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バンドにelectribe MX(シンセ兼シーケンサー)を乗せるような音楽を始めたばかりで、その接続についてです。

electribeからスタジオのミキサーに繋ぐ際、inputにステレオ標準プラグを挿していたのですが、どうにも音が悪く、悩んでいました。
悪いというより、自宅で作りこんだ音と聴こえ方が全く違うのです。

先日、たまたまinputではなく、その下のinput ch insert I/O 0dbという端子に接続した所、上記の音の悪さは改善され、自宅で作った音を出力することができました。

質問ですが、
1.この接続方法は正しいですか?そもそもch insert端子とはどのような用途に使うものなのでしょうか?

2.ライブでの演奏を控えており、本番でそのような音の悩みに直面するのは非常に恐ろしいことです。しかし、ライブでの接続の仕組みなどが全くわかりません。
ライブハウスでは、こうしたシンセ・シーケンサーから最初に接続する機材はなんでしょうか。直でミキサーですか??
また、その際、ステレオ標準プラグで挿すのか、それともLRに分かれたモノラル標準プラグで挿すのか、どちらなのでしょう?

わからない事だらけで不安です。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

CH insert端子(チャンネルインサート端子)とは、そのチャンネルに繋いだ信号


(つまり、通常のINPUT端子)を、ヘッドアンプで増幅した後に、特殊なケーブル
で一端外部の機器(エフェクタなど)に取り出して、その外部機器の出力をすぐに
同じチャンネルに戻す時に使います。

具体的には、マイクのような小信号は、ライン入力のPA用コンプレッサなどに
そのまま繋ぐことができない(でもコンプレッサは使いたい)時に、マイクを
ミキサーに繋いでライン出力に増幅し、CH INSERTから取り出してコンプレッサ
を経由してから、また同じチャンネルに信号を戻す…なんて使い方です。
これで、配線をスッキリさせつつ、コンプレッサ通過後の信号をミキサーですぐに
操作できるようにするという感じでしょうか。

『input ch insert I/O 0db』というのは、特に「外に出した信号を戻す時は、0dB
を基準としたレベルで戻しなさい」という指定があることを示します。
ここに繋いで、ちょうど良い音が出たということは、繋いだ機器の出力レベルが
たまたまINSERT端子の指定レベルと合ってたからかな…と想像します。

ただ、ということは、基本的には通常のINPUTで音が悪かったのは、ミキサーの
ヘッドアンプの調整がきちんと出来ていなかったからなのではないかな? とも
思います。

そして、ここがちょっと重要ですが、LRの信号が流れているステレオプラグを
INSERT端子に繋ぐのは、あまりよろしくありません。弱ッちいミキサーだと壊れる
可能性もなきにしもあらずです。
最初に「特殊なケーブルで…」と書きましたが、本来はINSERT端子は、ステレオ
と同じ3極で「先端が信号取り出し」「中点が信号戻し」「根元は共通GROUND」
です。
一方、ステレオ端子は「先端が左信号」「中点が右信号」「根元は共通GROUND」
です。

なので、質問者の方の状況では、繋いだ機器からの「右チャンネルの信号だけ」
がミキサーを通って再生され、左チャンネルの音は再生されていません。
そればかりか、左チャンネルの信号は、ある意味、ミキサーのヘッドアンプ回路
に逆流している…とも言えます。ここの回路が弱いミキサーだと、ヘッドアンプ
が壊れてしまう可能性もあることはあります。御注意下さい。

それと、これは恐らくですが、そのミキサーのINPUTは、LRが同時に流れてくる
ステレオ端子には対応していないと思われます(というか、PA用ミキサーでは
対応していないのが当たり前)。

