アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

大規模な作戦で成功させた場合と失敗した場合。
当然、成功させた場合将兵に対して何らかの武勲が必要ですが、失敗した場合も将兵の間に相当数のポストが空きます。
この場合、どうなるんでしょう?

部隊内に複数の将官がいると指揮系統に混乱が生じるのでは?
無論、先任や上級(あるいは高級)などのワンランク設ける方法もありますが、やはり限界があると思われます。
逆に作戦が失敗したのに昇進というのも変な話です(実際、大戦末期に日本・ドイツの間ではこの手の昇進がものすごくありましたが…)

例えばの話、艦隊司令など中将・少将クラスが多数いたとして、当然司令官は中将クラスが勤めますが、司令にもそれぞれ各方面作戦において得手・不得手があります。
通常、少将クラスは参謀や戦隊の司令など補佐を務める事になるかと思いますが、どうしても司令官に就任せねばならない場合どうなるんでしょう?
アメリカの場合、少将から大将に一気に引き上げた前例もあるので(といっても、アメリカの場合慣例で平時において中将クラス以上が第2次世界大戦時には置かれていなかった)、事前に昇格させるというのも考えられますが、その場合作戦終了とともにやはりもとの少将に降格させられるんでしょうか?
それとも何らかの武勲を立てた場合、褒賞としてそのままなのでしょうか?

また、少将・中将クラスが前線で華々しい武勲を立てた場合などの、その後の昇進も気になります(当然、将官クラスだけでなく佐官・尉官クラスもかなりの規模になると予想されます)
ドイツでは大将の上に上級大将が設けてあり、元帥は要塞攻略など華々しい武勲を立てぬ限り、元帥クラスの昇進はなかったと言われます。
(ただし、退役間近の名誉引退…老後の年金目当て?が多かったとか。:大戦末期は除く)
しかし、その一方でアメリカはバリバリ元帥が活躍してたりと、??(お国よって違うんでしょうけど;)。

どうなんでしょうね、ここら辺の指揮系統というか昇進ぐあいは…?
連戦・戦勝もありえないし、かといって都合よくポストが空くとも思えません…。

A 回答 (6件)

戦功には、勲章で報いるのが近代軍です。

編制上のポストに欠員も無いのに、それに相当する階級の者を増やすわけには行きません。必要以上に階級の高い者を増やさない為に、勲章や感状と言う物があるのです。

この回答への補足

う~む…、それは分かるのですが、昔ほどではないにせよ下士官や士官ならまだしも高級将校となると些か礼を欠くのでは?
特に目立った武勲や功績を立てた者をそのままに、欠員が出たからといって手身近な者を昇進させた場合、明らかに軍内で不満や士気に影響が出そうな気がしますが…。
指揮系統に混乱は生じないのでしょうか…?;

補足日時:2008/09/02 15:56
    • good
    • 0

作戦失敗により戦士がたくさん出て指揮官に不足が出た場合、予備役を戦場から遠い役目にいれ、(士官学校長とかいろいろありますよね)、現役将官を捻出します。

それでも足りなければ戦時昇格させます。

将官があまる様な状況になるなら基本的には昇格は控えますが、それでもあまる場合は現役から予備役にまわす(実質勧奨退職みたいなもんかな)、現役将官を病気療養させるといった処置になるでしょう。

基本的にはポストに合わせて昇格させるものです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>予備役を戦場から遠い役目にいれ(士官学校長とかいろいろありますよね)
そういや、大学・大学院出たての新米士官や、大学の教授や助教授が高級将校に当てられた例が大戦末期にありますね(もっともアメリカの場合、逆に現役の高級将校がハーバード大学の戦略科教授だったりと逆輸入するんで、そこらへんお国によって違うでしょうが…)

