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船は進むのか、走るのか正式にはどちらが正しいのでしょう??
こだわり派の64歳の父親が頼むから誰かに聞いてくれ!とうるさいのでこちらで質問させていただきました。
父の持論ではニュースなどで「船が走る」と言っているが水の上を走るのは変じゃないかと・・・
くだらない質問で申し訳ありませんがご存知、ご意見ありましたら回答よろしくおねがいします。

A 回答 (7件)

船は海や川にいるものだから、「泳ぐ」と言ってはいけないのかな?


魚も河童も人も「泳ぐ」です。
でも、「船が泳ぐ」と言ったらヘンです。
なぜヘンか。
魚も河童も人も手足やヒレを動かせ、しかも身体をくねらせて前へ進みます。
船は帆や艪やスクリューで進み、船体は硬いものですから、ヒラヒラとやクネクネとという言葉は全く当てはまりません。
そういうことで、「船が泳ぐ」とは言わないわけです。

じゃあ「船が走る」のはどうなんだ、船には二本足も四本足も付いていない、「船が走る」というのはおかしいんじゃないか。・・・というのがお父様の言い分でしょう。
「走」という漢字は、「大(人が両手両足を広げた形」と「止(足)」を組み合わせて出来たものらしいです。
ですから足でバタバタと走らない船が「走る」というのはヘンだ、・・・という理屈は成り立ちます。

しかし、現実にみんな「船が走る」と言っています。
なぜでしょうか。
「走る」という言葉は、「足をバタバタと動かして速く進む」のほかに「物が速く進む」にも使われています。下のヤフー辞書参照。

船が進むのは昔から「走る」と言っています。あんまりノロノロの場合に「走る」はおかしいですが、巡航速度の場合は人が歩くのよりは、一般に早いですから「走る」と言っています。
切支丹時代に宣教師と日本人信者によって作られた日葡辞書にも、「舟が走る」と出ています。
まあ、船が速く進むことを表す適当な言葉がほかになく、「船が走る」になっちゃったんだろうと思います。
言葉というのはそういうもんです。理屈は通用しません。みんなが使い出せば、日本語として定着し、国語辞書に載るようになります。
昔から、みんなお父様のような人ばかりだったら、「船が走る」ではなく「船が泳ぐ」になっていたかも(^-^ 。

芥川龍之介も「海を走っている帆前船が一艘」と書いています(URL参照)。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/188_1 …
まあ、ウンと昔から、最近でも芥川龍之介やNHKなど、エライ人が「船が走る」と言っていますので、しようがありません。お父様にはあきらめてくださいといってください(^-^ 。

ヤフー辞書↓
はし・る【走る/▽奔る/×趨る】
[動ラ五(四)]
1 足をすばやく動かして移動する。駆ける。「ゴールめざして―・る」「通りを―・って渡る」「―・るのが速い動物」
2 乗り物などが進む。運行する。また、物が速く動く。「駅から遊園地までモノレールが―・っている」「風を受けてヨットが―・る」「雲が―・る」
3 水などが勢いよく流れる。「石の上を水が―・る」
4 すらすらと事が運ぶ。滑るように動く。「ペンが―・る」「刀が鞘(さや)から―・る」
5 逃げ去る。逃亡する。また、出奔する。「犯人が外国に―・る」「敵方に―・る」「家を出て恋人のもとへ―・る」
6 急いで行く。かけつける。また、あちこちとびまわる。「使いに―・る」「金策に―・る」
7 ある方向・状況へ急激に傾く。「悪に―・る」「私利私欲に―・る」「立場を忘れて感情に―・る」「行動が極端に―・る」
8 散り広がる。飛び散る。ほとばしる。「血が―・る」
・ 「炭は―・らぬように必ず一昼夜水に浸してかわかしたのを用い」〈蘆花・思出の記〉
9 ある方向に通じている。細長くずっと延びる。「山脈が南北に―・る」「壺にひびが―・る」
10 瞬間的に現れて速く動く。「稲妻が―・る」
11 感覚・感情などが一瞬現れて消える。「背中に痛みが―・る」「顔に皮肉なかげが―・る」
12 (「胸がはしる」の形で)動悸がする。胸騒ぎがする。
・ 「例のごとぞあらむと思ふに、胸つぶつぶと―・るに」〈かげろふ・中〉
13 (忌み詞で)割れる。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすく、とても納得のいくご説明ありがとうございました。父親は言葉の使い方について疑問を抱くことが多く、辞書で調べても限界がありパソコンも扱えないので困っておりました。私もこんな質問をして回答なんていただけるのかと心配でしたがやるだけやって父親が納得するなら・・・と思い思い切って質問してみて良かったです。父親大満足でとても勉強になった。ありがとうございますと申しています。

