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>1952年、サンフランシスコ講和条約第二条に「南樺太と付属島嶼の放棄」と記載されている。これに基づき、日本は南樺太の領有を放棄したが、その後の南樺太の領土帰属に対して、日本とロシアの主張に差異がある。
 上記の文章では日本の放棄は明確ですが、南樺太と付属島嶼のソ連への帰属は明確ではないと解釈されるのでしょうか?
 
 先日のサハリンでの日露会談を報じたソ連の新聞の一部に、日本の首相がサハリンへ来たということはソ連への帰属を正式に認めたことと喜んでいるような記事があるとかテレビで聞きました。なんだか変な気分です。
 
 

A 回答 (5件)

 日本が領有権を放棄し、アメリカイギリスフランスがロシアの領有を認め(ヤルタ会談)、ロシアが実効支配しています。


サンフランシスコ講和条約とヤルタ会談は並立します(矛盾しない)ので、両者有効となるでしょう。

つまり日本が”正式”に認めていないだけで(暗に認めている状態です)、99%ロシア領です。

ただ残りの1%でもなにか外交のカードになればと思って、正式に認めていないわけです。それを麻生が無駄使いしました。

なおヤルタ会談といっても公式声明ではなく秘密協定のほうなので、ソ連はこの秘密協定を破りまくっているので、それを指摘してヤルタ会談を根拠とする権益の獲得を米英仏が否定することは可能です。
ただしそれが彼らの国益となることも無く、ソ連がでていくわけもなく、実力で奪えるわけも無いので、そのようなことはありえないでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

やはり国力差ですか。アメリカは沖縄を返還しましたが、そんな善意をもつことは余程の幸運がなければ無理ですね。

お礼日時:2009/03/15 19:14

ご参考までに。


あくまで例えば話しの例として記載しておきます。

http://web.chokugen.jp/sato/
より抜粋。

「トルトネフ大臣、貴官はサハリン情勢について強く関心をもたれると同時に、法令遵守を強調されている。そこで今回、是非、お話ししたいことがある。南樺太と千島列島は、日本が国際法に則って獲得した日本固有の領土である。しかし、先の戦争の結果、1951年のサンフランシスコ平和条約で日本は南樺太と千島を放棄した。しかし、南樺太と千島がどの国に帰属するかは決まっていない。ソ連はサンフランシスコ平和条約に署名しなかったので、この条約を援用できない。ソ連の法的継承国であるロシアが南樺太と千島を支配する国際法的根拠はないのである。ロシアは日本との戦略的提携を真摯に追求していると考えていたので、日本は法的な硬い話をしなかったのだが、ロシア側の行儀があまりよくないようなので、今日は雑談としてこの話をしておく。そうそう、言い忘れていたが、連合国、特にアメリカとイギリスが南樺太と千島列島の地位を決定する上で重要な役割を果たすので、このことについては日本としてもアメリカとイギリスに注意喚起をしておこうと思う」
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
 日本としては、はっきり主張しているのですね。
むかし、田中角栄はロシアとの会談で領土を買ってもいいといったら、目を白黒していたとか書いてありました。
 50年は北方四島を人の出入りを制限する国立公園にするとか、いま住んでるロシア人については日本人への帰化を許可し、居住をロシアに対して親近感を持っている金沢市などに保証してもいいと思います。
 とにかく世界に平和的な提案をしている印象を与える必要があります。

お礼日時:2009/03/15 13:29

サンフランシスコ条約により、日本が放棄している土地ですから、少なくとも日本の領土ではありません。


日本が関知しない領土の問題を、日本がとやかく言う権限はありません。
連合国側でのヤルタ協定により、ソ連領としていますから、それで決着済みです。
日本政府の立場も、ユジノサファリンスクに領事館を設置していますから、ロシアの領土との認定していることになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
 ヤルタ協定はサンフランシスコ条約より有効ですか?
少なくとも、国際的な承認をいまだしていないというのは変です。
 早く日ソ平和条約を締結しなければ戦後が終結しません。
北方領土の現状は全ていいとしても、領土としては返還してほしいと思います。
日ソ間でいまでも有効なのは1854年日ソ和親条約での国境画定ですから。

お礼日時:2009/03/15 09:03

>南樺太と付属島嶼のソ連への帰属は明確ではないと解釈されるのでしょうか?



単純に、ロシア(旧ソ連)がサンフランシスコ講和条約に署名していない事が原因です。
未だ、日本とロシアは平和条約を結んでいません。
ですから、(国際法上は)日本・ロシアとも「戦争が終わっていない」状態なんです。
日本の地図を見ても、サハリンには国境線がありますよ。

つまり、ロシア(旧ソ連)はサンフランシスコ講和条約とは一切無関係・制約されないなのです。
この現実をロシア政府・メディアは知っていますから、麻生が(ノコノコ)ビザを取ってサハリンに到着した事実を今後も政治的カードに使うでしようね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

 世界の地図で日本人の冠名をもつの間宮海峡ですか、あの当時樺太に役所をおいて支配権を確立しておけばよかったかもしれません。
 しかし、サンフランシスコ条約で放棄を明記した以上、仕方がないと考えていますが、ロシアはなぜ条約に調印しなかったのでしょう?
 帰属が国際的に確定される絶好のチャンスであったのに。
それとも、そのとき狙いは北海道の分割にでもあって、あんな小さい土地では納得できなかったのかもしれません。日ソ不可侵条約を破ったにしては強欲な感じです。

お礼日時:2009/03/15 08:54

日本の放棄は明確なのですが、確かソ連はサンフランシスコ講和条約に署名はしていません。

なので日本の放棄=ソ連の領有ではないと日本では解釈されています。

日本の首相がパスポートを使ってサハリンに降り立ったということは、ある意味公式にサハリンがロシアの領土だということを認めたようなものです。なのでロシア側としては喜んでいる訳です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

 今更喜ぶくらいなら、北方四島を日本領土として認めてもよさそうなのに、認めると他の領土問題にも火をつけることになるからというのが一番の理由ですかね。
 自衛隊の基地は今後50年は設けないとか約束してもだめですか?
単に返したくないから、基地を設けるから返さないと理由を貼り付けているだけかもしれませんが。

お礼日時:2009/03/14 22:47

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