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自分でそうしたいということではなく、単なる興味でお尋ねします。

ある言語Aに関して、辞書のみでその言語で書かれたテキストを読み、
簡単な文章を書けるようになると思いますか。

ここで、学習者は最低、義務教育を修了した人と仮定しますが、
一般の学習者と言語学者や言葉を職業としている人とでは当然習得度が変わると思いますので、

1.英語のみを学習した人
2.その他の外国語経験者

を対象とし、

対象とする言語は学習者1にも学習者2にも未知のもの及び今まで学習した言語とは系統的に別のものとします。
つまり条件としては、全くその言語に触れたことがなく、関連情報もないとします。

そのような条件の中で、辞書だけを参考に易しい読み物からはじめて、新聞のようなもの
(スラングや専門用語がないもの)が読めるようになるでしょうか。
辞書は言語A→日本語・日本語→言語Aのものとします。
更に、正確でなくてもいいので、ある程度の文章が書けるようになるでしょうか。
また、実際にそのようにして読み書きが出来るようになった人はいますか。


みなさんの考察・経験をお聞かせください。

A 回答 (14件中1~10件)

最初に質問の「辞書のみで外国語の読み書きが・・・」を見たとき、


どうやって、この無謀さを説明・理解させようか考え込みました。
後から、自分で「私自身はこんな非効率な方法で・・・」と追記してるのを
見て、非効率をわかってての質問とは、意地が悪いですよ。
文法等をまとめた優秀な教材を使っても挫折する人が多いのです。
辞書・文法両方を組み込んだ自動翻訳ソフトもほとんど使い物になら
ないのです。
個人の学習経験や天性の言語感覚等の能力のほか、熱意・必要性・
相性があり、できる・できないは言い切れません。
ハワイ語のように、語形変化のない言語は、最もやさしいグループに
なるでしょう。逆に語形変化の激しい言語は、1つの動詞に億単位の
変化形が理論上ありうるものなど、実質 系統立てないと無理です。

また、「系統的に別」となるとインド・ヨーロッパ語族(以下、印欧語)の
言語は同じ系統で、英語は、フランス語の影響を強く受けたゲルマン語
ですから特にドイツ語やスペイン語などはかなり近いと言えます。
これら近隣のの言語は、文法の複雑さを英語からレベルアップして理解
の可能性はあるでしょう。印欧語の中でもアジアのネパール語などは、
後置詞になり、述語が文末とかの日本人には理解しやすいはあるでしょう。
その意味では、ロシア語などのスラブ語派は、6~7の格変化で、動詞が
完了・不完了で別単語とかは、手間でしょうね。

いくら難しくても、場所すらわからない国の言語をあげてもピンとこないので
フィンランド語・ハンガリー語・スワヒリ語・グルジア語あたりを紹介しましょう。
・フィンランド語
格変化が15もあり、入格・出格・向格・離格・具格・分格などあり、辞書には、
格変化表とかあっても、それぞれの格の用法までは、しっかりとした文法が
必要で、特に、分格は、重要でその多様な用法は、フィンランド語の要です。
・ハンガリー語
自動詞は、6つに人称変化しますが、他動詞は、目的語に定冠詞の有無で
別の活用になり、さらに、主語1人称単数・目的語2人称で特殊活用で 13の
活用形になります。この人称変化は、過去形・仮定形・命令形にもあります。
1人称単数の命令形は、疑問文でも使われ理解するのが大変でした。
辞書には、語幹が不規則変化する過去形などは載っていても、当たり前の
人称変化はほとんどかかれていないでしょう。また、名詞には、フィンランド語
の格以上の多様な接尾辞がつきます。
・スワヒリ語(ケニア・タンザニア・ウガンダの公用語)
印欧語の名詞は、多くて3性ですが、スワヒリ語の名詞は、クラスとよばれる
8種に分けられます。動詞は、語幹に主語のクラスの接辞・時制辞・目的辞が
がつき複雑に変化しているように見えます。形容詞や前置詞のようなものも
クラスによって変化します。アフリカの言語には、クラスが20を超えるものも
あるそうです。
・グルジア語
主語による人称変化だけなく、目的語の人称や動作の方向なども動詞に
付加します。能格というものがあり、他動詞の動作主に使われます。自動詞
の動作主や他動詞の動作対象は、絶対格になります。

