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化学の実験でピペットの検定を行うことになりましたが、なぜこのような実験を行うか分かりません。

この実験の化学的根拠は何でしょうか?

抽象的な質問で申し訳ありませんが、お分かりの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて頂きたいと思います。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

ピペットで正確に蒸留水を秤量瓶にとり、その重量を測る実験ですね。

水は室温になるようにし、その温度での水の比重を使いピペットから流れ出た容量を決めます。同じ10 ccのピペットでもものによって微妙に容量が異なります。数値の精度は忘れましたがたとえば9.995 ccだとか10.003 ccだとか一つ一つにピペットについて、自分が特定のやり方(流出後膨らんだ部分を手で握るとか、壁に先端をつけて液を落とし、流出終了後軽く擦るとか)で、そのピペットを使った時のそのピペットの流出容量が決まります。自分の液の採取、液の落とし方の揺らぎの程度もわかります。ピペット毎にFactorを決め、本番の分析のとき、そのFactorをつかうのが正統的やり方です。ビュレットについても同様に目盛りに対応する補正グラフを作って、どこからどこまでの目盛りなら、このビュレットは何CCになると決めます。これで滴定をします。
どのようなものでも、自分で較正が出来るものは較正する、というのは教育としても重要な意味をもつと思います。
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この回答へのお礼

丁寧に説明して下さってありがとうございました。
とても参考になりました。

お礼日時:2008/10/13 10:53

精密の測定する為に定期点検・公正は皆さんが言うように必須&重要です。


ピペットだけではなく、水の重さを測っている天秤も公正が必要です。

精度と再現性の質問をされているので、
マイクロピペットになりますが、
http://www.technosaurus.co.jp/product/mlh_faq_sd …
を参考にしてみてください。
図で解説しているので、分かりやすいと思います。

半分冗談で・・・
1つの器具が規格に入らず、頑張りすぎると
器具を検定しているのか、技量を検定しているか
分からなくなります (^^)。
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通常ピペットの検定は「測定誤差の決定(標準偏差)」、水の密度の確認、実験者の「技量」の確認、等の為、学生実験「無機化学実験(演習)」の最初に行われます。

この回答への補足

実験操作は下記の通りです。

1.30 ml試料管の重量を化学天秤で測定。
2.純水約40 mlを50 mlビーカーに入れて水温を計測。
3.この純水を5 mlホールピペットを用いて正確に量り取り,30 ml試料管の中に注ぎ込んで重量を測定。
4.このような操作を合計5回繰り返し,計算によってホールピペットの容積を求め,さらにその平均を求める。

得られた値から分散のグラフを描き、平均値やバラツキの範囲等が許容限度内に収まるかどうか検討することになっていますが、標準偏差は必要でしょうか?

補足日時:2008/10/13 11:00
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ピペットは、以前は計量法の検定を受けたものとなっていましたが、


現在は、日本工業規格に適合したものを使用することになっています。
規格に適合したものを使用する場合、別途校正は必要ありませんが、
規格内であっても、おのおの一本ずつ量り取る量が異なりますので、
正確にいくらとなっているのか知るために行うのが根拠となるでしょう。
また、学生実験なら、その検定を行う方法の実習でしょう。
経時的にも精度が変化しますので、古いものは、校正をするほうが望ましいでしょう。

この回答への補足

実験で用いる器具は、JIS規格に合格したものです。

実験器具は新しくはないので、精度は変化している可能性はありますね。

補足日時:2008/10/13 10:48
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「ピペットの検定」というのは、ピペットの容量が正確度、あるいは、


精度を確認するための実験のことを言われているのでしょうか?
もしそうだとしたら、測定器具、測定機器の校正というものを理解する
のに、重要な実験です。例えば、製薬メーカーで研究開発のための実験や、
品質管理のための試験をする際に使用する測定器具、測定機器は、校正が
必須となります。

もし全然違う実験だとしたら、実験の内容をきちんと説明していただいた
方が、的確な回答が得られると思います。また、学校の実験だったら、
まず先生に実験の意図を確認された方がいいでしょう。

この回答への補足

実験内容は、ピペットの正確度と精度を確認するものです。

測定する器具によって校正が必要なんですね。
実験器具は精密に作られているので、校正を行う必要がないと思っていました。

ありがとうございました。

補足日時:2008/10/13 10:42
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