No.3
- 回答日時:
歴史ものでしたら山岡荘八の『徳川家康』全26巻、吉川英治の『新・平家物語』全16巻、どちらも大長編で読み応え抜群!!
考えさせる本がブームでしたら山崎豊子さんの本がおすすめです『白い巨頭』や『大地の子』を書かれた有名な方です。どの作品も数巻にわたっているので、読み応えもあると思います。
天童荒太さんの『永遠の仔』もおすすめです。これはミステリーな要素も入っていますが、心に傷を負った子供たちの話で、とても面白くもあり考えさせられました。
質問者さんの趣向には合わないかもしれませんが、読み応えと面白さでおすすめしたいのは京極夏彦さんの京極堂シリーズです。
シリーズの平均ページ数が1000ページを超えるものですが、とっても面白いので、この量が苦にならずにスラスラと読めます。
個人的には読まないと人生損をしている本といって友達に勧めています。
歴史の教科書的なイメージがあって、歴史文庫系は避けていました。(学校の歴史は超苦手)
でもちゃんと読めば、物語として楽しめるんですよね。
勉強にもなるので、読んでみたいと思います。
山崎豊子さんの本はいいですよね!
『大地の子』と『沈まぬ太陽』がお気に入りです。
天童荒太さんの『永遠の仔』も好きな本です。『家族狩り』もかなり考えさせられました。
京極夏彦さんは大学のときに友人に勧められたのですが、私はあまりハマれませんでした…今読めば違うのかも知れませんね。
ご回答ありがとうございました!
No.5
- 回答日時:
あちゃ~・・・。
『アンナ・カレーニナ』、既読でしたか・・・。
(^^;
宮尾登美子さんの「蔵」がお好きなら、同じ著者の、
『鬼龍院花子の生涯』
『櫂』
などは?
『南総里見八犬伝』
などは、お好みでないですか?
「主人公が苦労を乗り越える」と言う点は、符合します。
宮尾登美子さんの本は何冊か読んでますが、ハズレないですよね。
篤姫も面白かったし。。。
おすすめして下さった2冊も読んでみます、ありがとうございます!
『南総里見八犬伝』は題名だけ知っていましたが興味を持ったことがありませんでした。
調べてみたらすごく壮大なストーリーっぽいですね。
今の私のブームとはちょっと違そうな感じですが、いつか絶対読んでみます。
No.7
- 回答日時:
古典ではありませんが
塩野七生さんの「緋色のヴェネチア」~の3部作。
ある程度史実に沿って(塩野さんですからね)、苦労ではないですが
主人公がちょとは悩みます。
長くていいなら、「ローマ人の物語」。(めちゃ史実をなぞってます)
塩野さんの文体・・・というよりも語句選択?に違和感を感じなければですが。
いかがでしょう?
塩野さんのローマ入門書的な本は読んだことがあります。
ローマ人の物語、読んでみたいけどあまりの長さに手が出せない。。。と思っていました。
「緋色のヴェネチア」、3部作くらいなら気軽に読めそうですね!
ぜひ読んでみます。ありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
古典ではありませんが、
高橋克彦『火怨』(上下)は素晴らしいです。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062735288.h …
また、宮城谷昌光の『夏姫春秋』(上下)はいかがでしょう?
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4062630664.h …
作者名だけはよく知っていましたが、手に取ったことはありませんでした。
こういうお話を書かれる作家さんだとも知りませんでした。
どちらも夢中になって読めそうな本ですね!
特に『火怨』のストーリーがものすごく自分好みな感じです。
ぜひ読んでみます、ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
・ジョン・ランプリエールの辞書(創元文庫上下)
17世紀のイギリスが舞台のお話です。気鬱をなおすために固有名詞辞典を編纂する主人公、バラバラにされた父の遺体、秘密結社、謎のインド人暗殺者、暗躍する東インド会社、そして主人公の恋人、運命や如何に?