↓難しい言語の質問
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa973462.html
↓別の能格言語の例
http://133.1.255.37/~mikeda/000703mam2.html

幼児が音から、母国語の言語体系を習得していくことについて、ですが。
辞書だけとは全く違います。会話では 相手の反応を見て適切な表現かを
理解することができるからです。文字と違って、音声は、感情や自信・態度
・皮肉などはるかに情報量が多いのです。また、ある年齢(12歳くらい)で
母国語が定着し、それを過ぎると会話の中から文法を読み取る能力が極端
に低下します。母国語の言語体系が外国語の学習には邪魔だったりします。
母国語や習得した言語より、はるかに文法が複雑だったり、発想が全く
異なる文法は、体系だった文法学習の方が有効だと思います。一旦でき
あがった回路を使ってしまい、新しい回路がつくられにくいからです。
もちろん、複雑な文法を組み立てず、まるごと覚えるような日常パターンの
会話程度なら、関係ないですが。

ついでに言うと、アイスランド語は、ドイツ語よりは難しいですが、それほど
難しいわけではありません。また、シャンポリオンがロゼッタストーンを解読
できたのは、ただ天才というだけではなく、事前に 西アジア・中東の言語、
アラビア語化される前のエジプトのコプト語などを身につけていたからです。
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この回答へのお礼

lupinletroisさん、有難うございます。

まず、いじわるな質問と受け取られてしまったとしたら私の説明不足に原因があります。
質問冒頭に「自分でそうしたいということではなく、単なる興味でお尋ねします。」と書きましたように、これを実践したり誰かに勧めようなどとは全く思っていません。
検索すれば私の語学学習に関する情報がわかりますが、それを書くことによって私自身が辞書のみによる読み・書きをしようとしているという印象をもたれないようにするため、あえて書きませんでした。

例えば調べ物の途中にヒントとなる外国語が数センテンス出てき、本格的に学習する時間はないとします。(翻訳業に依頼するとか、わかる人に読んでもらうという選択肢は外してみます)
そこで辞書を頼りに個々の単語の意味がわかればもしかしたら大意はつかめるかもしれません。
その応用で、もし辞書を頼りに文章を読み続けていったら他の文章も読むことが出来るようにならないか、例文を頼りに単語を入れ替えて文章を作るという応用作業が出来ないかという疑問がうまれました。

対象言語の知識がまるでない状態での辞書のみでの解読は直感的には無理か、もしくは相当な時間と労力がかかるだろうと予想がつきます。
では具体的にその理由はなんだろうか、何故出来ないんだろうか、出来る可能性はないのだろうかというのが質問の趣旨です。
その為に学習対象者と対象言語の条件を設定し、皆さんに考察していただこうと思い投稿しました。
また実際にされた方がいらしたら、何が可能で何が難しかったか、経験をお尋ねしたかったのです。

みなさんからの回答でわかったことは、言語は個々の単語の意味がわかるだけでなく、その言語構造がわからないと辞書すら引けないというものでした。
当初私は変化した冠詞や動詞などでも、時間はかかっても辞書を辿れば何とかなるのではと思っていましたが、
lupinletroisさんの挙げていただいた変化・バリエーションの多い言語では辞書をひくための学習が必要ですね。
そうすると、通常は文法書で易しいところから難しいところへと進んでいきますが、辞書を引いても習っていないところは概念として理解できない、辞書すらひけない単語があるということですね。

いろいろとご意見有難うございました。補足などありましたらお願いします。

お礼日時:2008/06/10 21:35

とても面白い話題ですね。


まず最初に、『言語学者』という括りについて。言語学というのは、『言葉は何であるか』ということを研究する学問です(いささか乱暴ではありますが)。
よって、言語学を修めている人が多様な言葉を話せる、というわけではありません(言語に興味を持っている以上、そういう人は多いですが)。むしろ、ある言語について時間を掛けて細かく分析していく職業です。

しかしその中に、応用言語学や教育言語学という分野があります。ここでは当然、どのようにすれば効率よく新しい言語を習得"させ"ることができるか、といったことも研究します。
私が応用言語学の隅っこをかじった中で一番特徴的だったのは、コーパスというものです。これは実際に使われている言語を大量に集め、分析したものです。NHKの『100語でスタート』に出てきましたが、そこでは、使用頻度の高い単語や言い回しを徹底的に覚える、という使われ方をしていました。

