No.2ベストアンサー
- 回答日時:
理由は幾つかあります。
まず第一は、安全性の問題。
有機実験では有機溶媒、或いは反応させる試薬そのものが引火性・可燃性を持つものが多いので、それを使う場合は裸火は厳禁です。
次に、温度管理の問題。
無機実験などで、比較的熱に強いものが溶けた水溶液から水を飛ばすのであれば、より高温になる直火の方が有利です。
一方、有機実験では温度によって、目的とは別の反応が起きたりするものも多い為、過熱の際に温度調節が必要な場合があります。
(もちろん、無機実験でも温度調節が必要な場合もあります)
水浴・湯浴(ウォーターバス)では最大でも水の沸点の100℃までしか上がらないので、それ以下の温度での加熱が必要な場合に適しています。
ちなみに、これより高温にする場合は、シリコンオイルなどを使った油浴(オイルバス)や、砂を使った砂浴(サンドバス)などが使われます。(引火性のものの場合、熱源には当然火は使えないので、電熱線を使用します)
このような理由から、有機実験では他の実験に比べて、火を使ったものは少なくなります。
(但し、これも皆無ではありません)
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 中学校 中学理科 2 2022/09/11 20:50
- 中学校 中学理科 2 2022/09/19 09:14
- 化学 陰イオン交換クロマトグラフィーについての質問です。 先日、陰イオン錯体の形成による分離の実験を行いま 1 2023/05/02 01:26
- 化学 白色粉末の同定について 2 2022/11/17 23:17
- 化学 化学 0.006 M FeCl3溶液3滴を2本の試験管にそれぞれ入れて、純水を1 mL加え、アンモニ 1 2023/07/16 00:01
- 化学 陰イオン交換クロマトグラフィーについて 陰イオン錯体の形成による分離の実験を行いました。 試料溶液中 1 2023/04/30 18:29
- 化学 加熱のとき,試験管の口を下げる理由について 2 2023/07/02 11:23
- 生物学 卵白水溶液で、硫化鉛が出てくる反応についてです。 1 2022/07/16 14:24
- 化学 身の回りの現象と物質 2 2023/02/13 22:21
- 化学 フッ化アンモニウムの溶解熱について 2 2023/04/12 02:30
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
プロが教えるわが家の防犯対策術!
ホームセキュリティのプロが、家庭の防犯対策を真剣に考える 2組のご夫婦へ実際の防犯対策術をご紹介!どうすれば家と家族を守れるのかを教えます!
-
サンドバスやオイルバス 使い分けの目安は?
化学
-
高沸点物質の蒸留
化学
-
アセトアニリドの合成で
化学
-
-
4
なぜ酢酸ナトリウム?
化学
-
5
アルドール反応(ジベンザルアセトン合成)
化学
-
6
ファクターの求め方
化学
-
7
アニリンの反応について
その他(自然科学)
-
8
副生成物
化学
-
9
イブプロフェン、ジフェンヒドラミン、アセトアミノフェン
化学
-
10
油浴とは?
化学
-
11
三価クロムイオンに水酸化ナトリウムを加えるとどのような色になりますか?
化学
-
12
ジベンザルアセトンについて・・・
化学
-
13
アルドール反応
化学
-
14
不純物の融点
化学
-
15
酢酸エチルの収率について。
化学
-
16
還流について
化学
-
17
TLCについて
化学
-
18
実験のレポートで収率を書くとき…
化学
-
19
再結晶でエタノールを加えた理由
化学
-
20
反応の当量について
化学
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報