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よろしくお願いします。
『銀河英雄伝説』(田中芳樹著)を読んで思ったのですが、
民主主義国家が専制君主国家に変わった例を教えてください。

A 回答 (7件)

近代国家では、クーデターに依る政変で軍事政権に変わる例は沢山ありましたが、本当の意味で絶対君主制に移行した国は、残念ながら見あたりません。

唯一、北朝鮮がそれに近い形になっていますが、「金」親子以前の体制が、民主主義国家と言えるかどうかに疑問が残ります。

他の国の中にも実質的に独裁となっている国は有りますが、専制君主国家とは言えないでしょう。例えば「キューバのカストロ」「リビアのカダフィ」過去の遡って「ドイツのヒットラー」「フランスのナポレオン」などの例が挙げられますが、お望みの物かどうかわかりません。

以上。

この回答への補足

御礼の補足です。
「民主主義国家が倒れたことがない」というのは、民主主義国家が他の主義を頂く国家(専制君主国家、社会主義国家など)により倒れたことがないということで、
民主主義国家の代表の意味合いが変わるとか、民主主義の旧体制が新体制に変わることはあったとは思っています。

補足日時:2001/02/16 11:26
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この回答へのお礼

ありがとうございます。私もpanchoさんと同じことを考えていました。
ということは名実共に民主主義が倒れたことは地球の歴史上一度もないということですよね。

お礼日時:2001/02/16 11:26

民主主義ということを国名にまで標榜している国でも平気で専制政治が行われているので、民主主義国家という定義が私にとってとても難しいのですが。


 共和制議会政治を行っていた国家が、カリスマ的リ-ダ-の出現によって、専制化した例なら、ロ-マ・フランス・ドイツワイマ-ル・スペイン・チリ・等枚挙に暇がありません。
 ところで、今の日本の政情は、1920年代後半のドイツワイマ-ル共和国の状況と酷似しているといわれています。若い人の中にさえ、、カリスマ待望論があるのを、最近よく耳にするので如何なものかと思っています。あのヒトラ-ですら、政権を議会制政党活動で合法的に獲得してるのです。今いる政治家たちの誰がその可能性がないといえるでしょう。大統領制にして、直接選挙制度なんてことになったら、いよいよカリスマリ-ダ-が登場でしょう。
 

この回答への補足

ありがとうございます。
そうですね、民主主義の定義すら現在の日本を見ていたらあいまいですので、
これは「辞書に載っている解説」を定義とするとしましょう。
(つまりは現在の日本が「辞書に載っている民主主義の定義」とはかけ離れているということか。自分で言って妙に納得)
永遠に存続する国家や国家体制はないと思うので、いずれは腐敗した現在の日本も歴史の必然で変わっていかざるを得ないと思いますが、その変わった後の体制とはいかなるものになるかな?と思ううち、『銀河英雄伝説』という小説の中では、優れた一人の指導者による専制君主国家に打倒されるということが起こっているのです。私は民主主義の「個人が国家の代表であり、自分を支配するのは自分のみである」という思想が国家主義中最高の思想だと思いますので、民主主義の代表としてのカリスマの登場はよしと思いますが、民主主義を否定するカリスマは危険と思っています。
でも・・・優れた専制君主国家と腐敗した民主主義国家だったらどっちを選ぶ?ということを突きつけられたとき、「・・・森首相でいいです」といわざるを得ないというのも・・・くやしいような・・・

補足日時:2001/02/16 11:45
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この質問を見てつい登録に踏み切ったばかりの新参者です。

質問の回答ですが、真っ先に思い出したのは「恐怖政治」時代の革命政権崩壊後のフランスでした。ししかし、新世紀を迎えてさえ未だ進化の兆しの見えぬ人間社会にとってどの様な社会体制であったとしてもそこに人間が存在する限り本質的に何ら大差無いのではないかと思えてなりません。欧米、取り分けアメリカがそうである様に、民主主義の皮を被った国が存在する現在では特に。作中でのトリューニヒトやルビンスキーの様な奸物は決して想像の産物にあらず。田中先生もそれをよく理解されてます。
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この回答へのお礼

踏み切っていただきありがとうございました。
そう、ヨブさんは先導政治家の象徴ですね。

もういちど質問内容をクリアにすると、
「専制君主国家は民主主義により倒れたことが数知れずあるが、
 名実共にその逆の実例はあるのか?」
ということです。
これを聞きたい。
銀河英雄伝説に出てきたような、銀河連邦を銀河帝国としてしまった実例を
探しているわけで、本質的にどんな国家主義でもそれを運営するのが人間なら本質に差異はないというのも分かるのですが、名実共にというのがポイントで、実情倒れた国家はあほのようにあることは認識しております。

お礼日時:2001/02/16 15:02

補足に対する追加の情報です。



「民主主義国家が倒れたことがない」というのは、民主主義国家が他の主義を頂く国家(専制君主国家、社会主義国家など)により倒れたことがないということで、・・・・・・・・・・・。
----------

「戦争などの手段により、他の国家や民族・集団に征服された結果、体制が変わった」というケースは除く物としても、例えば、現在の中国(社会主義国)は、(蒋介石を頂点としてはいますが、一応)民主主義国家であった現台湾政府(台北政権)を打倒して社会主義国になったのではないでしょうか? 台湾政府が当時民主主義であったかどうかは難しい問題ではありますが、全国規模の選挙による国会議員の選出という過程を経たのは事実です。

専制君主国家に限らなくて良いならば、民主主義からの体制変更はクーデターから軍事政権などを経由して過去に何度も行われていると思いますが...。

以上。
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この回答へのお礼

そうですね、台湾の政府がそうでしたね。
なるほど、ありますね実例が・・・。
軍事政権に打倒されることは数多くありますね。
ありがとうございました。

やっぱり民主主義→「王様が支配する国」に変わったことはないのかなあ・・・。

お礼日時:2001/02/16 15:57

蛇足ながら...