>それでも足りなければ戦時昇格させます
いわゆる野戦昇格ですね。

ですが、戦局がやばくなったから昇進させ(まぁ実際は士気向上の為そうなんですが…;)、善戦してる時はポストはあまり変わらずというのも無理があるような…(^_^;)
しかし実際、平時の時など昇格はほとんどないので(戦時に比べ)、仰るとおり「ポストに合わせて昇格」というのはその通りなのですが(逆にドイツ軍は最初軍備拡張で将兵の数がポストに見合って足りなかった)、別方面では被害・または善戦してるのに、片方面では被害や武勲が出ないとなると、組織運営に偏りが出て影響がありそうですね…。
実際の昇進や昇格のバランスはどうなってるんでしょうね、う~む…。

お礼日時:2008/09/02 16:23

>欠員が出たからといって手身近な者を昇進させた場合、明らかに軍内で不満や士気に影響が出そうな気がしますが…。



戦死・後送によって指揮官のポストが欠員となった場合、作戦実施中は次席の指揮官が指揮を代行します。戦功があったからと言って、前線で作戦行動中の部隊に、別の部隊から指揮官を充当する事は、かえって指揮の混乱を招きます。部隊毎の細やかな内外事情を知らない者を指揮官にする事は、前線では部隊の危機を招きかねません。戦場と言う異常な空間で、いきなり指揮官によそ者が入って来れば、指揮される兵の士気も低下します。英雄一人を持ち上げる為に、多くの兵士の士気を犠牲にするのは馬鹿げた事です。そんな事も分からずに不満を漏らすような者は、そもそも指揮官としての素養に問題がありますので、前線部隊の指揮には充てられないでしょう。
つまり、英雄の顕彰は勲章で充分なのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>別の部隊から指揮官を充当する事は、かえって指揮の混乱を招きます
仰るとおりです。
ただ、前線でそれも戦死者の激しい地域と大して戦局の激しくない地域とでは雲泥の差があると思われます。

高級将校と言えど人間ですから死にたくはありません。
中将ともなるとひとしおでしょう。
特にやりたくもない激戦区で指揮を採るともなると「勲章」では足りますまい。
その為の「二階級特進(死後昇進)」があるわけですから‥(あれは何も礼儀的なものだけでなく、先進国では遺族の為の特別支給金的な意味もある)。

前線で武勲を挙げてるのに昇格できず(上官が死ぬまで)、自分が死んだ跡に「誰かが後釜につく」では、正直勲章だけではやってられませんよ‥。
私でも嫌です(現場の人間や旧軍なら尚更でしょう)。

それに艦隊や連隊(師団)は合同軍ですから、必ずしも専門分野だけの人間とは限らず、陸・海・空の同時編成を迫られる場合があります(これが旧日本軍では大問題となり、結果、内部で軍閥による海上陸軍、陸上海軍が作られるという異様な事態に陥り、敗戦の引き金の一つとなります)

お礼日時:2008/09/05 18:20

近頃読んだ第二次大戦のフィリピン戦線の日本軍(陸軍)の場合、


大隊長なんとか要員(名称を失念。とにかく、大隊長が足りない場合の補充候補者です)をマニラに派遣しておいたらしいです。

マニラから前線の連隊に配属された少佐がいます。
連隊は連隊長+隊員が、満州方面から移動してきました。
マニラから入った少佐はその後、所属大隊の大隊長が戦死したので、大隊長代行、後に大隊長になったのではなかったか。
うろ覚えですみませんが。
No.3で言われているように、「欠員が出たら次席にある人が昇格する」ということでしょう。
作戦中に指揮官が死んでしまったら、士気の低下云々というより、作戦を続行できませんから・・・・。

戦闘で指揮官が死亡して隊がバラバラになってしまった場合は、兵隊は最寄にある他の隊の指揮下に入ることになっていたそうです。


>部隊内に複数の将官がいると指揮系統に混乱が生じるのでは?