また、下の方で『読み書きを対象としている』とありましたが、読むことと書くことは根本的に似て非なるものです。
文章を読み解くには、目の前にある単語を既知の言語に置き換えてやればすみます。たまに直訳できない決まり文句や造語がありますが、これは分解してみたり、探せばどこかの辞書に載っている可能性はあります。また、その単語や表現だけすっ飛ばしても、文章全体の意図から推測を与えることは可能です。
しかし文章を書くには、個々の単語の意味だけでなく、その言語の『文法』が必要です。これがなくては、紙だけ与えて紙飛行機を作れと言っているようなもので、結局『折り図』か『分解できる完成品』が必要だ、ということになります。

一口に辞書と言ってもいろいろな種類があります。(初心者向けの収録語数が少なく用例が多い辞書、収録語数は多いが一つ一つの訳はコンパクトに収められた辞書など……)
皆さんご指摘の通り、辞書に文法が書いてあることは重要だと思います。いわゆる『学習辞書』なら、コラム欄を多く取って文法の説明に割いているケースもあります。
また、上のコーパスを用いて、重要な語句や用例に絞った辞書も有力だと思います。そうでなくても、自然な用例・重要な用例が上の方に載っている辞書なら、用例順に覚えていけば助けになりそうです。
(辞書によっては、意味の成り立ち順に用例が載っているものもあります)

というわけで、私の結論と致しましては、
『読みならなんとか可能だと思う』
『書く方も、その言語の辞書に習得に適したものがあり、それをうまく見つけられれば可能かもしれない』
といったあたりでしょうか。ただし、努力家か天才でないと難しいと思いますが……


天才ついでに、語学の天才で、難しいと言われるアイスランド語を一週間でマスターした(英語の母語話者)ダニエル・タメットという人がいます。独特の語学術を人に教えるサイトも開いているそうです。
私は彼の言語観を著書「ぼくには数字が風景に見える」で読んだのですが、サヴァン症候群や共感覚も相まって、まったく未知の世界の話のようでした。ファンタジーと言ってもいいと思います。
担当編集者の手記があったので、URLを貼っておきます。
このような人なら時間を掛ければ可能かもしれませんが……、もはや一般的な例とは言えないでしょうね(笑)。

参考URL:http://www.1101.com/editor/2007-11-06.html
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この回答へのお礼

chirp130さん、ご意見有難うございました。

なるほど、辞書を選べばなんとかなるかもしれないということですね。
他の方へのお礼にも書きましたが、私自身はこんな非効率な方法で言語習得をしてみようなどとは思いませんし、根性もありません^^
ただ、単に海外の書物の大雑把なところを読むだけ、なんてことに使えたら面白いだろうなとは思います。

幼児が身の回りの物や概念と
音声としての単語を結びつけ、この場合はこういう動詞を使いこういう活用をする、ということの
ルールを数え切れないほどの例文(親や周囲の人の会話、あるいは学校で)から学んでいきます。
辞書のみで言語を読むという行為はそれに少し似ているのかなと思います。
この例で言えば親や周囲の会話、学校での言語教育などがコーパスとなるでしょう。
アウトプットについてはそれに適した辞書を選び、法則を見つけられれば可能とのことですね。

今回の質問では読み書きに絞りましたが、文法の勉強がなく、日本語を介さず、ネイティブ・スピーカーとの会話だけで習得させる語学学校がありますが、それはどうして可能になるのだと思いますか。
もしくは、その方法は不可能だと思いますか。
ご意見をお聞かせ下さればうれしいです。

貼っていただいたリンクのサイトを拝見しました。サヴァン症候群の方なのですね。
サヴァン症候群の方は1度聞いただけでその曲をピアノで弾いたり、数分見ただけで
景色を一寸の狂いなく描き上げたり、人間の能力の素晴らしさを感じさせてくれます。
もちろんその影には苦しいこともいっぱいあると思います。
ダニエル氏にとっては言語もイメージなのでしょうね。