ある集団がリーダに導かれる場合、そのリーダは「ひとり」か「3人」であるのが適切で、「ふたり」や「4人以上」であると上手くいかないとされている様です。「3人」の場合、3すくみが起こるため安定するのに対し、「ふたり」では、互いの力関係が崩れた瞬間に優位に立った方が乗っ取る事件が発生しやすいことに依ります。(カンボジアの二人の首相のことを考えると、納得できますね。)「4人以上」では、どうしてもグループを組む者が出てきて、結局2つのグループの対決に帰結されてしまうのでしょうか。これからすると、今の自民党の派閥は.....。 良く続いている物です!

もう一つの蛇足。
ある種の集団では共和的な関係より、独裁者が居た方が良い場合も多々あります。
例えば卑近な例ですが、オーケストラの場合、ひとりの指揮者が全てを支配します。これは、他の人たちがそれぞれ楽器を演奏するという分担を持った当事者であるため、全体を見ることができないのが理由です。が、面白いことに、実質の支配者がコンサートマスターと呼ばれる「第一バイオリンの主席」ということも、起こり得るのです。「山本直純」か「小澤征爾」の本に、ベートーベンの「第5(運命)」と「第6(田園)」の演奏順を間違えて指揮者がタクトを振り始めたのですが、演奏者は全員コンサートマスターの動きに合わせて、指揮者の勘違いに従わなかったという話が出ていました。
ひとりの独裁者が支配していると思ったら、実は陰の支配者が存在するなんて...。 ヒトラーもムッソリーニも金正日も....?

後半は雑談でした。
以上。
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございました。
こうして考えてみると国家の定義、代表者の所在など、結局「国家」なんて目に見えるものではないからどんどんあいまいになりますね。

お礼日時:2001/02/16 18:31

panchoさんkichijiさんの回答に簡単に触れられていますが、共和制をクーデターで倒して皇帝となったナポレオン1世および3世、中華民国建国当時に総統から皇帝を名乗った袁世凱などの例はどうでしょう。

いずれも、民主革命直後の混乱期に乗じて皇帝を名乗った例であり、一代限りのもので君主制らしき相続は行われていませんから、どちらにしろ例外的なケースですが。
田中氏の小説は、政治体制に関しての思考実験をテーマのひとつとしているので、極端な例を出してそれを否定しようと試みたものかもしれません。既にお気づきでしょうが、念のため。
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この回答へのお礼

なるほど、なるほど、そうですね!
確かに知ってる事例でしたが私がぴんとこなかったのは、

>民主革命直後の混乱期に乗じて皇帝を名乗った例であり、一代限りのもので君主制>らしき相続は行われていません

とnutsさんのおっしゃるとおり、民主主義を打倒して起こった専制君主国家が世襲された例が(厳密にはあるのかもしれないけれど)ないと言い切れるほどのものだから、です!!!
ありがとうございました。すっきりしました。

田中芳樹氏が小説でかかれたことについてのコメントは、否定の主語がわからなくてちょっと意味がわかりませんでした。補足していただけるとありがたいです。

お礼日時:2001/02/16 18:30

お礼拝見しました。


実は銀英伝をきちんと読んではいないので(道原版を連載で読んだぐらいでして……)帝国が成立した経緯はよく解っていないのですが、共和制の連邦が帝国に乗っ取られるという歴史上あり得ないような事態をまず提示しておき(田中氏はこれがあり得ないような事態だということを承知の上で書いたのだと思います)、その上で帝国における内部矛盾を描き、絶対君主制度あるいは専制政治の形態を否定しようとしたのではないか、という意味でした。

この回答への補足

うーん・・・よく読まれてないのに「お分かりだと思いますが」みたいなことを
言われてもどうかなあ・・・。
作品のテーマ、作家の意図の解釈は定義づけられるものではなく、こうではないだろうかと論じるには熟読が不可欠だと思います。「ありえない事態」として書かれたかどうか、なんて創作の核心に触れることを熟読無しに断言されるのは危険ではないですか?

補足日時:2001/02/17 11:35
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この回答へのお礼

テーマがずれてくる気配を感じますので、この疑問は締め切ることにします。
フランスの例、ありがとうございました。
疑問解決に一番具体的な例を示していただけたのでポイントをつけさせていただきたいと思いますが、銀河英雄伝説のテーマに関するコメントに疑問を感じざるを得ませんでしたので、次点とさせて下さい。

お礼日時:2001/02/17 11:48

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