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皆さんお世話になります。
質問内容は表題の通り、

「ゆとり教育の提唱者は誰ですか?」

ということなのですが、単純に文科省ということではないですよね?

A 回答 (4件)

>単純に文科省ということではないですよね?



もちろんそうではありません。一番大きな要因は当時(1970年代前半)の「世論」でした。ちょうど,今の「ゆとり教育」批判と全く逆の「世論」が強かったのです。

60年代後半から70年代前半というのは,団塊の世代の高校・大学進学時期で,非常に激しい受験競争がありました。当時は「受験戦争」「四当五落」(睡眠時間四時間なら合格するが,五時間寝たら大学入試には落ちる)などという言葉が当たり前のように使われ,「受験生ブルース」などといった歌も流行った時代です。

その結果
・知識偏重で,思いやりに欠ける
・詰め込み教育で応用力が無い
・大学に入ると燃え尽きて,学問をしなくなる
・共同作業,話し合いなど社会で必要な能力が無い
などの批判が企業・大学・マスコミや世間一般から出されました。

これを受けて,中央教育審議会と文科省がいわゆる「ゆとり」教育に梶を切ったのが80年(昭和55年)の学習指導要領だったわけです。指導要領は,10年ごとの改訂ですから,批判が出てから,変わるまでに少しタイムラグがあるのです。
*「教育指導要領」という言葉はありません。「学習指導要領」です。

ですから,当時はマスコミも世論も「ゆとり」教育には賛成ムードが強かったのです。ちょうど,今,「ゆとり教育見直し」の賛成ムードが強いでしょう? 同じことです。

もちろん日教組も「世論」の一つではありましたが,そこだけが,突出して特殊なことを言っていたわけではありません。日教組【も】主張していた,というのが正確な理解です。

ちなみに,学校週5日制が導入されたのは,教育上の理由ではありません。国際機関や欧米諸国からの労働時間短縮圧力です。ところが,学校の場合,土曜日を休みにするとなると,授業数が減るわけですから,当然教育内容も少なくせざるを得ません。そうなると,制度として土曜日を休みにするタイミングは,指導要領の改訂と合わせるしかなかった,ということです。

現行の指導要領(今,学校で使われている指導要領)について言えば,単純に80年代からの流れとは少し違った思想・方向性があります。ですから,本当のことを言えば,80年代から今の指導要領までを「ゆとり」と一括りにして表現することは,間違った言い方です。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BA%E8%84%87% …

要は、文科省の派閥争いの結果です。
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こんにちは



どちらかというと、教職員の側から、というか教職員の「ゆとり」?

「学校週5日制」、「ゆとり教育」について1972年に日教組が提唱(?)したらしいです。

それを受けて、1980年から全改正された教育指導要領が実施され、その後も幾度か改正され、徐々にゆとりだ出来て、現在問題(?)「ゆとり教育」は2002年ごろに固まった、と見る向きもあるようです。

と、私もあまりよく知らなくて、調べてみました・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%A8% …
http://www.eonet.ne.jp/~daikyoren/page019.html
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元首相・森喜朗氏が「詰め込み教育が心の問題をないがしろにした」「学力に価値を求めすぎている。

社会のために健全に生きていける人格の形成がないがしろになる」と指摘したそうです。
このことから考えると、氏の考えで“ゆとり”になったのでは?

http://blog.skeptic.jp/item/1020
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