A 回答 (8件)
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No.8
- 回答日時:
蛇足です。
当然ながら、大陸では補給は陸路を使えます。日本陸軍は戦陣訓というもの以外は、機動、つまり包囲して包囲して動いて動いて、を重視する割と進んだ概念の軍隊でありました。日本陸軍は重機関銃も前線に対応して機動する世界的にも類のない軍隊だったのです。逆に言ってしまえば、大砲も飛行機の支援も足りないから、そこまで訓練したわけです。
大陸で補給に使える「道路」のあるところでは、大戦末期にソ連がきた時をのぞいて、日中戦争からずっとうまく行っています(打通作戦など)。補給についてももちろん研究・理解していたし、できることはやっている軍隊でした。
海軍と共同で作戦をする、という概念が基本的になかった、というのが悲劇でしょう。帝国陸軍は仮想的がソ連。帝国海軍は仮想的がアメリカ。そして、いきなり南方に出ることになってしまった。
「ブツの補給? 海軍がしてくれるだろ」
「島の奪回? 陸軍にたのんだよ。補給は努力するよ」
(だれか、あんな所とるのやめて、戦線整理しろと言わないのかよ……)
こんな状態で戦争をやっていたのです。
日本陸軍は世界でもトップレベルの軍だったんですね。
それは聞いたことがあります。陸軍と海軍の仲は犬猿の仲とかで、
合同作戦の時間がバラバラで戦果を挙げられなかったと聞いた事があります。
なるほど、それほどとは・・・。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
なんていうか補給軽視とか補給重視とかはもう人それぞれの判断なような気がします。
ガダルカナル戦において日本軍は、
なぜ日本海軍は米空母・米水上艦艇を潰そうとしたのか
なぜ日本海軍航空隊が空襲をもって、日本陸軍が陸戦をもってヘンダーソン飛行場を潰そうとしたのか、と。
もし上記の事が達成されるなら
日本の輸送船団がガダルカナルまでおくることができる、
そしてそれを意味をすることは、米軍の補給が途絶える事であり今度は米軍が補給困難に陥ることになるんです。
補給線に維持の脅威は米潜水艦なんかより米航空機であり、それを潰すためにどれだけ日本軍は労力を費やしたか見れば良いかと思われます。
制空権が有ればガダルカナルであろうとも補給が届くんです。
航空戦に勝てなかったから餓島になってしまったのであり、航空戦に勝つために日本はできる限りの努力はしていると私は思います。
ついでに言えば、日本機動部隊はガダルカナル封鎖任務も行っており、そのせいで米軍は潜水艦による輸送を行わざるを得ない事態になったこともあります。
その米軍がなぜ輸送船による補給活動を再開できるようになったかを考えればやっぱり航空戦に勝利できたから、という事に行き着きます。
なんていうか最初に書いたとおり、やっぱりどう「評価」するかで変わる問題なような気がしてなりません。
No.6
- 回答日時:
補給の「軽視」ということですが、比較する対照に対して、すなわち敵軍に対しては「軽視」していたと言えるでしょう。
現場の部隊ではおっしゃるような補給の努力を行っていました。
しかし、本土の銃弾が飛んでこないところで作戦計画を作成した人たちが補給を軽視したのは事実のようです。十分な物資が確実に戦闘部隊へ届く作戦を立案すべきですが、制海権、制空権を失った状態でどのように物資を運ぶかと行った現実性のある作戦はなかった様です。(当時の作戦や戦況の推移を全て調べた訳ではなく、私が読んだ本の範囲の知識でしかありませんが。)
参謀本部の兵站作戦は優先順位が低かったようですし、何より、外地から本土への必要な物資がことごとく敵に遮断されいました。勝利を目的とした戦争において継戦能力を維持するための物資の供給を守ることを事実上考えていなかったのですから。(考えていたらドイツのUボートの戦訓などをもっと学習して対応していたはずです。)
言われてみればて敵に対して軽視していたのですね。
確かNHKのドキュメンタリーでは「これさえ読めば戦は勝てる」
という物を日本兵が読まされて、戦車や飛行機があってもそれを
扱うアメリカ人は使いこなせないから弱い的なことを読まされたみたいです。
ですよね、制空権が無ければとにかく行き着く事も出来ない。
やはり中国前線での連戦連勝など勝ちまくっていたので
アメリカも同じようだと思っていたのでしょうね。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
補給軽視の何物でもありません。
「 輜重輸卒が兵隊ならば電信柱に花が咲く」とか「輜重輸卒が兵隊ならば蝶やトンボも鳥の うち」などと揶揄されている事からも明らかですし、現に、輜重輸卒には、士官学校最下位クラスしか進まなかった事も事実です。
中には、そのような現実に、危機感を抱く優秀な士官もいた事も事実ですが。
また、中国戦線、インパール作戦の時も、現地調達(徴発)第一主義でした。その割には、今で言うサバイバル教育なども、実施されてはいません。
戦争は、相手があります。補給は、行き当たりばったりではうまくいきません。必要になってからなら、誰でも重要と考えます。
最後に、
「この作戦は、補給がすべてです。くれぐれも補給は充分にお願いします。」 という指揮官と、
「補給は、最小限で結構です。いざとなれば、敵から奪ってでも任務を遂行します。」
では、どちらが重用されたでしょうか?。
やはりちゃんと考えていなかったのが駄目でしたね。
なるほど、サバイバル訓練などもなかった。
頭の固い軍では後者ですよね?
