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ごく最近にドイツ語をはじめて、独検4級の単語集を使って勉強しています。
それで「Bitte rufen Sie mich heute abend an!」という例文が出てきました。
「今晩、私に電話を下さい!」と訳してあるのですが、調べて見るとmichは4格だから私を、という意味ですよね……ここは、3格のmirになるのではないのでしょうか?

実は、この参考書で「複数形」を略した「複」というマークが「復」になっており、多分誤植だと思うんです。だから、michも間違っているのではないか……と思ったのですが、こういう誤植は出版社に問い合わせるべきでしょうか?

回答かアドヴァイス、お願いします。

A 回答 (3件)

 


何か話がおかしいような気がしますので記します。質問者は、ものすごい秀才か天才なのかも知れませんが、変な話だと思います。

anrufen は四格を取るので、mich で合っているのではありません。anrufen は、他に付属品詞が付きますが、三格や二格も取ります。

この表現は、非常に平易で日常的な表現なので、四格支配というのがすぐ出てくるのかも知れませんが、動詞の格支配は色々で、格に応じて、動詞の意味が違って来るのが普通です。

また、「私を(電話口に)呼ぶみたいな」ではなく、元々、そういう意味です。ただ、これを日本語にしようとして、普通、日本語では、どういうかと考えると、「私に電話をかける」というのが自然なので、そういう訳になっているので、話が反対です。

>Bitte rufen Sie mich heute abend an

この文章は、慣用的こういう言い方なのでしょうが、元々の文法的構造からすると、

>(お願いですが=bitte)、今晩、貴方は私に電話をかけてくださいますか?

というような意味です。もう少し直訳すると、

>今晩、貴方は、私を、電話に呼びだしてくださいますか?

こういう意味です。しかし、こんな表現は日本語として不自然なので、日本語でこれに対応する言い方を探すと、「今晩、私に電話してくださいますか」となるのです。

anrufen には、この形だと、元々は「電話する」というような意味はありません。慣用的に、「誰かを、(電話)に、呼び出す」という意味だとなっているのです。つまり、「(電話)に」の部分の「電話」が省略されているのです。英語で、これに対応する表現は:

>Do you please call me on the telephone this evening?

になります。英語では、call △ on the telephone という表現で、「電話に」の部分を言わないとなりません。あるいは、現在では、砕けた言い方で、

>Do you please call me on this evening?

だけで、「電話に呼び出す」という意味だと通用しているかも知れません。

rufen == call
an == on

という対応関係があるのです。

英語では、call on をまとめて、oncall などという動詞を造っていませんが、ドイツ語では、rufen an をまとめて、anrufen という動詞になっており、実際に使う場合は、an と rufen を分離して使うのです(こういう動詞を、分離動詞と言います。ドイツ語には、英語の understand のように、基本動詞幹と、その前の前置詞などが結合して分離しない、不分離動詞もありますが、この場合の anrufen は分離動詞で、英語の call on に対応しています)。

また、英語に「格」がないなどということはありません。英語には、「主格」「所有格」「目的格」の三つの格がありますが、この第三の「目的格」というのは、本来、ドイツ語の三格と四格のことで、英語では、単語の形が、例えば、「私」なら、me, me で同じ形になってしまったので、三格(または与格)と、四格(または対格)の区別を、明示的に言わないだけで、実際は、格の区別は存在しています。(古英語では、代名詞は、与格と対格で、違った形でした)。

現代の英語は、形の上からは、与格と対格の区別がなくなったのですが、文法的機能としては、この区別は当然あるので、これを、「直接目的語と間接目的語」とか、「目的語と補語」などの言葉で使い分けしているのです。

give me a gift とは言っても、give a gift me とは言わないはずです。これは、文法的に後者が間違っているからではなく、「私に贈り物をください」は意味が分かりますが、「贈り物に私をください」は意味が分からないからです。この場合、give という英語の動詞は、三格と四格を取る動詞であって、語順で、最初に来るのが三格、次が四格となっているので、give は、三格と四格を支配している動詞です。

(give me というのは、「私にください」で、「私をください」ではありません。kill him は、「彼を殺せ」で、「彼に殺せ」ではありません。give は、こういう用法からは、英語でも、基本的に三格を取っており、kill という動詞は、四格を取っているのです。英語の動詞にも、当然、格支配はあるのです)。

印欧語に属する言語は、基本的に、すべて名詞に格を持っています。(形の上での区別なら、英語が三つの格、ドイツ語・フランス語が四つの格、古典ギリシア語が五つの格、ラテン語が六個の格、ロシア語が、ラテン語とは違う機能の六個の格を持ちます)。
 

この回答への補足

っていうか私、変な事を言った様な気が……
お気に障ったらごめんなさい。自慢じゃありませんが、単なる中学生の小娘ですから。

補足日時:2003/02/02 22:09
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この回答へのお礼

詳しいご説明ありがとうございます。さすがに一行目を見た時はちょっとカチンと来ましたが、二行目以降を見ていると自分の馬鹿さ加減に呆れてしまいそうです……

>英語には、「主格」「所有格」「目的格」の三つの格がありますが
そういえばそんなのもやったっけ、てな感じです(*v.v)。ハズイ。。。。英語から勉強しなおさなきゃならないかも。

ところで、話しは変わりますが「詩と散文はどう違う?」とかいう質問を文学のカテゴリに先日投稿したのですが、aschenbachさんと言う方から「こういうカテゴリーの質問には、maris_stellaさんか aminouchiさん辺りがお答えになるだろうなと思いながら」というメッセージを頂きまして……私も調子に乗って「彼らが来るまで締め切らない事にします」なんて公約してしまったので。
勝手に噂していた事をお詫びします。また、質問した時はよろしくお願いします。

お礼日時:2003/02/02 21:31

こんばんは^^



1の方が回答なされていらっしゃるように、anrufen は4格を取りますからmichであっています。
日本語で考えるとまぎらわしいですが、rufenの元々の意味は「・・を呼ぶ」ですよね。
an-rufenだから、全くの意訳になってしまいますが、
「私を(電話口に)呼ぶ」みたいな。

そうやって考えるとちょっとわかりやすいかも・・・・^^;
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この回答へのお礼

ありがとうございます。「“私”を電話口に呼ぶ」ですね。覚えておきます。

お礼日時:2003/02/01 13:58

anrufen は4格目的語をとる動詞なので、4格の mich で間違い無いと思います。


訳文では「私『に』」となりますが・・・・・・。
参考書か何かで紛らわしい例として挙げられていたような記憶もあります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。訳語の表現だけにとらわれるな、という教訓ができました。やっぱり言語は意味を考えなきゃならないんですね……格の仕組みの理解不足でしょうか。日本語も英語も格なんてないから、まだまだ未知の世界です。
また、質問が出来た時は、よろしくお願いします。

お礼日時:2003/01/31 22:19

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