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数年前の8月に尾瀬でトンボが逆立ちするのを目撃しました。
そのトンボは、朝7時近くに私がベンチに座って朝食の弁当を広げていた時に直ぐ目の前に舞い降りました。で、最初は普通に6本の足で立っていたのですが、何を思ったか俄かに頭と前肢だけで体を支え、尻尾をピンと持ち上げてご覧のような逆立ちポーズをとりました。

 ひょよっとして、お裾分けを期待しているワケ?
 いや、まさかね‥ ( ^^;

でも彼(彼女?)は私が弁当を食べている間中、ずっとそのままの姿勢で素敵なパフォーマンスを披露し続けてくれました。

これは一大事!
ということで、この後さっそくビジターセンターの人に報告したところ、
「ああ、それだったら別に珍しいことじゃありませんよ。体温が上がらないようにそうするのだという話も聞いています」
という素っ気ない返事が返ってきました。
なるほど・・・
でも、もし暑さを避けたいのならば、わざわざ日当たりのいい原っぱのド真中で無理な姿勢をとらなくたって、近くの木陰で休めばいいじゃん。トンボって本当にあったま悪~い!
・・・などと意地の悪いことを考えてしまいます (笑)

前置きが長くなってすみません。トンボの逆立ちについてはもっと別の理由があるのではないかとの疑いを持っています。
情報をお持ちの方がいらっしゃったら、せひ教えてください ( ^^

「トンボが逆立ちする理由について」の質問画像

A 回答 (4件)

アキアカネは体温調節トンボと呼ばれまして、寒地性トンボですから他のトンボより体温上昇に弱いですから体温調節を厳密にやっています。

オベリスク姿勢は翅を太陽に当てないようにし、またなるべく翅と腹部を風に当たる角度にすることで体温調節をしていると考えられています。太陽は上にありますし、風は地面に平行に吹きますから…

アキアカネは翅を閉じたり、半開きにしたり、完全に開いたりと翅の角度を変えて止まる数少ない種ですが、チョウなども含めまして一般的に昆虫は翅で体温調節をしているようです。チョウの中にも体温上昇が激しいと吸水しながら翅を静かに動かし腹部から排水して体温を下げているものもいます。

昆虫の翅の翅脈は羽化の際に体液を流し翅の展翅のためにのみ使用されていると考えられてきましたが、今日では死んだ昆虫の翅の翅脈と生きている昆虫の翅の翅脈では異なることが知られています。つまり何かが流れているわけです。おそらく体液と思いますがそれを体温調節に使用しているわけです。
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この回答へのお礼

> 太陽は上にありますし、風は地面に平行に吹きますから…

うーん、この身体の向きから言って、羽の付け根の筋肉に太陽光が当たらない
ように意識していたのではないかと想像したのですが、向きは単なる偶然です
かね・・・?
ただ、いずれにしてもこの姿勢が専ら体温調節のためだということについては
納得しました。
それにしてもアキアカネというトンボは、色々な面で変わり者のようですね。

再々詳しいご回答をいただき、大変勉強になりました。

お礼日時:-0001/11/30 00:00

少し前、TV番組「所さんの 目がテン!」でやってました。


        ↓
 http://www.ntv.co.jp/megaten/

「ライブラリー」→「ジャンル別一覧・動物(地上)」→「#951 驚き赤トンボの逆立ち」
・・・とたどってみてください。

私もこの放送見てて、
「おかしい! 投影面積小さくするのには逆立ちするのが向いている…なんて説明には納得できない!」
と思ったものです。

投影面積小さくするには、太陽の向きに、尻尾の先端を向けなければ意味ありませんから。
まあ、地面や葉っぱに ベタ~っと貼り付いてとまっているよりは、何%かは日光受ける面積小さくなるでしょうから、これはこれで、彼らナリに精一杯やっているのでは?

…余談…
こんなトコでお会いできて嬉しいです。ビックリしました!

この回答への補足

> まあ、地面や葉っぱに ベタ~っと貼り付いてとまっているよりは、
> 何%かは日光受ける面積小さくなるでしょうから、これはこれで、彼
> らナリに精一杯やっているのでは?