有難うございました。
補足・ご意見などお待ちしております。

お礼日時:2008/06/06 22:13

wy1です。

前回例文として挙げた文章は、極々単純な最初の段階の文章です。従って、意味を類推することが比較的易しいものですね。
geheの形を辞書で調べようとすると、kの形ではすんなり出てきません。原形であるgehenの項を見ないと出てきません。
動詞の人称変化と時制活用は幾つかのパターンがあります。初歩のうちは、活用した形で文章に出てくると、その形で辞書を引いて、こんな単語が見つかりません、この辞書はどうなっているの?何てなる場合がママあります。最近の学習用辞書では、丁寧に見出し語として記載するものが多いようですね。
よく言われることですが、ドイツ語は造語力が大きくて、複数の単語を連結して、一語として表記するが出来ます。そうすると、こんな単語(?)も可能です:

Stadtsschuldentilgungs-Kommission
幾つの単語が連結して使われているのか、一見分からないし、こんな言葉は辞書に載っていないでしょう。英語だとどのように表されるのでしょうね? Stadt, Schulden, Tilgung に各単語の語尾に接続記号見たいな”s”を付けて一語に連結したものです。

ドイツ語では、文中に使われる記号: . , : ; - などの使い方が、かなりきっちり規定されており、その使い方を(意味)知らないと、文章が読めないこともあり得ます。これら記号の使い方を解説した本がドイツのドイツ語専門の出版社から出ている筈です。

また、一般的には時制で、進行形が明確な形では存在しません。また、過去時制も一般的には、現在完了形で表されます。過去の副詞と一緒に普通に、現在完了形が使われます。単純過去時制はも英語とは違った感じで使われます。これらは、独和辞典だけでは、恐らく理解できないと思います。詳しくは文法書を丹念に調べる必要が出てくると思います。

色々書きましたが、実際に読み、書き、喋りを効率的に学ぶことが重要であり、CD付きの入門参考書を100%身に付ければ、かなり効果があると思います。それから、程度を上げて読み、書きに重点を置くことが好いと思います。文章を書く、読む ときでも、文章のリズムがあります。無理して書いた文章を声を出して読んでみると、すんなり聞えてこない、そのまま聴いて理解し難い と思います。
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この回答へのお礼

wy1さん、度々ご回答いただきまして有難うございます。

おっしゃるように語学を本当の意味で身につけるにはCDを聞いたほうがよっぽど効果がありますね。
わたし自身も辞書のみで語学習得が出来るわけではないことは十分承知して質問しております。

さて、ドイツ語は造語に優れているのを忘れていました。文中に造語が出てきたら
辞書だけではわからないかもしれませんね。
もっとも造語方法の規則を多くの例文から見つけ出せれば何とかなるかもしれませんが、時間がかかるでしょうね。

とすると、文章を理解するには最低主語と動詞がわからなくてはならないと思いますが、
ドイツ語を例に取れば中核となる動詞の活用規則を予め学んでおかなければ
辞書を引くことが難しいということですね。

有難うございました。補足などあればお待ちしております。

お礼日時:2008/06/06 21:32

なかなか面白い質問だと思います。

しかしながら、xx語:日本語の辞書だけでは、そのxx語を身につけることは略無理でしょう。ドイツ語を例に取ると、辞書によると思いますが、動詞の人称変化や時制の活用などが、見出し語として記載されていない場合があります。即ち、大元の”不定形”英語で言う”原形”を知らないとその活用形を見つけられないのです。また、だドイツ語の辞書では、英語の”go to school"を
”zur Schule gehen"の語順で記載されたりしています。しかしながら、それを文章にすると”Ich gehe zur Schule."となります。この辺のことも辞書だけではなかなか理解できないでしょう。従って、文法と読本を一緒に説明している参考書が必要になるでしょう。ドイツ語では名詞の文法性もあります。之をちゃんと覚えていないと文中でその名詞を使えません。格変化があるからです。

新聞や雑誌を大学の第二外国語程度の授業では、ちゃんと読めるようになるまでは進まないでしょう。

私はドイツ語でドイツの友人達とメールや手紙を交換しておりますが、論理的な内容の文章を書くのに苦労するとこがママあります。その場合には、ドイツから受け取ったメールなどの文章を借りて、自分なりにアレンジして利用することをしております。独和のほうが和独より、英語でしたら英和の方が和英よりずっと役に立ちます。記載内容もそれらの方が正確でしょう。和―外国語の辞書はほんの参考にするだけです。必ず逆に外国語―日本語の辞書で確認しています。昔、受験英語、特に和文―英文の部門で有名だった岩田一男さんは”英借文”と言っておられました。

