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はじめまして。
質問させてください。
近々初海外でアジア旅行を予定しています。
予定国 マレーシア グアム フィリピン
5万円をドル札で持っていこうと思うのですが、
噂で聞いたのですが、細かく500ドル札を持っていくよりも
100ドル札を5枚の方が換金率が高いと聞いたのですが、
どうなのでしょうか?
どの銀行が良いか悪いかありますでしょうか?
その500ドルパックにする際、手数料などかかると思うのですが、
いくら位かかるか事前に分かればありがたいです。

宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

 日本の銀行では券種による両替レートの違いはありませんが、海外の銀行や両替所では券種により両替レートが異なることが確かにあります。


 券種でレートが区分されているのは大抵は米ドルのみで、100ドル・50ドル紙幣の両替レート(Big Noteなどと呼ばれる)が最もよく、次いで20ドル・10ドル紙幣(Middle Note)、そして5ドル・1ドル紙幣(Small Note)のレートが一番下がります。ただし極端な差があるわけではなく、100ドル紙幣と1ドル紙幣でも両替レートは1%か2%違う程度です。例として[1]はベトナムのFirst Commercial Bankの両替レートですが、米ドル現金→ベトナムドンの両替レート(CASH RATE)に"Big Note"と"Small Note"の2区分があり、前者が後者より1米ドルあたり100ベトナムドン(約60銭)有利な設定になっています。
 しかし渡航先がマレーシア、グアム、フィリピンだとすると100米ドル紙幣を5枚準備するのはそもそも得策と言えません。マレーシアは日本円現金からでも十分有利なレートで両替できるので、わざわざ米ドルを経由して両替するメリットがありません。グアムは米ドルがそのまま現地通貨ですから、高額紙幣でも小額紙幣でも100ドル分は100ドル分です。高額紙幣で持ち込むとむしろ使い勝手が悪くて困るだけです(*1)。フィリピンは日本円現金を直接両替するより、米ドル現金経由で両替すると少しレートがよいようですが、それでも二重両替の手間をかけるほどのことはないでしょう。

 以下手数料について定量的に論じますが、為替用語を抜きにはできませんのでまずその説明におつき合い下さい。
・銀行間レート 外国為替市場において文字通り金融機関間の取引に使われるレートで、新聞やテレビが「今日の東京外国為替市場、終値は1ドル=97円61銭でした」と報じているレートは断りのない限りこの「銀行間レート」です。一般の顧客はこのレートでの取引きはできず、必ずいくらかの手数料を上乗せして支払います。
・公示仲値 銀行間レートは常に変動しているため、両替や送金の基準レートとして使うと処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートを参照しながら「公示仲値」というレートを定め、その日の取引の基準レートとして用います。
 公示仲値と銀行間レートは厳密には一致しませんが、為替取引の有利不利を考える上では同一視して差し支えありません。また公示仲値は各金融機関が独立に定めるため金融機関間で若干ばらつきがありますが、その差は1ドルあたりせいぜい5銭です。
・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わずに外貨を買う取引きで適用されるレートです。具体的には外貨建てTCの購入、外貨預金、外貨建て国際送金などが該当します。TTSは決まった幅の手数料(為替手数料)を公示仲値に上乗せすることで機械的に計算されます。
・外貨現金売りレート 外貨現金の取扱いでは発行国からの輸送コスト、運用に回せないことによる死蔵コスト、為替変動によるリスクが必然的に発生します。そこで外貨現金のやり取りを伴う取引きには「外貨現金取扱手数料」を課すことでコスト/リスク対策をしています。実際の両替ではTTSに外貨現金取扱手数料を加算したレートが「現金売りレート」として発表されます。

 長くなりましたが要約すると、(1)各金融機関には基準レートが存在する (2)基準レートは各金融機関会社間で横並び (3)基準レートからの上乗せ分(両替による目減り)の違いが、最終的な両替レートの違いとして反映される ということです。そしてお得な両替法とは「上乗せ分が少ない両替法」であることは自明です。

