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資料
「高齢犯罪者については,その増加が著しいため,全体の人員(事件数)に占める高齢者の人員(事件数)の比率(高齢者比)は漸増しており,一般刑法犯検挙人員では平成10年の4.2%から19年の13.3%・・にそれぞれ上昇している。」

「高齢者人口10万人当たりの高齢者の対象人員の比率(高齢人口比)を用いている。一般刑法犯検挙人員では,平成10年に男女別にそれぞれ106.4と39.0であったものが,19年には284.2と97.4・・にそれぞれ上昇している。」

「高齢犯罪者の伸びが,単に高齢者人口の伸びの影響を受けているのではなく,刑事司法の四つのどの段階においても単位人口当たりの犯罪者数が増加しているもので,最近10年間に高齢者がいかに刑事司法手続・処遇の中でその存在感を増しつつあるかが分かる。」

「平成3年版犯罪白書のはしがきにおいて,「そもそも犯罪とは,若い者が若気の至りで犯すもので,大抵の者は,年を取れば分別もつき,同時に,犯罪を犯すような気力も体力も落ちるから,次第に犯罪から『足を洗う』ものだという先入観があった」とあるように,高齢者と非高齢者の各年齢層が犯す犯罪の件数やその検挙人員には,大きな開きがあるのであろうか。」

 「確かに平成10年(図2の左端)においては,人口10万人当たりの検挙人員は,20歳代の298.8から70歳以上の50.1まで年齢層が上がるにつれて,単位人口当たりの検挙人員は下降している。つまり,若い者ほどより多くの犯罪を犯しやすいという常識がそのまま当てはまっている。

ところが,各年齢層の折れ線は,その後何度か交差し,かつ,その差異がやや小さくなり,19年(図2の右端)では,人口比が最も低いのは70歳以上の155.8で,次に65~69歳(230.1)となり,ここまでは平成10年と同じ順位でも,その次に高いのは,40歳代(235.0),60~64歳(243.3),50歳代(247.7),30歳代(255.2),20歳代(410.0)と中年層の順位が入れ替わり,各年齢層間の差も小さくなっている。

さらに,70歳以上の平成19年の人口比(155.8)と10年の50歳代の人口比(156.1)を比較するとほとんど差がないことから,最近の70歳以上の高齢者が,平成10年の50歳代の中年者と同等の比率で犯罪を犯していることが分かる。

また,最近10年間における人口比の上昇幅を見ても,65~69歳の高齢者では100.6から230.1と129.5ポイントと大きく上昇しているのに対して,例えば40歳代では166.1から235.0と68.9ポイントの上昇にとどまっており,高齢者ほど人口比(犯罪率)の伸びが高く(20歳代を除く。),非高齢者が犯す犯罪の水準に年々近づいていることが分かる。」

「平成9年と19年の人口分布は,年齢層ごとに若干高低が見られ,その影響も無視はできないものの,一般刑法犯検挙人員は,14~19歳では9年が19年を上回っているのに対し,20歳以上では逆転し,60歳代では19年は9年の約2.5倍,70歳以上では約4.6倍となっている。平成9年までは,年齢層が上がるにつれて,ほぼ検挙人員が階段状に少なくなる傾向が見られたものの(いわゆる「団塊の世代」が含まれている年齢層はやや高くなっている。),19年では,各年齢層間の差異が小さくなっていることが分かる。」


治安悪化を体感するについて、身近で犯罪に巻き込まれたり、犯罪を認知することが大きな要因であると考えられますが、60歳前の予備軍を含む高齢犯罪者が、総数およびその世代に含まれる割合とともに、爆発的に増えています。