ご回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
戦前の軍事書籍(現役軍人が書いたものも多数あります)を読めばその殆どが補給の重要性を説き、広大な太平洋を戦場として戦う事の兵站面における困難さを唱えています。
このことから「日本軍が補給を軽視していた」と単純に言い切るのは早計です。
ところが日本軍(特に陸軍)の場合
「万全の補給を行う事は困難である」
「日本の国力の貧弱さから補給体制にまで手が回らない」
という点から
「補給が出来なくても戦わねばならない」
と言う精神論が導き出されてしまい、それがガダルカナルやニューギニア、インパールなどで補給欠乏による被害を拡大してしまったのです。
皮肉な話ですが合理的な判断と現状認識を下敷きにした結果、非合理的な精神論が幅をきかせるようになってしまったと言えるでしょう。
やはりそうですか、インパールにしろ運んでいた牛が川に流されたりで、
とにかく太平洋は移動が大変で補給が困難であったのですね。
敵に糧を求めよ、などの様にそういった精神論があったのですね。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
ガダルカナルは元々は海軍の作戦域で、陸軍には一切の地形情報も与えられていませんでした。
海軍がラバウルの前線基地として建設を開始(ラバウルから約1000キロ)します。陸軍の常識では補給線距離1000キロはあり得ないのですが、海の人にとっては普通の感覚なのです。その建設していた飛行場が完成した日に米軍から襲撃を受けて基地を奪われてしまいます。海軍にはその基地を奪還する戦力が無かったので、陸軍に応援を頼みました。そこで陸軍は奪還部隊を送り込んだのです。
↑陸軍はこの段階ではガダルカナルがどんな所か知りません
いざ部隊を送り込んでみると地図はない、補給線は非常識な距離という状態でした。そこで補給拠点の建設と作戦地図の作成に入りますが、海軍の支援(特に偵察機の護衛)は得られず、補給も最小限の支援しか得られなかったのです。
陸軍としてはやれる限りの努力をしましたが、1000キロを超える補給線を引くこと自身に無理があったのです。
NHKの番組で太平洋は海軍の担任、中国は陸軍の担任となっていた
という衝撃の発言を耳にしましたが、そこまでだとは・・・。
最初は設営隊などしかおらず、偵察機にチラチラ見られて、
完成と同時に襲撃されたのですね。
なるほどやはり戦火を拡大しすぎたということですかね。
無理がありすぎる戦争でした。
ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
「こういうのを読む限りでは」、当てはまる言葉は「補給困難」でしょう。
しかし、「こういうの」のすぐそばに、説明抜きで「補給軽視」と書いてあったのですか?ややもすれば日本軍は補給の重視が足りなかった。餓死しそうになり、中途から重視して必死に補給しようとしたが、米軍の執拗な妨害をはね返せず、致命的な「補給困難」に陥った。最初から、常日頃から、念には念を入れて「補給重視」しておかなければならなかったのだ。……というように考えられます。
いえ、テレビなどで日本軍は補給を軽視した。という風潮があったので、
質問してみましたが、本当に現場では補給困難というだけですよね。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
日本海軍は、必死で補給をおこなおうとしました。
しかし、アメリカ軍のために、それがうまくゆきませんでした。
補給の必要性を感じたのは、その時からで、それ以前は補給に関してほとんど気を使っていませんでした。
まともに補給ができないところに攻め込む事が、そもそもの補給軽視の現われです。
また、南方資源地帯と日本との航路も輸送船を守るというか青年が欠如しており、多数の貨物船が潜水艦に沈められています。
その面でも、補給軽視だったといわざるをえません。
ですよね、私の持っている本を読む限りでは補給を頑張っていましたが、
戦況悪化から次第に出来なくなっていったんですよね。
なるほど、それ以前は特に気にしていなかったのですね。
確かにそういう意味合いでは補給軽視にはなりますね。
貨物船を護衛する艦隊などがいないと。
ありがとうございました。
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