1. 日本での米ドル現金への両替
 日本の銀行はその大半が、米ドル現金への両替レートを公示仲値+3円に設定しています。公示仲値が97円61銭なら顧客への米ドル現金売りレートは100円61銭ということです。一部の銀行は多少有利なレートを出していて、例えば三菱東京UFJ銀行[2]とゆうちょ銀行は公示仲値+2円80銭です。また特定の条件を満たすと20銭~50銭程度の優遇を受けられる銀行もあります[3]。目減りとして2.5~3.0%ということになります。「どの銀行が良いか悪いかありますでしょうか」とのご質問に対しては「日本の銀行は公示仲値+3円で横並びだが、銀行によっては20~50銭程度優遇もある」がお答えになります。
 銀行以外に、最近は金券ショップでも両替が可能です。金券ショップはたいてい公示仲値+2円に設定しており、中には公示仲値+1円80銭というところもあります[4]。ただし昨今の急激な円高で金券ショップには外貨を買いに来る客が殺到しており、在庫切れもしばしば発生しています。金券ショップを利用される場合は在庫状況にご注意ください。
 為替に関する知識があり金額が1万米ドル以上で、手間を厭わないなればさらに有利なレートで米ドル現金を入手する方法もありますが、本題と外れますので割愛します。ご興味があれば[5]を一読ください。

2. マレーシアでの両替
 マレーシアでの両替レートの例は[6]をご覧ください。マレーシア大手銀行のMaybankのものです。10月31日の数字で日本円現金両替レート(Currency Notes)を見ますと、日本円→マレーシアリンギット(MYR)が100円→3.54 MYR、MYR→日本円が3.71 MYR→100円です。中間を取ると3.625 MYRで、売りまたは買いの片道で2.34%の目減りがある計算になります。2.34%なら悪くない数字でこのまま両替してよいでしょう。Maybankの出張所はクアラルンプール空港内にもあります。
 市内の両替商ならこれより1%ほどよい(目減りが1%ほど少ない)レートでの両替も可能です。市内に出るまでのお金は空港で両替せざるを得ませんが、追加で両替が必要な場合は両替商も覗いてみてください。マレーシアでは大きなショッピングセンターなど人が集まる場所には大抵あります。
 米ドル現金からの両替についても同様に検討すると、米ドル→MYRが1ドル→3.487 MYR、逆が3.598 MYR→1ドルで中間は3.5425 MYR、片道1.57%の目減りと分かります。この数字自体は日本円の両替より有利ですが、1.で述べたように日本で米ドルに両替する際に1.8~3.0%の目減りがあり、これが加算されますから米ドル経由で二重両替するのは不利と分かります。

3. フィリピンでの両替
 フィリピンでの両替にはあまり詳しくないのですが、両替レートの例としては[7]があります。これはPhilippine National Bankの数字です。2.と同様に計算すると10月31日の数字で
日本円現金→フィリピンぺソ(PHP) 1円→0.4621 PHP (BUYING NOTES)
PHP→日本円現金 0.5163 PHP→1円 (SELLING)
片道あたりの目減り 5.54%
米ドル現金→フィリピンぺソ(PHP) 1ドル→48.150 PHP (BUYING US Notes)
PHP→日本円現金 49.150 PHP→1ドル (SELLING US Dollar Notes)
片道あたりの目減り 1.03%
と計算されます。
 米ドルと日本円とで目減りに4.5%もの差があるので、この場合は米ドル経由での二重両替も検討の価値が出てきます。ただ二重両替にしても違いは1~2%なので、無理してまで手間をかけることはないでしょう。

