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レベルの低い質問かもしれませんが、よろしくお願いします。

債券の時価というのは、どのように判断されて基準価額に反映されて
いるのでしょうか?

株式であれば、株式市場があって、終値ではありますが時価があきらかに判ると思うのですが
債券はどの様にして時価が決まっているのでしょうか?
(債券が取引されている取引所などがあって、株式と同じように時価が
リアルタイムに判るのでしょうか?)

漠然とした質問で申し訳ありません。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

日本国内の債券市場は、


(1)東京証券取引所
(2)日本相互証券
(3)相対取引(証券会社や銀行が直接売買する)
のなどの種類があり、日々取引されています。
また、流動性が低い銘柄については、日本証券業協会が証券会社に店頭気配を報告させてとりまとめています。
すべて、マーケットで形成された価格です。
これらの情報は、情報ベンダー(QUICKやReuters、Bloombergなど)が集めて証券会社や銀行などの業者に提供しています。
ここで時価がリアルタイムにわかります。
海外の債券も同様です。
このデータを使って運用会社や信託銀行は日々の時価評価を行い、基準価格を算出します。
ここまでで、ご質問者の意図は満たしているでしょう。

しかし、限界があります。
有価証券は、著しく流動性が低下したときに、マーケットで価格形成できなくなります。簡単に言うと市場参加者全員が、買わい、売りたいのだが売れば価格が下がるから、怖くて売れない、と言うような状況です。
実際に起こっています。2007年8月9日にフランスの最大手銀行BNPパリバが、傘下にもつ3つのファンドの解約凍結を発表しました。3つのファンドはいずれもサブプライムローン関連の金融商品で運用していましたが、これらの商品は市場で買い手がつかないため現金化できず、投資家からファンドの解約を求められても応じられなくなってしまったからです。
この場合、適切な時価評価が出来ず、算出した基準価格も不適切である可能性が高くなります。

日本でも2001年にマイカルが破綻したとき、マイカルが発行した債券の買い手がつかないことから、同じような経験をしました。

債券ファンドに限らず投資信託に投資する場合、どんな資産を組入れるか、それらの組入上限は、先物などデリバティブを組み込むか、為替ヘッジは行うか、など投資対象に注意を払う必要があります。また、目論見書や運用報告書で実際にどんな銘柄が組み入れられているかを確認する必要があります。
もっとも我々個人投資家はそれを見てもリスクについて適切な判断が出来る能力も情報も持っていません。銀行や郵便局の窓口もほとんど知らないでしょう、紙を渡せばそれで良いと思っていますから。年季の入った気の利いた証券会社の担当営業と仲良くなって、いろいろ教えてもらうぐらいしかありません。これでも先のリスクを見通すことなど不可能でしょう(これは証券会社の人はよくわかっています)。

結局、よくわからないリスクを認識して買うことしかできませんね。
それからリスクが顕在化しそうになったら飛び降りる(すぐに売却する)ことを教えてくれる人がいますが、それが出来るのであれば、サブプライム問題など起こらなかったでしょうから、全く無意味でしょう。

余計なことも書いてしまいましたが、参考になりましたでしょうか。
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この回答へのお礼

非常に詳しくお答えを頂きまして誠にありがとうございます。
大変勉強になりました。

きっと、債券の価格は、一般の個人投資家には見れないのですね。
情報ベンダーとの契約によって見ることができるものなのですか?
(費用が高そうで、事実上個人は見れない存在なイメージです)

その辺が、一般の株式の様にぱっと見れないことが
今回の質問に繋がってしまったようです。

また、証券会社で販売している既発債及び、売却した時の価額は
どの程度、市場の時価から
証券会社の利益分が乗っているのかも不思議で質問に至った
というのが心にあったのかと思います。

今般のサブプライム問題や過去の債券のデフォルトについて触れて頂いた事も、債券の投資のリスクを感覚的に捉えることができました。

改めて、先の事はわからないという事を前提とした
アセットアロケーションを組む事の大切さを感じました。

御回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/05/24 14:39

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