中佐とか少佐とか大尉とかいう位と別に、
大隊長とか中隊長とか参謀とか、役職がありますよね。
そこで指揮系統を作っているんだと思いますが・・・・。
大隊→中隊→小隊→分隊のように分かれていて、それぞれに長がいて、誰の指揮下に入るのか細かく決まっていますから。

司令官だか連隊長だか師団長だか忘れましたがとにかくだいぶ上のランクの話で、上司が学校の後輩、部下が先輩で、皆の前では役職のとおりに振舞っていたけれど、部屋に入ると「おい、○○」と呼び捨てで話しかけていたという話も読みました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>マニラに派遣しておいたらしいです
なるほど。
こういう予備ポスト(?)造りの方法もあるわけですな‥。

>中佐とか少佐とか大尉とかいう位と別に、大隊長とか中隊長とか参謀とか、役職がありますよね
そうなんですよ‥。
そこなんですよね。ようするにですね【階級】と【役職】が一致しない(必ずしも)んですよ。
中佐ふぜいが(といっても高級将校ですが‥^^;)、参謀に就いた為に中将・少将相手に偉そうな口を利いたり(大将の肝入りなので、中将・少将といえど、むやみに下にできない‥)、命令したりして「あの若造が!」「小官にあのような口振り許せん!」と後で陰口叩いてたりと‥、個人的に「?;」な場面が結構あります;
後で昇進させるつもりなんでしょうけど、そう簡単にいかないようで(そもそも差が開きまくってる)。

>「おい、○○」と呼び捨てで話しかけていたという話も読みました
友人・知人同士の仲なら、そういう話は聞いた事があります;
私が知ってるのは古い仲や友人同士の話がほとんどでしたが、本来なら厳罰ものでしょうな(特に旧軍では)。
でも、昔は「先任」が大分幅を利かせてた話は結構聞いてますので(今でもそうですが、軍曹に少尉が頭が上がらなかったり)、まぁ‥あまり表には出てきませんが(本人達が話したがらないでしょうから)、「友人・知人」に関係なくそういうのはありそうですね‥。

ありがとう御座います。
参考にさせて頂きます。

お礼日時:2008/09/05 18:46

 指揮官に戦死がでた場合他所から指揮官を入れますが、これはわりと戦線が膠着状態のときです。



 なお通常作戦を考えるのは参謀の仕事、指揮官はその案のなかから選べば済むようになっています。よってよそから急に指揮官を突っ込んでも作戦立案にそう支障は生じませんが、士気の低下は問題となりうるでしょう。

 そうなると当然次席のものが作戦を代行しますが、そういう場合参謀が副官の役目をにない部隊を実務面で掌握することが多くなり、また参謀の手が足りなくなりますので、これはわりとすぐ補充されます。

 普段から作戦を考えるのは参謀ですし異動も激しい、後からやってきてでかい顔をするといったことが多いので、参謀は末端兵からは嫌われることが多いようです。

 もっとも指揮官に代わって非情な立案をするのも参謀の役目なので、当然といえば当然かもしれません。

 ただ長期的に指揮官が代行のままというのも、他舞台や同盟国との折衝等問題も生じますので、やはり一時的な措置です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>指揮官に戦死がでた場合他所から指揮官を入れますが、これはわりと戦線が膠着状態のときです
WWI(第一次世界大戦)とWWIIでは、戦争そのものが違うので(防御優位から攻撃優位へ)、大分軍の在り方も変わってきたな~という印象は受けるのですが(WWIIIの冷戦や現代のテロ戦争なども)、それに伴う昇進や昇格といったものはどうなのかと‥(むろん、国によってもあり方は違うのでしょうが‥)。

>後からやってきてでかい顔をするといったことが多いので、参謀は末端兵からは嫌われることが多いようです
私がだいぶ前に読んだ本では、参謀があれこれ幅を利かせてくるので、司令からも疎まられる場合があるようです。
参謀としては自分の案が採用され成功すれば、出世(評価)となりますので当然と言えば当然なのですが、中には大将の肝煎りだったり、既にかなりの実績を上げてたりすると、でかいツラをして反感を買ったりと‥まぁ、軍内でも色々あるみたいですね‥;

