プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

          P
/|         ↑ 
/|―――――――
/|    △
A    B    C
← x →← y →

材料力学は会社に置いてある本を眺めたことがある程度で、
上図の梁計算ができなくて悩んでいます。

A点はガチガチにくっついていて、固定端?です。
A点からx離れたB点はピン接合で、さらにy離れたC点は自由端で、
C点に引張荷重Pを加えます。
この時の、B点の反力はどのような式になるのでしょうか。

もう一つ質問がありまして、
当初、A点もピン接合として梁計算をやってみたのですが、
B点の反力が大きく許容応力度を超えてたため、A点を固定端にしてみようと思いました。
A点はガチガチに溶接してあり、間違いなく変動も回転もしません(と思い込んでます)が、
こんな考え方は危ないでしょうか。

私の会社には私を含めて力学が分かる人がいなく、相談相手もいないので非常に困っています。
どうか助けてください。

A 回答 (2件)

今晩は cyoi-obakaです。



簡単ですヨ!
固定モーメント法を使います。
先ず、C~B間のモーメントとB支点反力Rb1を算出します。
Mb = P・y  …………(1)
Rb1 = P   …………(2)
次に、B~A間のモーメントとB及びA支点の反力を求めます。
この場合、Aは固定端、Bは回転端(ローラー)とし、B支点に(1)のMbが外力として作用しているとする。
そうすると、固定端の到達モーメントはMb/2となるので、
B~A間の剪断力は、(Mb+Mb/2)/x = (3Mb/2)/x …………(3)
(3)の剪断力はB端及びA端の反力に等しいので、
B端の反力Rb2=(3Mb/2)/x ……………(4)
(4)に(1)を代入して、Rb2=3P・y/2x  ……………(5)
  B支点反力は Rb = Rb1 + Rb2 = P(1+3y/2x)
  A支点反力は Ra = P・3y/2x

さて、A支点が回転端(ピン)と仮定した場合は、(計算省略)
  B支点反力は Rb = P(1+y/x)
  A支点反力は Ra = P・y/x
と成ります。
従って、Aを固定端と考えた場合の方が、反力は大きく成りますから、ピンでの仮定計算は危険側に成ります。

以上、参考意見です。
 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
ピンの計算は、手元にあった材力の本見ながら何とか出来ましたが、
固定端になると変数が増えて、脳みそから煙が出てきました。
私自身「固定モーメント法」自体がもう一つ理解できていませんが、
公式のようなものだと割り切って、結果に至る過程も何となくわかりました。
(多分、少しでも違うモデルになると、また悩むのでしょうけど)
今回は、本来偏心しない物を偏心させてくっつけたということで、
耐力的に問題ないことを計算で証明できれば、作り直さずに済むかと思い、
普段やらないこんな計算をやってみようとなった訳です。
ピンの方が危険側の計算だったという結果を受け、計算では持たないことが判り、
今回は客先にごめんちゃいしに行きました。
このような計算は本業ではありませんが、とても勉強になりました。
ってここで済ませてしまうと、たぶん次があったらまた同じレベルで
質問する羽目になりますので、もう少し独学しておきたいと思います。

お礼日時:2009/02/14 04:40

 最初に確認です。

「C点で引張荷重P」とありますが、図を見ると、Pは引張(右向き)ではなく上を向いていますね。ですから、引張荷重ではなく、通常の、梁の曲げ問題として解答します。

 片持ちばりの中間に支点がある、という構造なので、1次の不静定ですね。簡単な力の釣り合いだけでは解けません。
 やり方としては、3モーメント法、余力法などいくつか方法があるのですが、あまり慣れていないとすれば、余力法の考え方が直感的で分かり易いかも知れません。

          P
/|         ↑ 
/|―――――――
/|    ↑=X
A    B    C

 まず、B点に支点がなく、かわりにB点に上向きに(まあ、下向きでも良いですが、符号だけは気を付けて)Xという力が作用している構造を考えます。Xは、この時点ではまだ未知数です。
 この、PとXという二つの荷重が作用している(仮の)構造は、簡単な片持ちばりで、静定ですから、すぐに計算できます。そこで、この構造のB点のたわみを計算します。そのたわみには、Xが未知数のまま含まれているはずです。そこで、このB点のたわみをゼロと置きます。B点は元もと支点だったので、そこでのたわみもゼロのはずだ、という意味です。そうすると、未知数だったXが求まります。これが、B点での反力になります。

 ご質問後段の、A点をピンと仮定した場合ですが、こうすると、確かに静定構造となり、計算は簡単になります。しかしこの場合は、A端では、曲げモーメントがゼロ、すなわち応力もゼロとなってしまいます。現実にはA点では曲げによる応力が発生しますから、その意味では、これは「危険側」の仮定ということになります。あとは、その危険側への「差」がどの程度まで許容できるのか、問題次第、ということになります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
引張荷重と書いたのは、実際のブツ自体は
梁→鋼板
C点→ねじ(溶接)
B点→鉄筋(コンクリートへ埋め込み)
と、ねじと鉄筋が偏心した状態で引っ張り合う形になるので
力学的な話でなく、私の頭の中での引張ということでした。
梁モデルにしてみたら、ご指摘のとおり通常の曲げです。
すみません。
固定端にすれば、C点の曲げ応力がA点のモーメントにも分散されて
B点での反力が少しでも小さくなるのかな、って思い込んでましたが、
結局は固定端で考えた方がB点の反力が小さくなるのですね?
私自身もっと勉強したいと思いますが、
このような質問に簡単に答えられるくらいの知識があれば、
ピンモデル、固定端モデルのどちらが危険側になるかは
計算せずともピンとくるものなのでしょうか。

お礼日時:2009/02/14 03:09

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