います。
基軸通貨云々と言うのはパニック要因の一つくらいにはなったかもしれませんが、戦争の理由の全体の数%に過ぎないと思います。

>貿易は必ず、ドルで取引しなければならないというのが、自由主義経済のルールなんでしょうか?
コレは市場原理で決まります。皆がドルが便利だと思えばドルを使いますし、ユーロが便利だと思えばユーロを使うだけです。
かつてはアメリカの圧倒的な経済力+昔からの慣習で皆がドルを使っていたので、ドルは非常に便利な通貨だったので基軸通貨の座は絶対的でした。
しかし、現在ユーロ決済や外貨準備をユーロで持つ国が増えています。

イラク戦争はドルにとって明らかなマイナスです。
何故ならあの戦争はアメリカのイメージを著しく傷をつけ国際社会のドル離れを加速させたからです。

>ぜんぜん、自由じゃないじゃん、と普通に感じたのですが、
国際政治では国々がダブルスタンダードを取るのは当たり前のことです。
皆わが身が一番可愛いのです。自国の利益を守るのは義務でも有ります。
まずそれは認識しなければいけません。

しかし、そのダブルスタンダードをおかしいと思うことは正しいです。
国際社会でのダブルスタンダードを封じ込める最も有効な武器は我々の声だからです。
ですから、これからは国際社会ではダブルスタンダードが日常的にまかり通っている事を理解しつつ、それはおかしいという疑問を持ち続けると良いと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>戦争の理由の全体の数%に過ぎないと思います
>ヒスったアメリカがパニック起こして仕掛けた戦争
少し要因が感情的に聞こえました。
石油だけでなく、なにか特別な具体的な利害があったのかな、と思いました。

>イラク戦争はドルにとって明らかなマイナス
>イメージを著しく傷をつけ国際社会のドル離れを加速させた
イラク戦争は、短気戦略のその場しのぎだったのでしょうか。
長期戦略では、ご指摘の通り、マイナスだったのですね。

>ダブルスタンダードを取るのは当たり前
ホンネと建前は、日本だけかなと思ってました。二重基準なんですね。
まあ、中東は特に二枚舌の産物ですもんね。

お礼日時:2008/01/02 01:16

もう一つ、国際政治のダブルスタンダードについてダブルスタンダードと聞くと悪く聞こえるというのであれば『臨機応変』といえば良いと思います。


一つの判断で国益が激しく動く国際政治では、そのような判断が必要なわけです。

ただし、各国では長期的なポリシーと中期的な戦略が有り、その上で短期的な局面で『臨機応変』に対応しているように見えるのに対し、日本には長期的なポリシーも中期的な戦略もなく、『面倒ごとには出来るだけかかわりたくない』と短期的な局面で『事なかれ主義的に右往左往』しているように見えます。
まあ、国際政治は専門外なのですが、戦後日本の外交に中長期的戦略がかけているのは間違いないかと思います。
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この回答へのお礼

なんども、応答ありがとうございます。

>感情的な戦争だった
僕が聞いたイラク戦争の話は、こうでした。

大前提として、アルカイダとフセインに明確な繋がりは、無かった。
国連の査察団は、「大量破壊兵器は存在しない」と調査結果を出した。

そもそもアメリカの言い分は、言いがかりで、イラク戦争は国際法違反だった。

フセインは、中・ロ・仏(常任理事)に石油利権を与え、
00年11月にユーロ決済に変えた。常任理事にアメリカを押さえて欲しかった。

ところが、
アメリカは常任理事の反対を押し切りイラク戦争に突入。
イラク戦争後アメリカは、やはり、03年に石油取引をドル取引に戻し、
中・ロ・仏を追い出し、石油利権を独占した。ついでに復興利権も
まるで、日本の指名競争入札のごとく、アメリカ企業だけで独占した。

アメリカ経済が短期的に、息を吹き返した。
アメリカの財布、コイズミ日本は、アメリカを支持した。
ついこないだまで、国連中心主義とかいってたけど、
結局、日本にとっての世界とは、ほとんどがアメリカなのか…しかし今後は?

