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個人年金を、国債にスイッチするかどうかで迷っています。

予定利率が1.25%の個人年金に6年間加入しており、今のところ、解約してもほんの少しだけ利益が出ている状態なのですが、あるFPの方に資産形成を相談したところ、
「個人年金は、保険会社を通じて国債を購入しているものと同じ」
と指摘されました。

となると、
「見えない手数料や倒産リスクなどを抱えるため、個人年金を解約して、自分で国債を買った方が良い」
と言われました。

まず、これが本当に正しいことなのか、教えて頂けないでしょうか?


そして、最も気になることなのですが、
個人年金は所得税が5%、住民税が10%控除されて、税金が有利な点です。
自分の場合、控除額は枠一杯で、年収は400万円程度なのですが、国債にスイッチしたとしたらこの控除が無くなるので、
トータルのリターンはどちらが良くなるのかイメージできません。

個人年金は積み立てなのでとても気軽ですが、ひと手間必要でも、やはりパフォーマンスに勝る方が良いと思います。
(ちなみに、株式や債券ファンドは購入せず、日本国債オンリーとした場合を考えています。)

皆さまはどちらを選択するでしょうか?
どうか、お知恵を拝借頂けないでしょうか。

A 回答 (6件)

 “株式や債券ファンドは購入せず、日本国債オンリーとした場合を考えています”という文言が質問文にあったので、安全資産のみを持つ事が一番安全な訳ではないという事をほのめかしたく“あくまで2択しかなかったとして”という発言をしていました。

我ながら迂遠でへそ曲がりな言い回しだったと思います。

 “アロケーションの安全資産部分にスイッチ”という発言から察するにリスク資産も保有していらっしゃるのでしょうか?だとすれば余計な事を言いました。

>「個人年金を解約して、アロケーションの安全資産部分にスイッチ」するのが良いのか?
>それとも、
>「個人年金の払込額を減らして、老後資金うち手出しのできないガチガチ部分に当てるのが良いのか?」

 運用資金の一部を小額投入するのであれば、個人年金の流動性、信用(倒産)、税制改変などのリスクはとってもいいのではないかと思います。保険料年額5万円で先ほどのシミュレーションを行うと(前提条件を一つ書き忘れていましたが払い込み期間は25年としています)一年目の保険料の平均リターンは年1.7%程度にもなりますし、2年目、3年目とこれは少しずつ上がっていきます。受け取り10年前の年の保険料で計算すると実に2.5%にもなりました。ただこのシミュレーションは手数料、管理報酬を考えていないのでもう少し厳しく考えたほうがいいでしょう。
 これは全体の資産のバランスで考えるべき事でもあります。もし確定拠出年金などに多額の資金を投入されているのであれば、それ以外の資産で流動性リスクをとるべきではないでし、そうでないのであれば多少のそれはとってもよいでしょう。
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この回答へのお礼

tooma37様
お返事ありがとうございます。

実は資産運用はこれからであり、なんとなく始めた個人年金の扱いに困って「どうしよう?」と相談したところがホンネです。
ですので、まだ何も始めておらず、
運用の勉強と、アロケーションとフローのバランスを思索中
といったところです。

おかげさまで、徐々に腹が固まってきました。
→個人年金を一部解約して、アロケーションの安全資産(個人10年変動か円MMF)にスイッチ。
→今の個人年金の年払込額(12万)を、住民税控除枠一杯の7万円まで下げて税制優遇を有利に享受し、浮いた5万円は、自分のポートフォリオへのフローに充てる。

tooma37様との一連のお話の中で、自分なりに、このように考えてみました。如何でしょうか?
(もちろん、投資判断の責任は自分にありますので、好きなことを言ってくださって構いません。)

あと、
>一年目の保険料の平均リターンは年1.7%程度にもなりますし、2年目、3年目とこれは少しずつ上がっていきます。
受け取り10年前の年の保険料で計算すると実に2.5%にもなりました。

のお話ですが、とても魅力的です。
ところで、どのようにシミュレーションしたのでしょうか?
その方法もお教えいただけると、ありがたいです。

お礼日時:2009/04/11 13:29

>自分なりに、このように考えてみました。

如何でしょうか?

