No.5ベストアンサー
- 回答日時:
ANO1です。
>やっぱり核心がつかめません
とのことなので、補足をしてみますね。
>経緯、プロセスをあいまいにせずキチンと分析して、
>その分析方法を他の分野に応用するという事なのかな?
そうですね。そんな感じです。
まず全ての事柄を「情報」と「(情報の)受け皿」に分けて、
「情報」が「受け皿」にどのようにして「受け取られる(認知)」かを明らかにして、その結果としての「リアクション(反応)」がどのように起こるのかを明らかにしていこうって感じです。
で、この観点から分析をすすめることを「認知科学」と言いますが、狭義ではANo.3のruehasさんが仰るとおり、「心理学・脳科学分野」の一立場を指しています。
大きな学問(哲学史)の流れでいうと、昔から「人間はどのように世界を認識するのか?」という大きな問いがありました。
ルネサンスを経て近代に入ると、「科学革命」も起こった結果から「科学的な究明をしよう」という流れになります。
そして、色々な説が出てきて、フロイトの「精神分析」やデカルトの「機械論」などが出てきます。
さらに、1950年頃になると、パソコンが開発され「情報(分析)学分野」が発展していきます。
そうした結果として、「霊魂」という「形而上学」的な(あやふやな)モノに頼らなくても、「情報分析」で説明できると考え、その観点から分析しようという試みが始められました。
普通、「認知科学」というと「心理学・脳科学」と「人工知能」の関係で語られることが多いです。
ただ、大きな「定義」では様々な学問に及んでいますし、それに対する反論も成されています。
>機械の動作が細かなところまで解っている様に、
>人間の心理も、機械的に分析して
>というところなのでしょうか?
「心理学・脳科学」分やではその通りです。(他にも社会とか経済とかも、人に見立てた感じで研究したりされます)
所謂「機械論」とか「唯物論」なんかに「化学・物理学」なんかを組み合わせたモノと言えば良いかもしれません。
>なんとなく「と学会」の範疇に近い様感じるところも
>あるのですが、う~ん。
確かに、この理論を極論まで高めると「と学会」になります。
ですが、通常の学問レベルではある程度の「科学的手続き」をもって研究されている段階です。
その先に、やっぱり「トンデモ説だった」となるか「真実だった」となるかは、今後の研究結果次第でしょう。
(昔、「エーテル」という物質が影響していると仮定されていましたが、今では完全に否定されていますしね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%BC% …
因みに、飲んでもMPは回復しません・笑)
因みに、「科学」は「方法の一つ」であって「絶対の真理」ではありません。
そして、「科学的に証明された」も後ろに「かもしれない」が付くことが多いのです。(「アインシュタインの相対性理論」も将来否定されるかもしれない)
まぁ、広義の意味に取れば「科学=学問」という事になりますけどね。
再度の回答ありがとうございます。
わかりやすい言葉を選んで答えていただきありがたいです。
今までの回答を読み、
>所謂「機械論」とか「唯物論」なんかに「化学・物理学」なんかを組み合わせたモノと言えば良いかもしれません。
という風に漠然と私も感じました。
>まず全ての事柄を「情報」と「(情報の)受け皿」に分けて、
「情報」が「受け皿」にどのようにして「受け取られる(認知)」かを明らかにして、その結果としての「リアクション(反応)」がどのように起こるのかを明らかにしていこうって感じです。
という方法論がどうも核心の様ですね。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
#3です。
>つまり、機械の動作が細かなところまで解っている様に、人間の心理も、機械的に分析してというところなのでしょうか?
はい、その通りであり、それが事実です。
質問者さんにおかれましては回答して下さった方々に言いたいことがあるならばはっきりと仰った方が宜しいと思います。但し、ご自分の意見を述べる以上はそれなりの根拠か、それなりの覚悟を持って頂きます。
>認知科学をできるだけバカにも解るよう、教えてください。
このサイトは、このように最初から自分で責任を持つ気のない適当な発言をするようなひとが参加する場所ではありません。
申し訳ありません。
それなりに、責任を持って質問したつもりなのですが、
回答者様には気を悪くされた様ですみませんでした。
何度も、たいへん丁寧な回答いただきありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
「認知」といいますのは脳が入力された情報に対して結果を判定するということであり、従来は心理学で扱われる概念でした。これが単なる「概念」でしかなかったのは、それは心理学では専ら「原因(入力)」と「結果(出力)」を基にそれを分類するという手法が用いられていたからです。
では、原因と結果の間には「構造」というものがあります。そして、この脳の構造を生理学的、あるいは数学的(情報学的)に解明しようとしたのが「認知科学」です。
上記のような理由から、従来の心理学の手法といいますのは余り科学的とは言えません。このため、当時の学者さんには自分たちの認知科学は心理学ではないというプライドがありましたので、それをはっきりと表明したという経緯もあります。
認知というのは入力に対して結果を出力するということです。ですから、このようにして「認知の構造」というものが明らかにされますと、それは脳の研究だけではなく様々なことに応用できるようになります。
例えば、解剖学的に解明されるならばコンピュータの設計に使えますし、数学的に解くことができればプログラムが作れます。そして現在では、この認知科学の研究手法はコンピュータ、人工知能、言語学など、主に「情報処理を扱う分野」で広く用いられています。
では、元々の脳の構造における生理学的解明は「脳科学」の範疇に分類されており、心理学としては受け継がれませんでした。
つまり、
機械の動作が細かなところまで解っている様に、
人間の心理も、機械的に分析して
というところなのでしょうか?
なんとなく「と学会」の範疇に近い様感じるところも
あるのですが、う~ん。
No.1
- 回答日時:
簡単に言うと、「人間はどのように「認知(認識)」するのか?」というのを、明らかにしようという学問ですね。
例えば、私たちは、「暑い・寒い・痛い・かゆい,,,」と言った「感覚」がありますが、これらはどのようにして「感じる」のか?を明らかにしたり、、、
「うれしい、かなしい、楽しい、恐ろしい、腹立たしい,,,」などの、感情はどのように起こってくるのか、、、。
こういったものは、人間が何らかの「情報」を受け取って「認識」した「結果」であるはずだ、、と仮定し、そのプロセスを明らかにしようという事ですね。
他にも、「人は神を認識できるか?」とか「知識を正しく知るにはどうしたらいいか?」とか、「人口知能を作るにはどうしたらいいか?」とか色々ですね。
哲学、心理学、情報処理学、社会学、脳科学、言語学、、、と学問分野としては非常に多岐に渡ります。
元々は、哲学において古代ギリシアの昔から「問題の一つ」でした。
それが、近代哲学において「認識論の問題」として重要視されていきます。
それが、19世紀~20世紀において「情報処理」という「デジタル」的な考え方で、様々に試みられる事になり、今に至っています。
特に、「人口知能を作る」というのが最大の目標でしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E5%B7%A5% …
回答ありがとうございます。
わかりやすい言葉で丁寧に答えていただきありがたいのですが、
やっぱり核心がつかめません。
経緯、プロセスをあいまいにせずキチンと分析して、
その分析方法を他の分野に応用するという事なのかな?
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