お礼日時:2008/10/29 11:47

沿海漁業以上の大きな船舶は「航行する」、と表現しますが、それ以下の小さな漁船などは「走る」「進む」どちらでもよろしいのかと。



英語で大変恐縮ですが、特に小さな船の場合は、こんな感じです。

sail a yacht ヨットを走らせる

sail against ~に逆らって進む

sail downwind 風下に船を走らせる
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進むと走るは表現として違うものです。



進むは、前方に動くこと。
走るは、低速ではなく移動することで、前方と限定しません。

あと視点も違う。基本的には
進むは、主観。自分が動かしている船が進むのです。
走るは、客観。他人が乗っている船が走るのです。あるいは自分が乗っていても操舵しない客のときのみ。

走るという言葉は、動力(足とか車とか)のエネルギーにかかるので、水面のスクリューが前提だとおかしいのです。
帆船が風に乗って動いているのを表現した言葉だとすると風というエネルギーに押されて動いているのがわかるので「走る」という表現になります。
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この回答へのお礼

たしかにそうですね!進むは主観、走るは客観。簡単な事のようですが、自分で気がつくことが出来ずもやもやしていたそうですが、父親、スッキリしたと言っています。ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/29 10:09

航行=(船舶や航空機が)航路に従って進むこと。


と、辞書にはあります。

私の感想ですが、競艇などスピードを競うような場合は「走る」と表現すれのではないでしょうか?

現に競艇のレース名は、「〇〇競争」ではなく「〇〇競走」と銘打たれています。

貨物船や旅客船などは「進む」でよいのではないでしょうか。

また、ホバークラフトなど高速艇などは、スピードを売りにしていますから、

レースはしなくても「走る」と表現してもいいかもしれませんから、表現する人の主観になるのでしょうね。
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この回答へのお礼

本当ですね!たしかに「競争」でなく「競走」ですね!表現する人の主観、本当にその通りですね。父親もうなずいて喜んでいます。

お礼日時:2008/10/29 10:06

○ 船が走る


× 船が進む

電車が走る
船が走る
筆が走る

船が水中を進む
船が水上を進む
船が前へ進む

「船が進む」とは、船がどこをどのように走っているかを形容する表現。
で、通常に船が移動している様は「船が走る」が正解。
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この回答へのお礼

なるほど!進むとは形容する表現なのですね!父親も感心していました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/10/29 10:04

海辺に住んでいるものです。


船は「進む」とか、「滑る」が言葉の機能から言えば適切でしょうけど、実際に海上を航行している船を見ると、とっさに出る言葉は「走ってる」です。
実際に見ると「走る」と言う言葉が極めて自然に思えます。
文章などでは「進む」という言葉を使うかもしれませんが、実感としては、船は海を走っています。
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この回答へのお礼

実際に見ると船は走っているというのが自然な感想なのですね!海のない県に住んでおりますので実際に船が走っているのを見たことがなく、父親は興味深々でうなずいておりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/10/29 09:56

どちらも正解です。



走るを辞書で引くと以下のとおりになってます。
(1)人や動物が足をはやく動かしすみやかに前へ進むこと。かける。
(2)乗り物や船が前に進むこと。走行する。

つまり(2)で「進む=走る」となっているわけです。
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この回答へのお礼

素早い回答ありがとうございます。早速父親に報告しましたら「そうかそうか!」と、とても喜んでいました。疑問が解決したようです。

お礼日時:2008/10/29 09:48

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