「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

タイトルにある詩を読んだことのあるかた、感想や考えたことなどなんでもいいから聞かせてください。

A 回答 (1件)

「荒地」 


四月は一番残酷な月

「うつろなる人々」 
わたしたちは剥製の人間
互いに寄りかかりながら、
頭には藁が詰まっている。

こういう名文句がいくつもあるけれど、根本的には死んだ詩だと思います。
エリオットは人間不信の詩人です。詩人なのに、個性とかロマンチックな感情
とかいうものがきらいで、銀行に勤め、狂った奥さんに悩まされ、自分の感情
と戦いながら詩を書いて文壇のボスになりました。
詩は感情や個性を表現することではなくて、それからのがれることだといって、
伝統や宗教とのつながりに救いを求めたのです。

ベトナム戦争を題材にした映画「地獄の黙示録」では、「うつろなる人々」の
一部を主人公が朗読します。村上春樹の小説に「荒地」 のことがちょっと出て
きます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2003/01/15 18:47

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