激凹みから立ち直る方法

たまたま昔のマイラインに関する資料を目にして、ふと思ったのですが・・・。

マイラインでは、市内、県内市外、県外、国際ごとに事業者を選択でき、KDDIやソフトバンクなどの中継系事業者も「市内」で選べるようになっているのですが、これらの中継系事業者はどうやって市内サービスを提供したのでしょうか?

質問は、マイライン以後にサービスが始まった直収電話のことではありません。あくまで当時のマイラインに関してです。ちょっと検索すると「マイラインを機に中継系事業者が市内に参入」などと書かれた当時の記事が見つかりましたが、それ以上のことは分かりませんでした。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

>KDDIやソフトバンクは、マイラインを機に、各NTTローカル局に交換機を置いたということでしょうか?



マイライン導入以前にソフトバンク等は交換機を置いていたと思います。ただ、置いただけでは誰も使用しないので、「利用者に使用する機会を与えろ」とソフトバンクなどが圧力をかけた結果がマイラインだったと思います。また、マイラインの背景には当時の中央省庁による通信事業の解放という事情がありました。当時の電話事業はNTTの独占でした。しかしそれでは市場の閉塞・独占価格による利用料金の高騰・サービスの質の低下などが懸念されたため、中央省庁主導(総務省だったかな?)による通信事業の解放が行われていました。そしてソフトバンクなどが総務省に申し入れをし、総務省が検討し、NTTと話し合った結果、マイラインということになったのだと思います。
よく「ソフトバンクの孫さんのおかげで日本の通話料金が安くなった」と言われているのは孫さんがこの機会に積極的に参入し低価格サービスなど打ち出したことで、NTTも低価格での提供を余儀なくされたからです。

>NTTの電話線の費用は、誰がどう負担していたのでしょうか?

当時は基本料をNTTに払い、通話料は使用した事業者(ソフトバンクなど)に支払うというシステムでした。現在では基本料を払う事業者も選択できます。なので基本料ソフトバンク、通話料NTTなどもできるわけです。これを可能にしたのがドライカッパによる電話線の貸出です。総務省がNTTに低価格での電話線(*1)の貸出を義務付けたため、ソフトバンクなども低価格での基本料金が可能になりました。なので、現在ではソフトバンクなどの方が基本料金も安く提供できています。

(*1) 電話線は家や会社からNTTビルまでの線です。NTTのビル内でこれらの線が交換機に繋がれています。NTTのビル内にNTT・ソフトバンク・KDDIなどの交換機が設置されています。事業者を変える場合はこのNTTのビル内で、NTTの交換機からKDDIの交換機へというふうに電話線をつなぎ換えます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

oppawさん、再度の回答ありがとうございます。
頭が混乱するほどややこしい話を、とても詳しくわかりやすく説明していただき、よく理解できました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/04/28 17:15

交換機だけKDDIやソフトバンクの物を使うということでしょう。

現在の直収電話は家からNTTのビル(交換機が置いてある所)までの電話線をドライカッパという形でKDDIやソフトバンクなどの通信事業者に貸し出していますが、当時はそのような貸出しをせずに交換機だけはそれらの事業者のものを使うということだったのではないでしょうか。

NTTの電話線+ソフトバンクの交換機
NTTの電話線+KDDIの交換機

という意味での(つまり交換機使用料としての)マイラインの選択だったのだと思います。

(現在のドライカッパは電話線の保有者はNTTですが貸出という形を取っているので貸し出し中はソフトバンク等の電話線という事になっています。)

この回答への補足

oppawさん、回答ありがとうございます!もうちょっと突っ込んで質問させていただきたく・・・。

KDDIやソフトバンクは、マイラインを機に、各NTTローカル局に交換機を置いたということでしょうか?

また、NTTの電話線の費用は、誰がどう負担していたのでしょうか?ドライカッパのようにNTTから中継系事業者にレンタルされていたのか、加入者が基本料だけNTT東西に払わなければならないのか、教えていただけると嬉しいです!

補足日時:2008/04/27 20:57
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報