「最近の70歳以上の高齢者が,平成10年の50歳代の中年者と同等の比率で犯罪を犯していることが分かる」とされており、また、「特に,「団塊の世代」(昭和22年~24年に生まれた者)に属する新受刑者の数は,9年(当時「団塊の世代」は48歳~50歳くらい)及び19年(同じく58歳~60歳くらい)ともに,ほぼ同水準を保って顕著に多いことが見て取れ,今後,高齢犯罪者の増加を抑えていかなければ,「団塊の世代」が高齢に達するとともに,現在よりもはるかに多数の高齢新受刑者が生まれるおそれがある」とされます。

http://www.jcps.or.jp/body/051_2003.html

体感治安のさらなる悪化は不可避の情勢とも考えられますが、原因と対策についてご回答をお願いします。


参考
「既に平成3年版犯罪白書も,受刑者中60歳以上の者の割合が,当時日本より60歳以上の人口比率が高かったドイツなどよりもはるかに高いことを指摘していた。今回の白書によれば,ドイツでは全受刑者中60歳以上の者が3.0%しかいないのに対し,日本は諸外国を大きく引き離す12.3%である。犯罪者の高齢化は多くの国で見られるが,日本ほど急速に進んだ国はない。」
http://www.jcps.or.jp/body/051_2001.html

A 回答 (3件)

>>体感治安のさらなる悪化は不可避の情勢とも考えられますが、原因と対策についてご回答をお願いします。



言いたいことは高齢者犯罪をなんとかしてくれ!ですか?一般人が感じる体感治安は若者による犯罪のほうが断然強いのですよ 年配者がこわくて困るなど聞いたことがありません
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2009/05/31 00:45

資料の丸投げで全部読んでから回答は難しいです。



質問者さんが資料の要点を整理して質問そのものをもっと簡素にして質問をしなおした方がたくさんの回答者さんから回答が得られると思います。

この回答への補足

資料からみたまとめ
1.平成19年、一般刑法犯検挙件数に占める65歳以上の高齢者の割合は、9年前の約3倍に増加している。検挙人員の13.3%は高齢者である。つまり高齢犯罪者の割合が増加している。当然総数48,605人と増加している。60歳以上にすると、69,220人(18.9%)となる。

一方少年刑法犯検挙件数は、昭和58年の戦後第3のピークにおいて317,438人であったものが、大まかには減少を続けており平成19年は149,907人であった。

2.高齢者10万人あたりの検挙件数でも、9年前の約3倍近く増加した。つまり、高齢者全体に占める犯罪者の割合が増えている。

3.例えば、平成19年の70歳以上は、平成10年の50歳代と同等の比率で犯罪を犯している。例えば、平成19年の65歳~69歳は、平成15年の30歳代に並ぶ比率で犯罪を犯している。

4.同世代10万人当たりの検挙人員は、通常若いほど高く、歳をとると低くなるが、平成19年では、70歳以上155.8人(9年前の4.6倍)、65歳~69歳230.1人、40歳代235.0人、60歳~64歳243.3人50歳代247.7人、30歳代255.2人、20歳代410.0人と中年層の順位が入れ替わり,各年齢層間の差も小さくなっている。

4.単に高齢化社会であることとしては理由とは考えにくい。ドイツでは、受刑者に占める60歳以上割合は3%であるが、日本ではその4倍以上の12.3%となっている。

5.これから高齢者に加わる団塊の世代は、受刑者でみても顕著に多い世代であるので、この世代が加わると、爆発的に高齢犯罪者が増える恐れがある。

この原因と対策ということですがよろしくお願いします。

補足日時:2009/03/08 22:41
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2009/05/31 00:46

この前テレビで刑務所内が放映されてました。


なかなか綺麗で冷暖房が入っていて、食事も健康的でヘルシーな内容でした。
河川敷で寒風に吹きさらされながらホームレスやってるより、ちょっと悪さをして捕まって快適な環境で暮らせる刑務所のほうがとても良い、、、ということで、特に高齢者が好んで入所してくるそうです。

罰を受けるべき処が、娑婆(俗世間)より、快適に過ごせる場所だったら、犯罪おかして入所したがるのではないでしょうか?

刑務所は、環境も劣悪で食事も最悪なものとかを出さないと、
娑婆より過ごしやすい、、、のでは犯罪は減らず、却って一人暮らしの高齢者は、病院も歯医者もあって いたれりつくせりの刑務所だったら
家賃もいらないし、入りたがるのではないでしょうか?

高齢者の犯罪の増加は「快適でいたれりつくせりの過ごしやすい」刑務所、、、、にあるのではないでしょうか?

もっと劣悪な環境の刑務所だったら 誰も入りたがらず犯罪も減ると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

お礼日時:2009/05/31 00:47

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