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大分汚れていた回折格子を、鏡を拭く専用のペーパーに
(光学レンズ専用のペーパー)
アセトンを付けて数回程拭いてしまいました。
後で拭いてはいけないという事が分かりました。
回折格子は赤外用のもので、半導体レーザーからリットマン型共振器を構築するために使用しています。
(http://www.mxmco.com/products/44.html ここの一番上の共振器です)
一度でも拭いてしまった回折格子というのは、今後全くその機能を果たさなくなってしまう程使えなくなってしまうようなものなのでしょうか?あるいは光学損失の増大に作用するだけなのでしょうか。
シングルモードの特性データを取りたいだけなので、現状では共振した出力が少しでも取り出せれば良いような状況です。
現在使っているものよりも格子定数が低めの回折格子なら予備があります。
ちなみに拭いてしまった回折格子にレーザーを当てたところ通常の0次,1次の回折はしているようです。

何か良いアドバイスがあればご教授お願いいたします。

A 回答 (1件)

紫外-可視-近赤用の回折格子であれば、SiO2やMgF2などの保護コーティングをして


あることが多く、非水系の弱い溶媒(IPAとかかな)でやさしく拭く分には大きな問題はない
ことが多い(もちろん精密光学素子ですから正しいワイピングにはそれなりの技術を
要しますが)です。ただし、赤外域用(分光学的には≧2.5μm、すなわち≦4000cm-1を
赤外域とする)はノーコーティングのことが多いように思います。Alスパッタしたままで
ノーコートの回折格子は拭けません。Alが取れてしまいます。ご質問の場合、赤外用と
書いてありますが、半導体レーザですから近赤外ですね。Al膜が取れていないようだったら
大きな損失はないのではないでしょうか?Al膜のダメージは、例えば回折格子を明るい
ハロゲンランプなどで照明しておいて裏から覗けばある程度分かります。
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