長期的にアメリカは、今後の中国台頭を恐れている。
ゴルードマンサックスの予想では、中国は2020年に日本を、2050年に
アメリカを抜き、GDP世界一位になるそうで・・・。

なので、石油利権のイニシアチブを中国に与えたくない。
ただでさえ、上海協力機構SCOに中央アジアの資源を押さえられ、
アメリカは焦っていると。

通貨の話だったのに、話がそれてしまいました。

お礼日時:2008/01/02 20:18

>少し要因が感情的に聞こえました。


あの戦争は冷静に考えれば、メリットよりもコストとリスクが高い事は明白だったと思います。
現にアメリカ以外の国々では、そういう意見が優勢でした。
それにも拘らずアメリカが戦争に踏み切ったのはアメリカが冷静ではなかった。つまりぱにくっていたからだと思います。
つまりあの戦争は感情的な戦争だったのだと思います。

冷静に考えれば
石油で10兆稼いだとしても(稼げてませんが)、戦費はそれ以上使っているのですから割に合いません。
基軸通貨を守るというのであれば『自由の国アメリカ』というブランドイメージを守るべきだったのでしょう。

ですから9・11によって、目の前のニンジンに食いつくような精神状態に追い込まれたのが最大の原因だと思います。
まあ大統領が目の前のニンジン(石油やら正義やら基軸通貨やら)に飛びついちゃうちょっとアレな大統領だったのも大きな原因でしょうけどね。
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基軸通貨はドルと決められているのではなく、人気投票みたいなもので、現実の国際貿易、資本取引の決済に多く用いられている通貨であるドルを基軸通貨と呼ぶのだと思います。


また、対外準備資産として持つ通貨としてドルが各国の通貨当局によって選ばれていることも基軸通貨と呼ばれる所以です。
2,3年前に中国が対外準備資産の一部をドルからユーロに変えてアメリカに圧力をかけたことがありましたが、「アメリカがイラク戦争を起こした理由は、基軸通貨ドルを守る自国の利権のため」との事であれば、今頃は中国とアメリカが交戦状態であると思うのですが。
また、ユーロが基軸通貨に発展する可能性があるかどうかですが、ユーロ圏で対外取引の決済通貨としてドルが多用されている現状では無理なのではないでしょうか。日本経済が好調であった時期、円が第2の基軸通貨を目指したことがありましたが(どこまで本気であったのか分かりませんが、地域の基軸通貨ぐらいは目指したのでしょうか)、経済の低迷とともにうたかたの泡のように消えてしまいましたから、ユーロが基軸通貨に昇格するかどうかは未来の課題ではないでしょうか。
そのようなわけで、「つまりイラクが、ユーロ決済で石油取引しようとしたのを気に食わなかったので、無理やり殺戮してドル体制を維持したと。」いうのはちょっと違うのではないでしょうか。石油利権が大きな原因だあったことは理解しますが、基軸通貨関連はユーロの現在の状況からしても可能性は低いのでは。

「貿易は必ず、ドルで取引しなければならないというのが、自由主義経済のルールなんでしょうか?」におついては、決済は両者の合意さえあればどの通過を使うのも自由です。でも、支払う立場に立つと、自国通貨は除きますが、直ぐに一定の金額が準備できる通貨はドルということになるのでドルを利用するわけです。受け取る側でも事情は同じで、受け取れば自国通貨に換えますが、交換が出来る通貨としてはドルに勝る通貨はありませんからドル取引を望むのです。
小口の取引には自国または相手国の通貨を使うことも多いのですが(海外旅行の両替もそうですが)、大口の取引となるとドル建が多くなるのは取引量の関係で、だからこそドルが基軸通貨なのです。

以上分かりづらく個人的な説明ですが、参考までに。
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この回答へのお礼

ご助言ありがとうございます。

ユーロが好調で、ユーロ高トレンドに対して、
アメリカの財政赤字は、実質は破産寸前だが、
下請け国家・日本に無理やり、莫大な米国債を押し付けている。
つまり、赤字を輸出してるとも聞きました。

また基軸通貨の利点を生かして、大量に刷りまくっているとも聞きました。

イラクと中国の国力の差は、歴然だと思いました。

お礼日時:2008/01/02 01:06

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