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私は経済学は全くのシロウトでありますが、質問があります。
先日、銀行で両替を行い、手数料を取られました。
千円札を10円玉100枚に両替をしたのですが、
200円の手数料を取られました。
千円を渡して、千円が返ってくるのに
何故200円の手数料を払うのか分かりません。

一般の商店等では両替は断られることが多く銀行などでの
両替は必要であると思います。銀行法を見ますと
銀行業務の一つとして両替ができることが書いてあります。

日本銀行が鋳造した貨幣は各銀行等を通じて社会に流通する
ようになっていると理解しています。
そうしますと、銀行及び日本銀行は信用のある貨幣を流通させることが責務であるはずです。

私には、千円札を渡して、10円玉100枚で同じ価値の千円を受け取り、社会に流通させることをしているのに、
銀行がお金を取ることに納得がいっていません。
どなたか両替で銀行がお金を取ることに納得がいく説明ができる方はいませんでしょうか?

A 回答 (5件)

#3の者です。



まずどのような活動もコストが発生しているという原則があります。
たとえば警察の活動だってそうです。普通は税金で誰かが費用を負担していますが、これを私企業化して市場原理で運営した場合、潰れたら大変です。だから公的機関化しているのです。

問題は税金を払っていない人も警察の恩恵を受けていることです。そこに経済的には不公平な状態が発生しています。こうした存在をフリーライダー(ただ乗りする者)といいます。ただ乗りとわかっていても市場原理ではない以上排除することはできません。それは提供されるサービス(法の強制執行によって得られる治安の維持)が公共的な財だからです。

銀行のサービスはどうでしょうか。おっしゃるように公的側面もありますが、銀行は法的には公的機関ではないので根底には潰れるリスクがあります。都市銀行ですら潰れた例があることは記憶に新しいと思います。

つまり銀行のサービスは公共財ではありません。よってフリーライダーを許さないのです。

では、なぜ公共財ではないか?両替を申し込む者には例えば小売店の経営という個人レベルでの経済的利得が背景にあるということです。もし公共財にして税金で負担したら、両替のために小銭を常時準備し、提供するコストを両替を全くしない人も税金で負担することになり不公平が生じます。

法律を強制執行するという警察の機能によって受けられる利得は、公的な財そのものであってそれによって誰かの個人的な経済的利得に資するものではないということです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

かなり納得がつきました。
わたしの理解できる範囲ですが、
両替という業務は利益の享受者がハッキリしているのに、
両替という業務に関するコストを公的に負担した場合に
非享受者にも負担がかかるということなのですね。

逆に言えば、少額であっても利益の享受者が手数料を払うことで両替という全く銀行にとって得にならない業務が護られることになり、それは双方にとって利益になるということでもあるのでしょう。

ATMの手数料も銀行によっては無料にするところも出始めていますから、両替の手数料も安くする、あるいは無料にすることで他行と差別化を図る銀行も出ることを期待しています。

お礼日時:2008/08/12 00:20

もっと具体的に説明しましょう。



現金を運んだ経験のある身からすると、

500円玉を30リットルクラスの運搬袋にぎっしり詰めたら3袋はもう重過ぎてもてません。

1万円券は2億円詰めるとミカン箱クラスになりますが、これも腰を入れて抱えて持つのがやっとです。3億円を超えると一人で運ぶことは不可能になってきます。

銀行は本店支店で多額の現金を保管していますが、その数量チェックや保管・運搬にかかる物理的なコスト、警備コストは莫大なものなのです。

現金は単に1円・5円・10円・50円・100円・500円・1000円、5000円、1万円というだけではなく、旧100円札(まだ効力あり)、オリンピック記念硬貨、昭和天皇御在位六十年記念金貨など珍しいが使えるおカネの種類がたくさんあり、それらの分別や真偽鑑別にも相当な人的エネルギーを費やしているのです。
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多くの解釈が可能です。

以下あくまでひとつの例です。

同じ千円でも千円札と10円100個では人によって価値が異なります。カネというのは将来の経済行為を貯蔵する機能がありますから、普通はかさばらない方が貯蔵に便利でしょう。場所も取りませんし、紛失や盗難のリスクも減ります。ところが商売で釣り銭に使うなどとなると10円玉が大量に必要になるので、そういう人のために(電子的なデータだけで取引するよりコストのかかる)現金それも10円玉を大量に準備し必要な時にすぐに提供できることは、釣り銭が必要という流動性のニーズに応える一種の経済価値を創造する行為といえます。手数料はその対価です。

これ以外にも無数の解釈が可能と思います。
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この回答へのお礼

私は経済学は門外漢なのでわからないことだらけなのですが、
「釣り銭が必要という流動性のニーズに応える一種の経済価値を創造する行為」というのは、
「釣り銭をストックしていますから、だれでもいつでも交換しますよ」という一般客向けのサービス業務を銀行がしているという理解でよろしいでしょうか?

私に一つ引っかかる点があるのは
銀行には
「営利を追求するという私企業」という面と
「日銀から貨幣という経済社会での交換価値を借り受けて、一般に流通させるという公的機関」の面
の二つの側面があると思います。

一市民が直接、日銀に行って、「千円両替してくれ」
と頼めない以上、銀行が代替機能を果たす役割があるはずです。

つまり、本来は日銀が「銀行さん頼みます」と言って、
銀行に委託しているはずの機能を何故、一般市民が
個人資産(微々たるものですが)を払って
サービスとして受けているのかが疑問なのです。

お礼日時:2008/08/11 21:36

自分も素人ですが…。


「銀行業務の一つとして両替ができること」
無料でと書いてあるのでなければ
手数料が発生しても文句は言えませんね。
手数をかけてますし(笑)
自分の利用している金融機関では
枚数制限で手数料が決まっています。
少なければ(確か50枚までだったかな)無料です。

ちなみに、預金を引き出す際に書き込む用紙に
種類と枚数が書けますから、枚数が欲しい場合は
おろすついでに利用しますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私もこれから両替を預貯金の引き出しでできないかと考えています。

お礼日時:2008/08/11 21:09

銀行法を見ますと銀行業務の一つとして両替ができることが書いてあります。


営利を追求する会社としての業務ですから、両替というサービスを提供した見返りの手数料です。人件費も掛かりますしね。
…という説明では駄目ですかね?

ちなみに、50枚までは大抵の銀行は手数料が掛かりません(中にはもっと多くまで出来る所もあります)。2回(違う日、または違う銀行)に分ければ手数料が掛からなかったんですがね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
手数料は両替とうサービスの対価である
というのは一つの理解だと思います。

お礼日時:2008/08/11 21:07

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