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この夏、子供の夏休みの宿題に初めて昆虫標本を作って見ました。しかし、この雨続きのためで乾燥が十分でなかったのか、最近になって異臭が漂う様になり中にはカビが発生しているものもあります。せっかく子供もがんばって作ったのでなんとか良い状態に戻してやりたいのですが何か良い方法は無いものでしょうか?詳しい方のアドバイスをぜひお願いいたします。

A 回答 (3件)

<作った標本はカブトムシ・クワガタ・トンボ・蝶・カミキリ、と、それぞれ少しずつですが、特にカブトムシとクワガタ(甲虫類)が臭いがひどく腹側にカビの生えているものがありました。



研究室で、乾燥がたりなくカビや腐敗臭がでた場合、以下の様な処理をしています。
バッタや蝶では使えませんが、甲虫類には、アセトンを使用して処理します。
エタノール(70%)で一度、カビをふき取りエタノールが乾いてから、さらにアセトンにつけてしまいます。(密封できるガラス瓶に1/3ぐらいアセトンを入れる)アセトン無いときは、ベンジンでやっている人もいたようです。

エタノール70%は無水アルコール(99%)を薬局で買って、精製水で70%になるように割ります。消毒用のアルコールだと少し薄めすぎです。

こうすると、甲虫の表面の油じみの様なものも消えます。5~6時間程度つけ込み、出した後は、再度「たとう」に入れて再乾燥し、展足し直します。
乾燥は、密閉容器(プラスチックの米びつなど深さ30cm程度)に「水取ぞうさん」を1個いれ、1ヶ月ぐらい再乾燥させています。時々、中に入っている「たとう」を上下いれかえて乾燥にむらがないようにします。
標本箱に戻し、防カビ剤と防虫剤を入れます。

以上の方法では、すごく古い標本や、状態のすごく悪い標本では、分解する場合もありますが、ある程度のカビはおさえられます。

もともと、甲虫類は処理が悪いと独特のにおいがします。採集してから、展足する前に一度水洗いしてから標本にするための一連の作業をします。

トンボは腹部がやわらかく腐りやすいので、最初からアセトンで処理してから乾燥させ、腹部の形をよくするため中に麦わら状のものをいれて形を整えます。トンボの場合はベンジンでなくアセトンです。
アセトンは薬局にいって注文すれば、500mlが手に入ります。たしか、印鑑がいったような気がします。

昆虫の標本はどんなによく乾燥させても独特のにおいが残るようです。(博物館臭というか・・・・・)
いっぱい作っていると、鼻がなれて気がつかなくなりますが、たまに研究室にきた人に臭うといわれます。
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この回答へのお礼

お礼が遅れ申し訳ありません。
大変丁寧なご説明、とても参考になりました。
回答文中「研究室」と書かれていましたが、どちらかの大学か博物館の方なのでしょうか?ともかく、ありがとうございました。

お礼日時:2003/09/20 14:07

通常はナフタリンや乾燥剤を入れて一ヶ月以上乾燥させるようです。

カビが生えているならば、とりあえず除菌
クリーナー等(カビキラーはやめたほうがいいです)で
処理し、乾燥剤を入れて密閉しておいてはいかがでしょうか。

参考URL:http://www.marukan.org/insect/made.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
除菌には、一般に薬局などで売っている「消毒用アルコール」などはだめでしょうか?

お礼日時:2003/09/01 12:52

作られた標本は、チョウですか?甲虫類(カブトムシの仲間)ですか?それともバッタやトンボですか?


種類によって、標本の作製の仕方や処理の仕方が違います。もう少し詳しく教えてください。

この回答への補足

ありがとうございます。
作った標本はカブトムシ・クワガタ・トンボ・蝶・カミキリ、と、それぞれ少しずつですが、特にカブトムシとクワガタ(甲虫類)が臭いがひどく腹側にカビの生えているものがありました。
処置の仕方は、展足した状態で風通しの良い所に1週間ほど放置して乾燥させただけですが、何かもっと特別な処置が必要だったのでしょうか?

補足日時:2003/09/01 04:51
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