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IT系の求人情報を見ていますと、
「○○社の汎用機の運用(オペレーション)業務」で、
「未経験からの○○社汎用機運用からスタートし、上流工程を目指せる環境です。やる気とコミュニケーション能力があれば大丈夫です」
という記述をよく見かけます(この文言は一例ですが)。

そこで質問なのですが、
1.「○○社の汎用機」とは、他と互換性のない○○社独自のハード/ソフト仕様のコンピュータでしょうか。OSがUNIX系ですらない?
2.「運用業務」とは具体的には何をするのでしょうか。PG/SE募集ではないところをみるとソフトを書くのではないようですが。
3.「上流工程」とは何でしょうか。

同様の職種経験者の方に実情をお聞かせ頂ければと思います。

A 回答 (3件)


「汎用機」とは、企業の基幹業務などに利用される大規模なコンピュータを指す用語です。
元々コンピュータは、商用計算用・科学技術計算用などと、
目的別に製作されたため、機種ごとに仕様が異なっていました。
同じメーカーでも互換性は無いのが常識でしたが、IBM社が開発した
System/360というマシンが多目的に利用できるようになったことから、
「汎用機」と呼ばれるようになりました。
とはいえ、互換性を持つのは自社製品のみですから、質問者さんの仰るとおり、
○○社独自のハード/ソフト仕様のコンピュータと言ってよいと思います。
UNIX・Windowsなどのように融通は利きません。

2.
「運用」とは、「物の機能をうまく生かして用いること」です。
「運用業務」とは、情報システムを実行させ、活用することです。
日々利用している情報システムの安全性を確保し、信頼性を維持して、
効率的で安定した動作を実現することです。これを「保守運用業務」といいます。
それでも不測の事態が発生することがあります。
最悪はコンピュータが停止し、サービスが提供できず深刻な影響を与えることもあります。
その際は、一刻も早く原因を特定し、システムの復旧に努める必要があります。これを「障害対応業務」といいます。

保守運用では例えば、コンピュータに故障が発生していないか、
不正使用された形跡がないか、障害の兆候があらわれていないか、
などといった事を定期的に確認・監査する稼動評価、
メーカーが提供する障害対策パッチ情報などを確認してシステムへ適用する定例保守作業、
日々蓄積される業務データなどを有事の際に復旧させる事ができるよう
バックアップの取得・保管を行うバックアップ作業などあります。

障害対応には、障害が発生した際にいち早くそれを検知する為の仕組みを組み込んで日々確認作業を行う監視運用、
障害箇所を調査・特定しサービス復旧に向けて作業を行う障害対策などがあります。

3.
これは運用ではなく、情報システムを開発する場合に用いる用語です。
特にアプリケーションを開発する際、「ウォーターフローモデル」という業務モデルを使用するのが一般的で、
これは、開発工程をいくつかの段階に分け、滝が上流から下流に向かって流れ落ちるように、
上から下に向かって順番に作業をすするめる方法のことです。

システム要件定義
 →外部設計
  →内部設計
   →プログラム設計
    →プログラミング
     →各種テスト
      →納品
       →システムの運用と保守

上流工程とは、システムを開発する最初の段階です。
主に要件定義から基本(外部)設計の工程を指すことが一般的です。

ちなみに、未経験者がIT技術者としてキャリアアップするのに、システム運用業務から入る方法があります。
それは作業が簡単で覚えやすいからです。採用側も、手っ取り早く即戦力になるからです。
一番最初は汎用機のマシン操作(オペレーション業務)から覚えます。
その後のキャリアパスとしては、
1開発(プログラマ・SE)業務に転籍する
2運用の管理業務に就く
3O/S・ミドルウェア等の導入・セットアップ・構築業務を経験する
のが一般的です。
「上流工程を目指せる」というのは、普通1を指します。
ただし、3の業務も上流工程ということがありますので、
その会社がどんな業務を主体にしているかで意味が変わってくるかと思います。

以上、長文失礼しました。
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この回答へのお礼

詳細な回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/22 13:21

> 1.「○○社の汎用機」とは、他と互換性のない○○社独自のハード/ソフト仕様のコンピュータでしょうか。

OSがUNIX系ですらない?

汎用機とは、「メインフレーム」とも呼ばれ、信頼性の高い大型コンピュータの総称です。メーカ(富士通、IBM、日立、NEC等)ごとに独自仕様(OS)をもっており、非常に高価です。
近年は、UNIXマシンなどの信頼性があがってきた事もあり、利用は下火になりつつありますが、まだまだ大規模システムで利用しているところは多いですね。

> 2.「運用業務」とは具体的には何をするのでしょうか。PG/SE募集ではないところをみるとソフトを書くのではないようですが。

基本的な所から書きますが、システムはユーザの要求に基づいて作成されます。作成されたシステムはユーザさんが利用していく訳ですが、システムを利用するのも色々と手間が掛かります(システムがきちんと動いているか監視するとか、電源を落とすとか、システム利用者からの問い合わせに答えるとか・・・)。
前置きが長くなりましたが、運用フェーズとは、既にシステムが出来上がった状態で、システムを利用するために必要な作業になります。
また、ユーザさんが自分でその作業を全て実施する事は少なく、システムメンテナンスなどは、別の会社に委託するケースがありますので、そういったお仕事なのでしょうね。

3.「上流工程」とは何でしょうか。
まず大きく工程の説明をしますと、
(1)要件定義工程(どんなシステムをつくるかを決める)
(2)設計工程(細かい画面レイアウトとかを決める)
(3)製造工程(設計書に記載されたとおり、プログラムを作る)
(4)試験工程(設計書どおりにプログラムができているか確認する)
(5)運用(システムが出来上がった後、システムを使っていく)

一般には上流工程とは(1)や(2)を示す事が多いですね。
つまり、システムを作るうえの順番があって、最初の方に行う作業を上流工程、逆に最後の方で行う作業を下流工程と呼ぶわけです。
但し、今が運用フェーズだとしたら、(4)の試験フェーズも上流工程と呼ぶ場合もありますので注意してください。

あなたの当初の作業は、(5)の運用部分なので「当初は下流工程ですが、今後は、(1)~(4)の上流工程の作業も実施しますよ」という意味だと思います。
また、上流工程ほど、知識、経験、技術(コミュニケーション等)が必要になりますので、徐々にステップアップしていくと良いと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/22 13:22

僕は知ってる範囲で答えします。


1.「○○社の汎用機」とは、他と互換性のない○○社独自のハード/ソフト仕様のコンピュータでしょうか。OSがUNIX系ですらない?
→言い切れない。とにかく互換性が低いのやつを指します。
2.「運用業務」とは具体的には何をするのでしょうか。PG/SE募集ではないところをみるとソフトを書くのではないようですが。
→他人から依頼を受け、作業をするということですよね。
 例えば、ファイルコピー、実行結果のまとめとか。
 これはね、経験はなくていいことです。あまりに技術性がなくて、
 業務上のステップ
3.「上流工程」とは何でしょうか。
→通常はシステムの要件定義、構築決めとかといえます。
 運用担当だから、あなたの業務上の作業をサッポトするため、
 開発担当者が働きますよ。こうした流れですね。

 あなた(要件定義)→SE(設計)→PG(開発)
 
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/22 13:23

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