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キ-溝のある軸の断面係数の計算方法を教えて下さい。
又、キ-溝は、軸の曲げモ-メントに対し、どの程度
弱くなるか、計算方法があれば、教えて下さい。

A 回答 (3件)

なぜか、画像のUpLoadができませんでした。


やむなく、ジオシティーズに、参考資料を載せました。
ご参考まで。
http://sky.geocities.jp/h191224_02/02.jpg
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この回答へのお礼

ありがとう御座いました。

お礼日時:2008/12/23 10:11

キー溝の存在が強度低下に及ぼす影響を知りたいのでしょう?


ならば、難しいことは後回しにして、ザックリとした検討を先にしてみましょう。

まず、キー溝の形状を図1のように想定してみましょう。

その時のキー溝主要部の断面寸法を図2のように定義します。
簡単のために、キー溝は、180°反対側にも対称的に存在するものと考えれば、その断面2次モーメントIと断面係数Zは、図2の下に書き込んだ式のようになります。
この時、キー溝底のρは0と仮定し、キー溝の外周側は円に沿わず、キー溝断面は長方形と仮定しています。
このZを使って計算した曲げ応力は、真の曲げ応力よりも高くなるため、設計上は安全側の評価となります。

ここで、キー溝底のρの存在による応力集中が気になると思いますが、図3のように、キー溝が軸全体にわたって彫られているような形状で、理想的な純曲げが作用すると、キー溝底には応力集中は生じません。
荷重の伝達方向に沿って形状変化がないので、応力集中は生じないのです。

しかし、実際のキー溝には、図1の○で示した部分のように、端部があります。
この端部は、荷重の伝達方向に対する形状変化になるために、応力集中が発生します。
その応力集中の度合いは、図4に示した「断面が長円形状の切欠き」の応力集中を超えません。

図4に示した形状の応力状態は、キー溝深さがあまり大きくない限り、図5に示した、長径端の曲率半径がρであるような楕円孔を持つ板の引張りの2次元問題の応力集中とほぼ同じです。
では、その場合の応力集中率αは?というと、応力集中の専門書(たとえば、西田正孝「応力集中」森北出版)に掲載されています。
この時の応力σは、図2で苦労して計算して求めたものではなく、図5右下に示した、キー溝がない場合の表面曲げ応力です。
強度に影響を与える応力は、ασ なのですが、αが3を越えたら、超高強度鋼以外では、αを3として計算して構いません。

要は、以上の検討でOKであれば、それ以上の詳細な検討は不要です。
もし、微妙にNGであれば、上記説明の中での”大胆な仮定”をより厳密なものに置き換えて計算してみるのも良いでしょう。

ただし、以上はサンブナンの原理を前提とした曲げに対する検討結果です。
実際にキー溝が図1のように軸端面にある場合には、端面付近の荷重分布や拘束状態の影響を強く受けるので、サンブナンの原理が適用できません。
もしこれに該当する場合には、キー溝の詳細形状や、相手側との結合状態を図示説明したものが必要となります。

それよりもこの質問、曲げモーメントに対する強度低下よりも、ねじりトルクに対する強度低下の方が、はるかに重大な問題だと思うのですが、大丈夫ですか?

最後の2つのケースに該当する場合には、この質問の延長ではなく、別の問題として質問しましょう。
そうすれば、他の方も改めて注目してくれて、あなたが希望する”ピッタリの回答”が得られるかも知れません。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとう御座いました。
質問の記載が不十分ですいませんでした。
キ-溝が軸端面まである場合の強度低下(応力集中)を検討しています。
専門書をさっそく購入して勉強します。
ありがとう御座いました。

お礼日時:2008/12/22 08:44

曲げ方向には注意の事。



参考URL:http://www.fujimfg.co.jp/benri/kansei-m03.htm
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