英語の斉藤秀三郎さんのことを書かれた方がおられますが、ドイツ語でも、辞書は編纂されませんでしたが、文法研究では優れた方がおられます。関口存男と言う人ですが、ドイツへは全く行かれたことが無いそうですし、大学の専攻は哲学ですし、もともと軍人だった方です。彼の文法的な考え方や用語をドイツ語の本場でも、取り入れて参考書に使われているようです。
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この回答へのお礼

wy1さん、ご意見有難うございました。

こんなことを考えてみました。
Ich gehe zur Schule.
の意味を調べたいとしたら、まず単語の区切りに沿って辞書で調べますね。
ここではスペースが単語の区切りだと気づく必要がありますが、「:」とか「*」とかで区切るやり方をする言語があるかもしれません。
とにかく何か区切りらしきものがあったら、それを単語の区切りと判断します。
geheは活用されているので、「活用されている」ということを知る必要があるのと、不定詞を推測する必要があります。
活用表がついていれば人称によって動詞を活用するというルールに気づきますね。ついていなければ数々の例文から法則を見出すしかありません。
ドイツ語でしたら名詞は大文字で書かれますからその法則さえ見つけられればどれが名詞かわかります。
また名詞の性別は辞書を見れば男性、女性、中性の区別が書いてありますので、
なにかカテゴリーがあるんだなと気づくと思います。
そうやってなんとか単語の意味がわかり、「私 行く へ(に) 学校」という日本語訳が出てきます。
たくさんの例文や文章に触れ、効率は悪いですがこういうことを繰り返していけば、この言語の語順はSVである、この言語は各変化する、名詞にはカテゴリーがあるという法則を見つけ出していけないでしょうか。

一番困るのは単語の区切りがわからない言語ですね。句読点を少なくして書いた日本語であってもネイティブ・スピーカーは理解できますが、
(もちろん読み誤ることもありますが)
そのような日本語の文章をノンネイティブ・スピーカーが辞書だけを頼りに読みこなそうとしても難しいだろうと思います。

十分な時間と根性があるとして、一般の人が辞書にある例文と、その言語で書かれた多くの文章からその言語の特徴なり、概略を見出す、つまり自分で文法を見つけ出すのは難しいでしょうか。
もちろんメールなどでコミュニケーションするまでは辞書のみでは難しいかもしれません。
本を取り寄せて読んでみるとか、例文をまねして単語を入れ替えてみるなどして、自分で完結する範囲だとどうでしょうか。

有難うございました。ご意見・補足などありましたらお待ちしております。

お礼日時:2008/06/04 21:53

No.4です。


お礼、ありがとうございました。
ほかの方へのお礼も興味深く読ませていただきました。

ちょっと小耳に挟んだだけなので真偽のほどは分かりませんが、世の中には数十分話しただけでおおよそその言語のことが分かる天才もいるらしいです。
そういう人ならば辞書だけでも読み書きができるようになるかもしれません。

>英語とドイツ語は先祖を共にしていますし、スペイン語もラテン語を通して
>英語と似たような単語がありますが、
>その点ではいかがでしたか?

スペイン語もドイツ語もアルファベットですから、辞書を手にした瞬間に単語を引けるのがとても楽でした。
アラビア語だったらどこまでがどういう文字なのか分かりませんから、辞書を引く方法すら見当もつきません。
そういう意味では、似た言語だから比較的楽だったと思います。

単語が似ているという点は、勉強を進めていく上で「覚えやすい」以外の効用はないと思います。
綴りが同じ、読んだときの響きが同じでは同一の意味かどうかは分かりません。
例えば、GIFTという単語はドイツ語でも「ギフト」と読みますが、意味は"毒"です。
結局辞書を引いて、一つ一つ覚えていくという作業に変わりはないと思います。
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この回答へのお礼

yuzu_tonboさん、再び有難うございます。
こんなにたくさんの回答いただけるとは思っていなかったので
驚くと共にとてもうれしく思います。

>世の中には数十分話しただけでおおよそその言語のことが分かる天才もいるらしいです

このような人が本当にいるかわかりませんが、もしいるとしたら、
その数十分の間に例えば語順、品詞、活用などおよその言語構造を想像する力があるのでしょうね。もしかしたら既にいくつかの言語を学んでいて、その経験を元に判断しているのかもしれません。
いずれにしても音声でそれが出来るのだとしたらものすごい天才かつ努力家ですね。