派閥争いや権力(指揮?)闘争などもあるので、ひとえには言えないのかもしれませんが、武勲と昇進の関係が気になったもので‥。
陸・海・空の合同時における指揮系統や作戦終了時の褒賞、同軍内部での昇進や異動、新ポスト創設における就任(栄転?)など、どのようになってる(決めている?)のかと‥。

お礼日時:2008/09/05 19:28

>あれは何も礼儀的なものだけでなく、先進国では遺族の為の特別支給金的な意味もある



失礼ですが、勲章には通常、年金などの特典が付く事をご存知無いのでしょうか。どうもお話を聞く限り、貴方の理解では、勲章とは単なる名誉の印に過ぎない、と理解されているようです。現在の日本における勲章には特典がありませんが、これは世界的に見て特殊な事です。
軍人は、戦死すれば遺族年金が出ますし、手柄を立てて受勲すれば、それに見合った特典を得る事が出来ます。名誉も実利も得られるのです。
激戦地とそうでない戦線の差についてですが、米軍の場合、部隊ごとローテーションさせる事で解決を図っていますし、他の国でも程度の差に開きはあるでしょうが、ある程度そのような配置転換は考慮されています。しかし、部隊内部での指揮権序列の変更は、即ち再編制を意味しますので、前線で行動中の部隊ではしないのが前提です。そうでなければ軍律を維持できませんし、悪くすれば戦線が崩壊する可能性すら出てきます。その危険を押してまで、階級上昇に拘る者は軍隊には存在しない、と言う事です。優れた軍人ならば、凱旋後に昇進のチャンスはあるでしょうし、野戦任官は戦後に元の階級へ下げられる事も多いので、昇進したいのならば戦後に武勲を足掛かりとして運動する方が確実なのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>勲章には通常、年金などの特典が付く事をご存知無いのでしょうか
旧日本軍や旧ドイツ軍だと、勲章にもよるでしょうが戦費負担の為それ程貰えなかったように記憶しています(大体がスズメの涙程度で、戦勝が前提だったような‥)。
しかも、敗戦により戦後賠償や修復復興などのドサクサで支払われなかった例もかなりあり、ようやく見直されたのは戦後復興の目途が立ってからと記憶しています。
(このせいで、元軍人による事件(陳情など?)が戦後多発していたような‥)

むろん、仰るとおり国によって違いますし、戦勝国(大国)とでは天と地の差でしょう‥。
また、私が旧軍と現代軍(自衛隊など)などのシステムをある程度同様に考えていた感があるのも確かです(というかこれが乏しいから質問してるわけですが‥;)。
時代によっても事情が異なりますが、別に私は勲章を軽視しているわけではなく(といっても現代は平時の方が多いので、勲章そのものの価値は下がってますが‥)、勲章も重要ですが「指揮系統における昇格(権限)と武勲(実績)の関係」が知りたいのです。

米軍の場合、意図的に迅速性と適応性を図る為に、軍備再編がし易くなってたりしますが、米国のようなポストを増やせる大国(それも時代の最先端で)ならいざ知らず、他国などは通常どのように対応してるのかと思った次第です。

>その危険を押してまで、階級上昇に拘る者は軍隊には存在しない、と言う事です。
実際、現代では大戦のような大規模な戦いはなくなりましたので(核ミサイルを無力化でも出来ない限りたぶん起きない)、「昇進そのものが武勲と関係なくなってる」のも確かです。
仰るとおり「組織づくり」や「組織運営」の方が評価される時代です。
(ある意味、軍隊もサラリーマンといえる)

ただ、旧日本軍やドイツ軍は褒賞が思ったほど「特典(お金や物資など)」という形で支給出来ないので、ナショナリズムを煽って対応した為に、かえって「地位」や「名誉」などの権限を欲しがり、これがのちに大問題となったと記憶しています。

お礼日時:2008/09/05 20:54

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!