4. そのほか
 米ドルへの両替は「そのまま使うなら20ドル以下の小額紙幣、さらに現地通貨に両替して使うなら50ドル以上の高額紙幣」が一般的な選択です。決められた券種での詰め合わせ(いわゆるパック販売)でしか購入できなかった場合は、高額紙幣をフィリピンでの両替に振り向け、小額紙幣をグアムでそのまま使うようにすればよいでしょう。
 米ドルで小額紙幣の両替レートが落ちるのは、両替金額全体の問題というより計数と真贋判定の問題です。同じ1,000ドル分を両替するのでも100ドル札を10枚なら簡単に数えられますし、真贋判定も10枚分行えば足ります(*2)。ところが1ドル札を1,000枚持ってこられたらどうでしょう。1,000枚を数えてかつその真贋判定も行わなければなりません。これは両替商にとって手間以外の何ものでもなく、その分レートを落とさざるを得ないのは当然です。
 No. 2の回答で外貨購入時の換金率がTTBとあるのは誤りだと思います。Buy/Sellの主語は常に銀行なので、顧客が購入するならTTBでなく"TTS"というのはともかくとして、外貨現金はTTSレート(公示仲値+1円)では購入できません。TTSに外貨現金取扱手数料が上乗せされたレートが外貨現金売りレートです。
 日本でのマレーシアリンギットやフィリピンペソへの両替は一部の銀行や両替商で可能ですが、現地での両替に比べて10%かそれ以上レートが落ちるのでお勧めしません。

【まとめ】
(1)日本の銀行では券種によって両替レートが異なることはありませんが、米ドルを海外の銀行や両替所で現地通貨に両替する場合、券種によってレートが異なることは確かにあります。しかしその違いは1%や2%といったものです。
(2)日本の銀行で米ドル現金に両替する場合の手数料(公示仲値からの上乗せ分合計)は1米ドルあたり3円です。500ドル両替すると支払う代金のうち1,500円が手数料分に相当します。金券ショップでは1米ドルあたり2円の上乗せなので手数料分は1,000円の計算です。
(3)マレーシアなら日本円現金からでも十分有利な両替ができるので、米ドルを経由して二重両替する必要がありません。グアムは現地通貨が米ドルなのでそのまま使えば事足ります。高額紙幣はお釣りがないなどの理由で受取り拒否すらされかねません。
(4)フィリピンも日本円現金を両替すれば十分ですが、パック販売の米ドルに高額紙幣が入っていたならそれをフィリピンで両替するのも一法です。残りの小額紙幣はグアムで使うわけです。

参考ページ
[1] http://www.fcb.com.vn/FcbExRate.htm
[2] 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/k …
CASH S.が外貨現金売りレート
[3] http://www.yuiis.net/ja/bank/intl/exchange/camp. …
[4] http://www.ticketzone.jp/
[5] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4436843.html
[6] http://www.maybank2u.com.my/business/treasury/fo …
[7] http://www.pnb.com.ph/Rates/fxrates.asp

*1 日本では1万円札で払っても気持ちよくお釣りをくれますが、世界的にはむしろ稀な事例です。日本以外では「お釣りがない」あるいは「釣り銭がなくなってしまう」という理由で、高額紙幣での支払いは嫌われることも少なくありません。
*2 「高額紙幣ほど偽札が混じっている可能性が高く、真贋判定に手間を要する」という要素はありますから、手間の比は単純な1000対10ではないですが、そうだとしても1ドルを1,000枚チェックするよりは楽でしょう。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ご丁寧な対応に感謝いたします。ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/04 22:38

国により、またどこで換金するかに依りますが、一般的には銀行の


表示交換レートは100ドル以上と未満では以上のほうがいいレートに
なります。でもそれはお札の額面に依るのではなく、1回の交換総額に
依るのだと私は理解していましたが??
日本での為替手数料は1ドルにつき1円が一般的でそれ以下ならお得。
でも普通店頭で表示されている外貨購入時の換金率(TTB)には
既に為替手数料が入っていますが。
今の相場がどの程度動くか先が読めないのですが、ここ数日の値動き幅なら
為替手数料なんか飲み込んでしまうほど動くでしょうね。ここ2~3日が
勝負と思いますが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。値動きを調べて勝負しようと思います

お礼日時:2008/10/27 15:41

UFJ銀行で換金したことがありますが、換金率は同じでした。


100ドル札5枚で換金した場合、現地でも100ドルづつ現地の通貨に換金することになります。
細かく換金したければパックの方がいいと思いますが
マレーシア グアム フィリピンに行かれるなら
ドルに替えなくても日本円のまま現地で換金できると思います。
日本円→ドル→現地の通貨
だと手数料が2回かかってしまいますし。。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。 2度手数料がかかるのは困ってしまいますので検討します。ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/27 15:42

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