見慣れない文字の場合、文章に書かれた単語から辞書を引く方法では確かに見当がつきません。
言語によっては辞書そのもので辞書の構成や基本の文字は学べるかもしれませんが、
漢和辞典のように引き方に複雑さが求められる言語ではやはり難しいですね。まず辞書を観察する、文字を観察する、例文があればそこから言語法則を想像していくという過程が必要かと思います。

少し本題とずれてしまいますが、単語が似ていることについて覚えやすい以外の効用を自分なりに考えてみますと、
例えば英語だったらラテン語から入っている言葉がありますから、単語によってはその語源を知ることができます。
そこから更に別の似たような単語が出てきたときに辞書を引かなくても意味が想像できるという効果があるように思います。
ただし、おっしゃるように読み方は同じでも意味の違う単語は存在しますね。

大変興味深いご意見有難うございました。
まだ締め切りませんので補足などありましたらぜひお願いします。

お礼日時:2008/06/04 20:13

No.3です。


コメントありがとうございました。

余談なのですが、
スペイン語の辞書は規則動詞3種(-ar, -ir, -er)の活用一覧表と、不規則動詞の活用表が後ろについています(私が持っている辞書には付いてます)。
文法をちょっと知っていれば「ああそうか」と参照できて便利なのですが、全然知らないと意味不明かもしれません。

※私なんか辞書でなく、NHKスペイン語講座の本を見て男性名詞・女性名詞すら意味不明でした。そういう概念を知らなかったもので。

ゼロからでなく辞書があればかなり参考になりそうですが、
学者でもない一般人が独自に文法的法則を見つけるのは困難でしょうね。
ロゼッタストーンは解読されましたが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%BC% …
ロンゴロンゴは未解読
http://www.shoto.co.jp/yanagitani/virtual/data/c …

ちなみに・・・・・No.8さんがおっしゃっている「日本から出ないで高い語学力を身につける」のは可能ですが、そういう人たちの事例は、辞書だけで勉強したわけではないでしょうね。
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この回答へのお礼

gallinaさん、度々のご回答恐れ入ります。

以前「暗号解読」という本を読みまして、その中に線文字Bについてのことが書かれていました。
もちろん辞書などありませんから、多くの出土品から品詞の区別や動詞の活用法則を見出していったそうですが、
他の地域で発見された出土品と合わせて、母語を含めたもともとの言語知識をフル活用したのだろうと想像します。
学者ならそれが出来ますが、一般の人が法則や概念を自分で見つけるのは、おっしゃるように相当困難でしょうね。
(ただし、「不可能」とも言い切れなそうですね)
例えばスペイン語がわかる人が同じラテン語系のフランス語やイタリア語などを見れば、
概念を知らない人よりは法則の発見が早いだろうと思います。

一般の人が未知の言語を効率よく知るためには、言語の概念と法則(文法)、
もしくは周辺言語の知識が必要だということがわかりました。

大変興味深いお話を伺うことができました。有難うございました。

お礼日時:2008/06/04 16:48

すごい人がおられます。

斎藤秀三郎先生!!明治生まれの英文学者。
一度も海外に出られませんでした。
斎藤の英和中辞典は、今でも岩波書店からは売られています。先生の
前置詞の研究は世界的評価を受け、ノーベル賞の候補になったと云われています。
発音についても大変厳しい方であったと聞いております。
(先生ご自身の発音を確かめようがありませんが。)
----
雑談です。
1.文部省の英語教育を罵倒し続け、独自の学校を創立されました。今の正則高校です。
2.ご子息が音楽界の大教育者、斎藤秀雄さんです。つまり小澤征爾さんのお師匠さんです。
3.この親子の共通点。とにかく恐い先生。
----
ロシヤ語の先生にも日本から出ないで、辞書を書いた方がおられます。
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この回答へのお礼

BASKETMMさん、ご意見有難うございました。

わたしが海外に出たのはわずか5日程度の英語圏への旅行で、その後
英語を頑張った組です。スペイン語を学んでいますが一度もスペイン語圏に行ったことはありません。
そのような意味で言えば一度もその国にいかなくても語学を身につけることは可能だと思います。
しかし例に出していただいた辞書を作るという作業は単に語学を努力した以上に努力が必要だったでしょうね。おそらく何万という例文に触れたことでしょう。
その方はどのようにしてその言語を読み、意味を理解したのかもしご存知でしたら教えてくださいね。