機器側の端子が、ステレオ出力しか無いのかも知れませんが、それならステレオ
を2極の標準プラグ左右2つに分岐するようなケーブルを使って、ミキサー側
には2極プラグを左右2チャンネル繋ぐようにして下さい。
少なくとも、そういう繋ぎ方にすれば、INPUTを使って思い通りの音にはなるはず
です。ステレオ出力を繋いではいけないINPUT端子を使ったから、音がおかしく
なったということで、ほぼ間違いないと思います。
(これは、INSERTを使ったら音がちゃんと出るという症状とも附合する話です)


ライブでは、PA担当がステージ上にD.I.BOXという、標準プラグをマイクと同じ
XLR端子のケーブルに変換する機器を用意しているのが普通です。
ですから、ステージで今の機器を使われる時は、演奏者は機器のケーブルを
そのD.I.BOXに繋ぐだけでよいのが普通。具体的にどう繋ぐかは、D.I.BOXも
いろいろありますし、PA担当の繋ぐ順番の都合もありますから、現場で担当
に直接訊く方がよいです。

ただ、ここでも御用心で、D.I.BOXは「ステレオプラグ」は入力できません。
2極の標準プラグにしないとダメです。
なので、今のスタジオでの問題解消も含めて、いずれにしてもステレオ→
標準プラグ左右2個…の変換ケーブルは絶対に必要ですね。

使用機器に「モノラル出力」があるなら、そこからミキサーやステージの
D.I.BOXに繋ぐ方が良いですね。

ざーっと書きましたので、不明な点が有れば補足下さい。
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この回答へのお礼

実際の練習で試してみてから書こうと思ったもので、返信が遅れ、大変失礼いたしました。
アドバイス通り2極の標準プラグを購入したところ、問題なく出音することができました。
ミキサーの使用方法が間違っていて、故障にも繋がりかねない、とのことで、ひんやりしました。気づかず誤った使い方を続ける所でした・・。
大変感謝しております。

また、input ch insert I/O 0db端子についてもよくわかりました。
ライブの際の準備も参考になり、これで接続に関しては不安なく望めそうです。ありがとうございました。

お礼日時:2008/11/09 18:35

補足ですが、メーカーの仕様を拝見させていただく限り、


普通のシールド(ギターやベースなどで使うモノラル標準プラグ→モノラル標準プラグ)
を、できれば同じ種類で同じ長さのものを2本、ELECTRIBEの L、R のアウトにさして、
スタジオの場合はミキサーのラインインに、ライブの場合はD.Iに繋ぐ(普通D.Iはライブハウスで用意される)のがベストだと思います。

D.Iというのは、楽器やシーケンサーのバラバラな出力を、ミキサーのマイク入力に合わせるものと考えていただければ相違ないと思います。

ELECTRIBEからの出力方法がご質問の内容を見ている限りでは分からなかったので既知のことであればすみませんが、
headphone outから出力して、それをミキサーの入力にステレオ標準ジャックのまま入力すると、1本のステレオ標準ジャックで2種類の信号(L、R)を送っているものを混合してレベルが大きすぎる状態で無理矢理ミキサーの1chで受け取る事になるので、入力で歪む、もしくはよくわからない状態(L、Rが変な形で混ざったモノラル)で聞こえる事になるはずです。
insert端子に入力すると、headphone outから出ているRchがモノで聞こえるはずです。(理由は回答の1の方と重複してしまうので省略します)
いずれにせよ、headphone outからの出力はあまりお勧めしません。

参考URL:http://www.korg.co.jp/Product/Dance/EMX-1/spec.h …
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この回答へのお礼

返信が遅れ、大変失礼いたしました。
>理矢理ミキサーの1chで受け取る事になるので、入力で歪む、もしくはよくわからない状態(L、Rが変な形で混ざったモノラル)で聞こえる事になるはずです。

おっしゃる通りの症状でした。
エレクトライブは、output(LR二極)から出力しています。
それをミキサーのinputにステレオの標準プラグ一本で接続したのがいけなかったのですね。
アドバイス通り、今はミキサーのチャンネルを二つ使い、LR別々に接続しており、問題を解決することができました。

大変参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/11/09 18:41

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