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頭がすごくボーッとしているときに、炭酸ジュースが
飲みたくなったので冷蔵庫を開けました。
頭の中では「炭酸ジュースを飲む=スッキリ、スカッとする」
というイメージがわいています。
しかし、私は何を思ったのか…コップに入れていたのは
飲みたい炭酸ジュースではなく牛乳だったんです(笑)
牛乳を飲んだ瞬間、「スッキリ、スカッとする」と頭の中は
思い込んでいるので、普通の牛乳なのに飲んだ瞬間
ものすっごいマズイ!!!と思いました。
間違えて牛乳を入れていたことには飲んだあと気が付きました。

脳内イメージと実際の感覚にギャップがあり過ぎて
何だか脳が錯覚を起こした感じがありました。
このような出来事は、日常生活の一場面や、感情や、精神病
などと共通する部分があるのでしょうか??
視点を変えれば何かに応用出来るかも?と思ったんです。

分かりにくい文章ですが、ご意見よろしくお願いします!!

A 回答 (4件)

こんにちは。


これはそれほど特別なことではなく、誰にでもあると思います。
私は「砂糖なしの缶コーヒー」を買ったつもりが砂糖入りであったために口を付けた瞬間「うっ、不味ッ!」、というのが良くあります。

我々の脳内で「美味い・不味い」の判定を下しているのは「大脳辺縁系」というところです。ただ、ここは特に味覚を感じるための器官というわけではなく、
例えば、
「炭酸を飲んですっきりした!」
「牛乳の甘味が心地良かった!」
あるいは、
「ガール・フレンドとデートをして楽しかった!」
このように、大脳辺縁系といいますのはそのひとの過去の体験に基づいて学習をし、味覚以外にも様々なことに対して「利益・不利益」の価値判断を行うことができるようになっています。ですから、以前に牛乳を飲んだら腐っていた、過去にこのような不運な体験がありますと、それで牛乳が嫌いになってしまうということもあります。
味覚といいますのは感覚情報として入力され認知・分類されるものです。ですが、大脳辺縁系がこれに対して情動反応を発生させない限り、大脳皮質は「美味い・不味い」の分類を行なうことはできません。ですから、ここで大脳辺縁系が「利益」という反応を発生させることにより、我々は初めてそれを「美味い!」と自覚することができます。

牛乳の味に不利益と判定が下されたのは、そこでは既に炭酸飲料に対しての「欲求・報酬」が決定されてしまっているからです。
大脳辺縁系が不利益という判定を下さなければそれが「不味い」と分類される理由はありません。ところが、果たしてそこでは脳内の欲求とは異なる結果が発生してしまいました。大脳辺縁系は欲求に対応した適切な報酬が与えられなかったことに「不利益」と反応したわけですね。
このように、我々の感覚といいますのは情動によって大きく左右されます。そして、特に味覚といいますのは空腹などの欲求が発生しますとかなりはっきりと変化します。味は気分で変わるものです。ですから、このような状況で咄嗟に感覚を取り違えてしまうというのは、これは誰にでもあることだと思います。
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この回答へのお礼

専門的な回答ありがとうございます。
最初難しくて分からなかったんですが、何度も読み直して納得出来ました。
脳というのは奥が深いですね…!

お礼日時:2008/03/07 09:25

角川21世紀叢書 脳のなかの幽霊


[原書名:PHANTOMS IN THE BRAIN : Probing the Mysteries of the Human Mind〈Ramachandran, V.S.;Blakeslee, Sandra〉 ]
ISBN:9784047913202 333,71p 19cm(B6 角川書店 (1999-07-30出版) ラマチャンドラン,V.S.〈Ramachandran,V.S.〉・ブレイクスリー,サンドラ【著】〈Blakeslee,Sandra〉・山下 篤子【訳】
[B6 判] NDC分類:491.371 販売価:\2,100(税込) (本体価:\2,000)

脳のなかの幽霊、ふたたび―見えてきた心のしくみ [原書名:THE EMERGING MIND〈Ramachandran, Vilayanur S.〉 ]
ISBN:9784047915015 175,47p 19cm(B6 角川書店 (2005-07-30出版) ラマチャンドラン,V.S.【著】〈Ramachandran,Vilayanur S.〉・山下 篤子【訳】
[B6 判] NDC分類:491.371 販売価:\1,575(税込) (本体価:\1,500)

お薦めします。
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この回答へのお礼

面白そうな本ですね。すごく興味があるので、読んでみようと思います。
回答ありがとうございました!

お礼日時:2008/03/07 09:27

脳が錯覚をする、ということで思い出したことがあります。


長い間ブラウン管ディスプレイを使ってきましたが、それを液晶に変えたとき、画面が内側に湾曲しているように見えました。
社内のPCで液晶ディスプレイに切り替えたときにも、同じことを言うユーザがいました。
つまり、凸面になっているブラウン管を見慣れていると、脳がそれを平面として認識するようになっているので、実際に平面である液晶ディスプレイをみると、凸面のつもりで脳が視界を矯正するので凹んでみえるのだと思います。
また、全視界眼鏡とか、遠近両用眼鏡というものがあります。
はじめてこのような眼鏡をかけたときは視界が歪んで、とても使えないと思うのですが、慣れてしまうと脳が矯正してくれるので、違和感がなくなります。
脳ってすごい、のかな?
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この回答へのお礼

ほぉ~!!なるほど。そういった例もあるのですね。
脳って不思議ですごいですね。
回答ありがとうございました!

お礼日時:2008/03/07 09:20

ことわざで言う「心頭滅却すれば火もまた涼し」って奴ですよ。



脳っていうのは意外と騙されやすいもので、
強く思い込むことで誤認することはしょっちゅうあります。

実際にある例としては
・軽い怪我や注射の痛みで泣いてる赤ちゃんをあやせばすぐに笑い出す。
・複数の人に「これは新しい薬のテスト。副作用で少し熱が出るかも知れません」と前置きしてただの小麦粉を飲ますと、
 実際に体温が上がる人もいる。
・想像妊娠。
などが挙げられるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

実際にある例が、とても分かりやすくて納得です。
回答ありがとうございました!!

お礼日時:2008/03/07 09:18

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