本能でやっていることに理屈もへったくれもないっ!
という気もしなくはありませんね。しょせん昆虫に過ぎないトンボに、ホセ・メンドーサの如き精密機械の動きを求めるのは酷だ・・・と (笑)

ただ、体温調節という生命維持に直結する問題ならば、本能のプログラムもある程度高い精度で組まれているのではないかと思うんですよね。つまり、ネコが排便後にする好い加減な “証拠隠滅作業” などとは同次元では語れない気がします。それゆえ私が尾瀬で遭遇したトンボの場合は、「体温」(身体全体)と言うよりは、飛行によってオーバーヒート気味になった羽の付け根周辺(局部)の温度を下げる目的で背中を太陽と反対方向に向けて逆立ちした・・・
そんな気がしているわけです ( ^^

補足日時:2008/12/13 09:45
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この回答へのお礼

> こんなトコでお会いできて嬉しいです。ビックリしました!

今から15年前位前に尾瀬ヶ原を散策していた時、仕事のお客さんとバッタリ出くわしたことがあります。
それと前後して友人と九州旅行に行った時、高千穂峡の駐車場で友人の元同僚(* 両名は共に、浦和市(現「さいたま市」)立中学校の教諭)と巡り合ったことも・・・

日本は案外狭いのだ ( ̄ー ̄ ) niyari...

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/13 11:06

トンボの逆立ちの姿勢はオベリスク姿勢と言います。

トンボには体温を調節する仕組みはありません。しかし、我々ヒトと同じに一定の温度でないと生活できません。ですから寒いときには羽を広げて日光浴をして体温を上昇させます。飛行等で体温が上昇しすぎますと写真のオベリスク姿勢と呼ばれます腹部を持ち上げた姿勢をとります。腹部を風に当て冷やすわけです。

ご質問の疑問は当然なのですが、トンボの成体は交尾・産卵することが目的です。ですから雄は昼間は水辺の開けた場所で交尾相手を探すための縄張りを持ちますし、雌も交尾し直ちに産卵するために同じ場所に来ます。特に雄はその場を離れることは他の雄に雌を取られてしまいますから出来ないのです。トンボも木陰で休みたいのでしょうが子孫を残すために必死なのです。トンボの気持ちがわかっていただけましたでしょうか。
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この回答へのお礼

ほぉ、トンボの逆立ちには専門の名称まであったんですね。
木陰に行かないのは縄張りの問題‥ なるほど、そういうことですか。

ところで、suiran2 さんのご説明を読んで改めて写真を見ているうちにふと思ったことがあります。単に体温の上昇を防ぐということであれば身体の軸を太陽の方向に向けるのが理想だと思いますが、このトンボの姿勢を見るとむしろお腹(身体の下面)を積極的に日に当てて暖めているようにさえ見えます(ずっとこの向きで固定でした)。それが不思議だったのですが、急に閃きました。

「もしかしてこれは、その反対じゃない!?」

トンボは虫の中でも取り分け高速で飛ぶので、長く飛んでいると特に羽の付け根周辺が加熱状態になる。だから羽が付いている背中側を日陰にして、その部分を冷ましている・・・ のかな?
てなことを思った次第です。
まあ、素人の思い付きに過ぎませんが、いずれにせよ私も、逆立ちポーズの目的が体温調節以外には特にないという気はしてきました ( ^^

詳しいご説明、大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/10 07:05

トンボ大好き人間ですが、私ははじめて知りました。

関係あるかどうかわかりませんが、日当たりのよいところでビニール袋のような狭いところに閉じ込めておくとかなり短時間(数秒の単位)で死んでしまいます。私の想像では温度の上昇もさることながら空気が動かないことも死ぬ原因のように思いました。
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この回答へのお礼

日向でビニール袋ですか・・・
何か人間でも死んじゃいそうですね ( ^^;

それはともかく、事前にネット検索で調べた限りでは、どの説明も異口同音に身体に日光が当たる面積を減らすためとだけしか書いていませんでした。で、それなら日陰の方が手っ取り早いでしょうよ‥ と思ったわけです。
でも、風(風向き?)とかも関係しているとすれば、なるべく風通しのよい場所を選ぶという意味で、原っぱの真ん中もありかなという気もします。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/10 04:59

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