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楠公雨夜がたり
妖尼公
捨石丸
背振翁物語

その文字の読み方、教えてもたいたいんですが

A 回答 (3件)

上田秋成関連の文献名のようですね。



『楠公雨夜がたり』 クスノキ コウ アマヨ ガタリ
くすのきこう というのは、楠正成 (くすのき まさしげ) の尊称です。「~公」で、身分の高い人を敬って言う言い方です。
「雨夜」で あまよ。「雨傘」アマガサ、「雨乞い」アマゴイ などと同じで、アメ→アマとなります。「雨夜」は普通に辞書に載っている言葉です。

『妖尼公』 ヨウニ コウ
妖しい 尼さん=尼僧 (女性のお坊さん) なので、「妖尼」と言っているのですね。こういう場合、普通、音読みになりますので、「ヨウニ」。「公」は、上の「楠公」と同じ使い方だと思います。
※「~公」には、「ポリ公」「ワン公」「先公」といった、馬鹿にした使い方もありますが、この場合は違うでしょう。

『捨石丸』 ステイシ マル
物語の登場人物=固有名詞なので、「シャセキマル」と呼ぶ可能性もあるかと思いますが、「捨て石」という言葉からきたと思われる名前なので。また、以下のように、原文には「捨いし丸」という表記があるようです。
http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~tsubota/chrono/ …

『背振翁物語』 セブリ ノ オキナ モノガタリ
https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_det …
図書館のサイトでの読み仮名なので、信じて良いと思います。

背振=せふり は、佐賀県神埼郡に背振村 (せふりむら) という村があります。
というより、「背振山」 (せふりさん) を含む「背振山地」が有名です。佐賀県と福岡県の境に位置します。

「翁」は「オキナ」または「オウナ」と読みます。おじいさんのことですね。
「背振翁」で、「背振にいたといわれるおじいさん」のことだと思います。地名からついた通称でしょうか。
ただ、「背振」は「背振るい」 (獣などが体をふるわせること) という言葉もあるので、あるいは、背を振るわせる特徴のあるおじいさん、なのかも。原文を読めばわかるのでしょうね。

今現在「せふり」で読んでいるのに、なぜ「せぶり」かはわかりません。すみません。
また「背振翁」で、せふり「の」おきな と読む理由は……どなたか詳しい人にパスします。
「源頼朝」 (ミナモト ノ ヨリトモ) や「藤原道長」 (フジワラ ノ ミチナガ) とはちょっと違いそうなので、私の知識では説明できません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
とてもいい勉強になりました。

お礼日時:2008/06/05 12:20

背振翁物語ですが、もしかすると佐賀県の脊振山(せふりさん)に関係あるかも。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%8A%E6%8C%AF% …
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すみません。

一カ所訂正します。
「楠公」と書いたら、ふつう「ナンコウ」と読むのが当たり前でした。意味は、先の説明通りです。
「ナンコウ アマヨ ガタリ」
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