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刑務所の運営費と収監者にかかる費用は税金で賄われていると聞きました
運営費に税金が導入される事に関しては理解できます
刑務所で働いている方々の給料や光熱費食費・建物の維持費
他にも色々あると思いますが収監者の分も含まれているのですか?

色々な方の意見があり不満や疑問もありましたが知りたいのは
刑務所に収監されている人達は住民税や健康保険税や国民年金は
収めているのですか?

収めていない場合の疑問
一般社会で暮らしている者と同等でないのは何故ですか?

A 回答 (2件)

#1です。


>服役中の人達に税金が使われているのはどうも納得出来ない
気持ちは分かりますが、私としては、社会の安定のために必要な経費だと思っています。

日本の刑法とその運用については、欧米の刑法にはない、独自の知見があります。
それは初犯に対してなるべく執行猶予をつけ、収監する前に保護司などの監督の下で、再起を目指すということです。

これは、鬼平犯科帳で有名な長谷川平蔵が江戸時代に行った人足寄せ場が元になっているといわれています。
当時の日本は各地で飢饉があり、食い詰めた人が江戸に沢山やってくるという状態で、すでに職がなく、しかたなく盗みをしたり、悪に手を染める地方出身者が沢山いました。
これをいくら厳罰で取り締まっても、後から後から新参者がくるのでキリが無かったのです。
結局江戸の治安はどんどん悪くなるばかりでした。
そのため長谷川平蔵は、方針を転換し、手に職を付け江戸や江戸近郊で仕事に就けるように、微罪の者をここに送り、更正させました。
これが効果を発揮して、江戸の治安はよくなったようです。

今現在でも、日本の治安は世界一といわれています。これには収監されないで保護司に預けられるような仕組みがあるからだと言われています。


その上で、やはり社会的弱者の犯罪率が多い(これは古今東西かわらない原則です)と言うことに目を向ければ、たとえば低所得者層に対する援助・福祉活動に対する費用と、それでもそこから一歩踏み出して犯罪を犯してしまった人に対する、更正費用(保護観察の費用・刑務所の費用・裁判の費用)が、社会の安定・公平への重要性と言う点において、どれほどの違いがあるのかという点に着目して欲しいのです。

最近は「死刑になりたいから、人を殺した」というような犯罪者もおりますので、死刑をはじめとする厳罰主義だけでは、社会の安全をとりもどすことはむずかしいでしょう。
また、今のように経済的に厳しいときは、社会的弱者である若者がむしゃくしゃして、さらに弱いホームレスをしに至らしめるという悪循環も起きています。
もちろん犯罪を犯すことは許すべからざることですが、本当に悪いのは犯罪を犯した人だけでしょうか?

このようなことを考えれば、犯罪を犯し、罪を償った上で更正させる仕組みが無ければ、もっと自暴自棄になって凶悪な犯罪を犯す人もでてくるかもしれません。

社会の安定・更正という観点から見れば、落ちてしまった人を救い上げ、更正させる仕組みは絶対必要だといえます。
そのコストの負担は、その社会構成員が負担すべきでしょう。
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この回答へのお礼

納得できなかった疑問に再びの回答ありがとうございます

長谷川平蔵ですか 知っています(テレビ時代劇)
実在していた人だったのですか~ 知りませんでした^^;

治安回復の為に始めた事が更正させる・・・ですか
江戸時代からあったなんて知りませんでした
 (図書館で調べてみます 勉強しよう)

更正させるために必要な費用の負担は社会全体で・・・ですか
更正・・・望ましい事です 

近頃の凶悪犯罪を犯すのは本当に弱者でしょうか?

難しい問題だと思っています
来年始まる裁判員制度・・・

じっくりと考えてみます
お付き合いいただきありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2008/04/24 22:18

確か免除というか、払う必要はなくなるはずです。



理由は簡単です。
服役するということは、公民権の停止を伴うからです。
公民権とは、自分の財産を所有する権利や自由に活動する権利、選挙(被選挙)の権利と同時に納税の義務、勤労の義務があるということです。

服役中は財産権は停止、選挙権も停止ですので、義務の対価(つまり権利)を得られない以上、義務も発生ということです。

服役中の人は、社会的に存在していないのと同じだということです。存在しない人からは、税金をとれないのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

なるほど、すべての権利が無くなる
社会的に存在していない・・・

罪を犯した人は自由と権利を失い
監視される人生を送る事になるのですね

服役中の人達に税金が使われているのはどうも納得出来ない
と言う人達がいるのですが実は私も同感です

お礼日時:2008/04/23 19:15

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