アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

最近、リアルタイムPCRで増幅産物の定量を行うようになったのですが、
市販されているプライマーとスタンダードのセットでしか測定をしたことがありません。

自身でデザインしたプライマーで増幅した産物の定量を行いたい場合、
スタンダードはどのように作製したら良いのでしょうか?

PCRの増幅産物をプラスミドにクローニングしてスタンダードを作製するようなことを読んだのですが、悲しいことに理解できずにおります。
また、塩基配列が判明している変異遺伝子やウイルス検出にあたり、手元に陽性コントロールとなるサンプルがないとスタンダードを作ることは無理でしょうか?

具体的な解説、初心者向けのおすすめ書籍・webサイト等がありましたら、教えてもらえないでしょうか。

A 回答 (2件)

リアルタイムならやはりApplied Biosystemsが詳しいです。


アプリケーションマニュアルもご専門にあわせてどうぞ。

http://www.appliedbiosystems.co.jp/website/jp/pr …

私の場合、スタンダードは増幅がかかるターゲットよりちょい広め(200bpくらい?)のPCR産物を精製して、分子数に換算しています。
収量(重さと濃度)から分子数(mol)への変換はよろしいでしょうか。
(realtime RT-PCRですよね?)本来はRTaseのネガティブコントロールをとりたいので、スタンダードもRNAである方が望ましいのですが、難しいことが多いのでDNAでスタンダードをとっています。

2検体間での発現量の比較定量をするのであればもっと気軽にddCt法がありますが、ウイルスの検出ということであれば絶対定量が望ましいので、スタンダードをおくしかないと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
Applied Biosystemsのページを拝見させてもらいました。

DNAの濃度を測定し、計算によりDNA 1分子あたりの重量を求めることでコピー数を算出するということでよろしいでしょうか。

> スタンダードは増幅がかかるターゲットよりちょい広め(200bpくらい?)のPCR産物を精製
とありますが、具体的にはどのような手法で精製するのでしょうか?
人工合成ではなく、実際の系より広い範囲を増幅するプライマーを利用して、スタンダード用のPCR産物を精製しているということでしょうか?
また、スタンダード作製には手元に陽性コントロールがないと無理でしょうか?

ddCt法についても勉強させていただきます。

可能でしたら、補足説明していただけると幸いです。

お礼日時:2008/09/09 07:31

#1です。



>実際の系より広い範囲を増幅するプライマーを利用して、スタンダード用のPCR産物を精製しているということでしょうか?

仰る通りです。
ターゲットとなる配列を含む領域をPCR増幅し、それを簡単に精製(kitなどでカラム精製、脱プライマと脱塩)します。
この標準品を段階希釈系列にして、検体が収まる様なスタンダードカーブを描いています。
私は微生物系の研究者ですが、いまのところこれで文句を言われたことはありません。(mRNAの発現量の相対定量が主な目的だからかもしれませんが)

RNAの検出が目的のようですが、陽性コントロールを得るのに一番手軽なのは、T7プロモーターを持つベクターにクローニングし、T7RNAポリメラーゼでRNAをつくる方法だと思います。
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この回答へのお礼

丁寧な解説ありがとうござました。

PCRやクローニングを利用して陽性コントロールを作製しているのですね。
これからも色々と勉強してみたいと思います。

やはり1度は陽性サンプルを手に入れないとダメですね。

周りに知識のある人がいなかったので、とても助かりました。

お礼日時:2008/09/11 22:48

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