・ディファレンス・エンジン(ハヤカワ文庫上下)
蒸気機関が発展した19世紀末、人々は蒸気映像を楽しみ、蒸気通信で遠距離とコミュニケーションし、そしてついに蒸気コンピューターが稼働したのですが……
・蒸気コンピューターとは機械式コンピューターなのでわからんでもないですが、とにかくオチが……
・ファウンデーション(ハヤカワ文庫)
SFです。むかし創元文庫ででていた「銀河帝国の興亡」を改訳したものですが、長いけどおもしろいです。
・死霊 (講談社文芸文庫)
簡単には言えない、超小説です。病院の若き精神病医と自己意識の飛躍をめぐって議論になり、対立するのですが……
・黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)
昭和3大奇書の1冊で、まあマイルドなのを。とにかく、ボスポラスより東に唯一存在する様式の洋館で殺人事件が起きるのですが、肺病やみの法水倫太郎(のりみずりんたろう)という法医学探偵が、超推理をします。すごすぎて、クラクラしました。すすめていいかどうか、ちょっと躊躇しましたが、チャレンジなさるならぜひ!
・ドグラ・マグラ 上下(角川文庫)
これが昭和3大奇書のもう一冊です。文章で人を発狂させることができるのではないかと思いました。いちおう、推理小説です。表紙もふくめてトンデモない本です。
・虚無への供物〈上下〉 (講談社文庫)
昭和3大奇書ラストはこれです。密室殺人事件が起きるのですが、犯人とおぼしき人物が次々死んでいきます。読んだ人の話では、800ページ以上あっても、上記2冊より読みやすいとのことでした。
・完全版 知恵の七柱 平凡社東洋文庫
・アラビアのロレンスことT.E ロレンスが著した砂漠の反乱の記録です。今年8月から英国ででた新発見部分まで含んだ邦訳が世界初海外語訳となり、第1巻がでました。5巻まであります。旧い3巻訳はよみましたが、映画と巻末の地図を付け合わせて読むと、砂漠が目に浮かぶような本です。
・地中海 藤原書店
アナール学派のフェルナン・ブローデルが書いたフェリペ2世時代の地中海の役割を書いた大著です。単純な歴史書ではなく、環境、集団、出来事の働きを書いてから時系列の話になるというすごい本です。ガッツリ読んでください。
たくさん教えて頂いてありがとうございます。
言い忘れていましたが頭が追い付かないもので、ミステリーやSFが少し苦手なのです><
アラビアのロレンスは映画が大好きなので、『知恵の七柱』はいつか読んでみたいと思っていました。読んだら更に映画も楽しめそうですね。
ありがとうございました。
No.10ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは、読み応えのある小説といって真っ先に頭に浮かぶのは『神聖喜劇』大西巨人です。
光文社文庫で再刊されています。全5巻です。
この本を読んで「人間の尊厳」というものを深く考えさせられました。
この本に深く感銘を受けた劇画家が10年の歳月をかけて劇画化したらしいのですが、そちらは残念ながら未読です。
とにかく読んでみてください。私は読後数日間、作品の余韻に浸ることができました。
この回答への補足
お礼の補足です。
『神聖喜劇』を図書館で発見したので読み始めました。
まだ途中ですがたまらなく面白いです!
文庫で全巻買いそろえたいと思います。
久し振りに、「生きてるうちにこの本に出会えてよかった!」と思える本でした。素敵な本を教えて頂いてありがとうございました。
こんにちは。
読後数日間、作品の余韻に浸る!私も『風と共に去りぬ』を読んだときはまさにそんな感じでした。
そんな出会いがまた欲しくてここに質問させて頂きました。
『神聖喜劇』は全く知らなかったのでamazonのレビューも読んでみましたが、村上春樹さんの小説の主人公のイメージというのは本当ですか???
大好物の予感です。ぜひ読んでみます、ありがとうございました!
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