プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

直販ルートをお持ちの方にお聞きしたいです。現在の日本の農業従事者の80%以上はJAを通しての出荷、販売体制になっていると思います。(80%も自信はありませんが…)そのような中、農業法人を作り独自ルートの開拓をされている方々もいらっしゃると思います。どのように開拓し、またその維持にどんなご苦労をされているかをお聞かせていただきたいと思います。また、これからそのルートを開拓したいという方からもルートの切り広く苦労や現状をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

日本の専業農家の多くは独自ルートも持っています。


持っていないと経営として成り立たないからです。
あまり持っていないのは規模の小さい兼業農家か堅実な農家だと思います。
独自ルートとは米屋に直接卸すのもその一つです。
近所のおばちゃんに直接販売するのも独自ルートです。
独自で八百屋を作って販売するのも独自ルート、
道の駅に展示販売するのも独自ルート
軽トラに作物積んで売り歩くのも独自ルート
どのルートの大変さを指しているのかわかりませんが
所詮、どのような商品でも苦労は同じでは?と思いますけどどうでしょう。

質問があまりにも大雑把のように感じます。

この回答への補足

ご返答ありがとうございます。たしかに私の質問が雑多すぎました。
私の想定しているルートというのは、現在の農業法人化された農家
(そしてほとんどが兼業農家の集まり)の方々です。私の知っている
限りの狭い世界にはなってしまいますが、私の田舎のにわか農業法人
の方々は流通ルートのほとんどをJAに頼り切っているのが現状です。
米の卸価格が暴落する中、このままでは立ち行かなくなるのが目に
見えているにもかかわらず、何もできていないように見えます。
だったら、オークションなり米問屋なりに独自ルートを開拓すれば
いいじゃん?という話になるかとは思いますが、そもそもそういった
努力や知識がないのが現状のように思えてならないため何か打破できる
ことはないだろうか?と考えての質問でした。是非、ご意見頂戴できればと思います。

補足日時:2008/07/22 19:46
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No1です。



あくまで個人的な意見ですのでご了承下さい。

ちなみに私は数少ない専業農家に育った人間です。
(周りには専業農家は殆どいない)

兼業農家というのは他に本業(農業がメインの兼業は少ないと思う)
がありその為に余裕がまだあるからだと思います。
つまり農業はバクチをせずに堅実にJAに卸していれば
値崩れは続いていますが卸金額はJAが勝手に決めてくれます。
一番重要な点をJAに一存することになりますが営業下手な
農家にとってはいいんだと思います。(だから農家はダメなんですけど、、)
独自ルートを構築するには販売や交渉や営業まで全てやるような
バクチをしなければなりません。そうなると本業まで脅かす可能性が大です。
つまり兼業だと逃げ道があるからせっぱ詰まっていない点も大きく
わざわざ危険なところへ足をつっこむ勇気がないのだと思います。

その点、専業もしくは本業部分が農業(たまに日雇い労働するような)って
いうような農家はせっぱ詰まっています。JAの買い取り値が下がり
続けている昨今、どこかで収入を得る必要があります。
それが直販であり米屋への直接卸だと思います。
ちょっと大きめの専業農家はみんな何らかの直販をやっています。
ただ、現実は経費面を考えると小さな直販は殆どが赤字だと思います。
それにJAはいやでも離れられないというのは現実です。
理由は簡単でJAから資金を借りているからです。
収入が入る秋までツケで購入するにはJAメインになってしまうのです。
(コメリなどのホームセンターは秋払いカードもありますけど)
だからJAの返済の為に農業をやっているという農家が多いでしょう。
ただ、JAの汚さはちょっと大きめの農家は知っています。
JA共済に半強制で家族共々入れられいざというときはその積み立てた
共済掛け金を借金のかたに持って行かれる事もあります。
(経験者です。関係のない家族の共済も勝手に解約して持っていきやがった)

こんな酷いJAでも離れなられないのは借金という点もありますが
やはり販売下手って言う点が大きいと思います。
それと失礼かもしれませんが年配(60後半)の農家は計算という面(経理)で
ちょっと脳が足りない人も多いのも現実です。
人件費という考えもありません。奥さんにも人件費がかかっていると思っていません。
肥料や機械のローン返済の利息計算(利息の高いし)もいい加減です。
私は今、農業以外の事業を経営していますが本当にいい加減でJAに騙されていた
親父は馬鹿だと痛感しています。
JAは私が銀行から借りる利息よりも2.5倍以上の利息でどうどうと貸していましたし
もし、保証人になった私がつつかなかったらもっと酷かったと思います。
(ただ、これは丼勘定の親父にも理由があるけどね。親父はJAと農機具店の食い物です。)

農家は本当に人がいい人多いと思います。でも人が良すぎて交渉力はありません。
その為、今までJAなどに食い物にされてきたのだと思います。
それと農家は当たり前からもしれませんがみんな自分が作った物が一番だと思っています。
でもその理由を述べよといってもこだわりとか有機農法とか日本中どこの農家も
言っていることしか言えません。
これからそうじゃなくて個々で販促に頭を使うべきだと私は思います。
ちなみに私は表立ってはいえませんがはその為の準備はしています。
こんな若い農家や農業関連者は僅かですがいます。少しずつ増えてきているとは思います。
ただ多くが営業や経理の経験などが無いため道の駅や近くのJAでの委託販売止まりには
なっていますけどね。

ちなみに私自身は今のままの親父のやっている農業を次ごうとは思いません。
(数百万の農機具や納屋は家の周りにごろごろありますけど)
テレビなどで有機農法や無農薬など理想論を述べて農家を目指す人の特集や記事を見ますが
ガキの頃から身にしみてわかっていますので今の農業をやろうとは一切思いません。
これは国が補助をくれても考えは変わりません。(だから国の後継者政策はアホだと思う。)
この考えは多くの農家の息子たちも同じだと思います。
あんな重労働の実入りの少ないリスクの高い仕事、誰がやるもんかというのが本音です。
でも他業種を経験し今の農家にないノウハウを手に入れていつか農家を利用してやるとは
思っています。それが農家を助けることにつながるとも思っています。

貴殿も感じ取られているようですが今までの農家には農業以外の知識が無いからできませんでした。
確かに今までの農家は頑張っては来ました。
でもどんな事業でも言えることですが努力してもうまくいくとは限りません。
汗をかけば収入が増えるわけでもありません。
経験から言うと意味のない単なる努力は報われません。(頑張るだけではダメです。)

ただ、これからはその息子たちが他業界で培ったノウハウを生かしてJAを頼らない
(利用だけして)ものを作り上げていくのではと思っています。

そういう人たちが増えればある程度は打破できるのではと思っています。


これで回答になるかどうかわかりませんが参考にして下さい。
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