ご意見有難うございました。

お礼日時:2008/06/04 16:26

NO.6です。

もともと、エスペラントは「薄い文法書と辞書があればできる」ことを目的として構成されました。たとえば、一般に辞書ではすべての活用形は出ていないのですが、エスペラントでは例外がないので、辞書にある活用の説明を把握しておけば、OKになります。また、NO.6であげた辞書では、構文の説明もありますので、ふつうの文の組み立てもわかります。
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この回答へのお礼

なるほど、例外がなく辞書にある例文を数多く読んでいけば
その言語の法則が理解できそうですね。
このような例は今まで考えたことはありませんでしたので
とても参考になりました。
有難うございました。

お礼日時:2008/06/04 16:19

エスペラントならできますよ。


辞書に簡単な文法説明がついているという前提ですが、
エスペラントなら、辞書の付録でも大丈夫でしょう。
下記の辞書なら、例文も豊富で、例文の訳も見ていけばよいです。

参考URL:http://www.jei.or.jp/hp/novaVortaro.html
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この回答へのお礼

purunuさん、ご意見有難うございました。

つまりエスペラントは人工言語だから例外が少なく機械的に
言語変換が出来るという理解で良いでしょうか。

例えは違うかもしれませんが、プログラミング言語はマニュアルが
あれば読み書きが出来ます。(ただし基本的なアルゴリズムを理解していることが前提ですが)
それと同様に言語が機械的で例外がないか少なく、文字も見慣れたもので
あれば読み書きは比較的容易に出来ると思いますか?
お時間あればで結構ですので考えをお聞かせください。

参考になりました、有難うございました。

お礼日時:2008/06/03 22:19

#2ですが、お礼を拝見しました。

そう理解していたつもりです。

例えば、辞書を一冊、丸暗記できたとしても、その言語は操れないと思います。また、例えばの話、それが珍しい言語だったとして、読み物はその国のウェブサイトや通販カタログでしか買えないとする。そうしたら、そのサイトやカタログが読めないから本は買えない。その国に行くわけでもないから、会話の練習相手もいない。これでは読み書きは習得できません。

しかし、辞書を与えられ、書店や図書館にその言語の本が置いてある書棚があり、自由に選べるとする。そうしたら、まず幼児用の絵本から始めて、絵から物語を推理し、その本をある程度、読めるようになります。そもそも幼児向けの英語早期教育などは、その方法でやりますよね。そうやって習得したものを徐々に積み上げればいいのです。そもそもラテン語や象形文字はそうやって読み解いていったのだから、根気の要る作業ですが、可能は可能でしょう。

それから、教科書があったとしても、それは所詮、教科書を解読できなければ役に立ちません。それよりも、言葉を知らない幼児が徐々に言葉を覚えるのに使う、本物の読み物を使ったほうが生きた言語を学べます。

ちなみに、ご質問の対象とは異なるかもしれませんが、英語と日本語しか理解できない私は、時々、仕事などで、スペイン語やイタリア語の短いセンテンスなどを、旅行用豆辞典を片手に訳したり、簡単なグリーティングカードを書いてみたりしています。新聞を読むつもりはないので、そこで挫折しているのですが。

ただ、余談ですが、本が手元に届く環境にあるということは、話し相手など、本以外のものにも触れる機会も、探せばあるというのが現実だと思うので、実際には、スワヒリ語であれモンゴル語であれ、辞書と並行して、いろいろな手段を講じて、その言語を学びとっていくものですよね。一方で、辞書を使うよりは、旅行用会話集を読んだほうが、語学習得に役立ちます。それから当たり前ですが、その国に行かずして辞書一冊で勉強するよりも、辞書すら持たずにその国に行ったほうが、遥かに簡単に言語を学べます。
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この回答へのお礼

ucokさん、ご意見有難うございました。

前提として読み書きを対象としているので会話の習得はしないことにしますね。
わたし自身も辞書のみで会話まで学習できるはずはないと思っています。

古代言語を読み解くように、外国語を読み解くレベルであれば時間がかかり効率も悪いが可能との
解釈で良いでしょうか。
しかし象形文字をはじめとする古代語の解読には言語的センスだけでなく、
ある意味数学的センスも必要だったはずです。
そう考えると一般の人がこれを行うのはそうとう困難なことなのでしょう。

参考になりました、有難うございました。

お礼日時:2008/06/03 22:09

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