プロが教えるわが家の防犯対策術!

個人で申請したアイデアが認められ、特許を取得しました。エンドユーザーにとって使いやすいユニバーサルデザインで有り、なおかつ原材料の削減(省資源性)が可能で、容器メーカーとユーザー双方にメリットのある、飲料容器の構造についてのものです。容器を使用する飲料メーカーや販売するコンビニ、UD協会等十数社にサンプルを見てもらい感想や意見をもらったところ、まずまずの反応が帰ってきました。ほとんどが実際に製品化されれば前向きに(価格や供給量,ハンドリング等の条件がととのえば)考えたいとの回答。
しかし、この分野に関して私がアイデアを採用してもらう(つまり売り込み対象)日本の容器メーカーは保守的で閉鎖的な感じで、過去の事例をみてもあまり期待できそうもありません。海外の容器協会等のHPを見ると、アメリカやヨーロッパのメーカーは技術革新やコストダウンに積極的で、日本では見られないようなアイデアがPICKUPされている記事を見かけます。で、いっそのことアメリカのメーカーに売り込みをかけてみようかと考えているのですが。
その際、アメリカでの特許取得が必要でしょうか

A 回答 (2件)

>出願から3年半の時間がかかりました



それだけ経ってしまったら、もうアメリカで特許を取ることは原則的にできません。

>いっそのことアメリカのメーカーに売り込みをかけてみようかと考えているのですが。
>その際、アメリカでの特許取得が必要でしょうか

特許を取得できないものについて売り込みをかければ、盗用される危険性があります。輸出・販売する可能性があるすべての国で出願をしておくべきでした。でも、その米国企業が日本に製品を輸出する際には、YOSSY4さんの特許権に抵触するため、その米国企業はYOSSY4さんに日本での販売の許諾をお願いする(特にYOSSY4さんに特許実施料(ロイヤリティー)を支払う)ことが必要となります。

いずれにしても、外国に出願していなければどっちみち外国で他人がその発明を実施することは阻止できないわけですから、外国企業にアイデアを提供してその国(及び日本以外の国)では無償で実施してもらう代わりに日本での実施料を頂くという手はあります。(その外国企業が日本での販売を考えていなければ全くの無駄になりますが。)

それ以外だと、必死になって日本の企業に売り込むしかないでしょうね。これについては、市場的価値等の諸々の問題もありますので、簡単に論ずることはできませんが。(飲料メーカーが買ってくれるかどうかは価格次第でしょうから、容器メーカーも辛いところだろうと気の毒に思います。)

念のために言っておくと、もしもYOSSY4さんが日本で出願する前に同じ発明について他人(Aさん)がすでにアメリカ等で特許出願していた場合でも、その出願の公開日がYOSSY4さんの日本出願日より後であれば、YOSSY4さんの日本の出願は特許になります。YOSSY4さんの日本の出願がそういう背景の下で日本で特許になっていた可能性も、全くないわけではありません。

そのような場合には、その国ではAさんの出願の方が優先権がありますので、Aさんの出願が特許になっていれば、YOSSY4さんやYOSSY4さんが売り込みをかけた外国企業(B社)がその発明をその国で勝手に実施することはできません。

さらに、もしもAさんの出願がYOSSY4さんの日本の出願の後にその国で出願されたものであっても、その出願日がYOSSY4さんの日本の出願が公開される前であれば、Aさんの出願は(その他の特許要件を満たしていれば)その国で特許になります。

しかも、アメリカは先発明主義です。出願は後になったけど発明は先にしていたという主張が通れば、YOSSY4さんの日本出願の公開日後の出願のせいでB社が実施できなくなる恐れもあります。

つまり、YOSSY4さんの日本の出願が特許になったからと言って、他人が外国で特許を取っていなかったとは言えないんです。外国で売り込み・販売を行う場合には、その点について特に気を付ける必要がありますので重々ご注意を。
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日本の特許権は日本国内にしか及ばないから、


米国で販売するにはやはり米国での特許権があった方がいいでしょう。
「有利になる」ということであり、「必要である」ということではないのですが。

> 個人で申請したアイデアが認められ、特許を取得しました
とのことですが、
日本の特許庁(ですよね?)にそれを出願したのはいつですか?

というのは、日本出願から1年以内に外国に出願すれば、
優先権の対象となり、
出願日を日本での出願日ということにしてくれるのです。
審査において有利になります。

逆に1年以上既に経っていて優先権が使えないと、
自分のアイデアで自分の特許出願が拒絶されるという、
しゃれにならない事態になる可能性もないとはいえません。

詳細は特許事務所に相談してください。
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この回答へのお礼

kumataroさんありがとうございます。もちろん日本の特許庁です。
ご存知のように、特許の出願から公開までで1年半、それから審査で2年かかり、特許査定がおりるまで出願から3年半の時間がかかりました。
図面や明細書も多く、いままでも結構費用がかかったので、簡単な方法で試してみたいんですが・・・
やはりそのまま売り込むのは、権利保護の観点から見て危険ですかね。

お礼日時:2008/03/28 11:55

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