 個人年金に関しては、確定拠出年金や長期債権等の流動性リスクの高い資産をもっていなければ検討しても良いと思います。只、計算はしていませんが年額7万円の払い込みだとリスクに見合う程の利率にならないのではないかと個人的には感じます。

>どのようにシミュレーションしたのでしょうか?
 シミュレーションという程の物ではないです。投資資金5万円に対する一年目の利率を1.25+13(税金控除分)=14.25%、その後の24年間の利率を1.25%として計算した結果を平均化して一年の利率に直しただけです。
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この回答へのお礼

とても分かりやすかったです。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/15 17:31

>これで正しいでしょうか?


 正しいと思います。

>これで正しければ、13%のリターンはすごいですね。
 ただこれは注意が必要で保険料を払い込んだ年のみの得点です。一年目に払ったお金は最初に税優遇を受けたらあとはただ低利運用されるだけで、2年目に払ったお金、3年目に払ったお金も同様ですから運用スパンが長ければパフォーマンスは低下します。
 
 手数料などの要素を省いて簡単なシミュレーションをしてみましょう。一年目に10万円を払い込んで6千円の税額控除を受け、1.25%の運用益を得たとしたらパフォーマンスは7.25%、低金利と資産の安全度を考えると凄まじいパフォーマンスです。しかし残る24年間1.25%で運用し続けたとすると平均パフォーマンスは急激に低下し、最終的には誤差は非常に小さなものとなります。このシミュレーションから見ても、税制優遇効果は過信すべきではありません。

>最大でも10万円にしておくのが、得策と言えるでしょうか?
 そうですね。ただ運用積み立て資金が年12万円だったとすれば、私は保険への支払いは3~5万円位にすると思います。それも、あくまでもこの2択しかなかったとしての話です。
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この回答へのお礼

tooma37様
非常に分かりやすいです。

>残る24年間1.25%で運用し続けたとすると平均パフォーマンスは急激に低下し、・・・、税制優遇効果は過信すべきではありません。

仰るとおりですね。

tooma37様の文章の中に「あくまで2択しかなかったとして」の文章が散見されるのですが、実は、今後老後資金の運用を始めるに当たり、
なんとなく始めた個人年金の扱いに困っていました。

個人で考えていても、コレを今後どう生かせば良いのか分からずにいます。

「個人年金を解約して、アロケーションの安全資産部分にスイッチ」するのが良いのか?
それとも、
「個人年金の払込額を減らして、老後資金うち手出しのできないガチガチ部分に当てるのが良いのか?」

アドバイスいただけないでしょうか?

お礼日時:2009/04/11 08:26

>これが本当に正しいことなのか、教えて頂けないでしょうか?


 “見えない手数料や倒産リスク”という部分は賛成です。明示されている手数料以外にも予定利率以上の高リターンを狙うリスクを負って利ザヤを抜いている部分は事実上の手数料とも見れますし、倒産リスクはいわずもがなでしょう。

>個人年金は所得税が5%、住民税が10%控除されて、税金が有利な点です。
 住民税の計算を間違えていませんか?枠一杯という事は支払額は10万円程度でしょう。そして住民税の控除額の最高額が3万5千円、住民税率を10%で計算するとリターンは3.5%です。

>トータルのリターンはどちらが良くなるのかイメージできません。
 それは誰にも解りません。ただ大まかな理解としては国債は安全度が高く、お金の出し入れも比較的し易い点が有利、個人年金は税制優遇(ただ運用スパンが長いですから制度が変わるリスクはあります)と利率保障が有利という感じでしょうか。個人的にはインフレ等への対応力もいくらかマシな事もあって国債(個人向け)に軍配を上げますね。

>皆さまはどちらを選択するでしょうか?
 私にこの二択しか与えられなかったとしたら両方に資金を分散します。理由としては小額の方が保険の税制優遇が有利になる事(10万円はあくまでも額の限度であり率の限度ではありません)と、換金性のマシな国債にも投資する事で不測の事態への対応力を向上させる為です。

 ちなみに税引き前利回りなら現在の金利水準でも10年物の利付国債(個人向けではない方)で1.25%程度は達成可能です。
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この回答へのお礼

分かりやすいご回答ありがとうございました。
再度、質問させて頂けないでしょうか?

>住民税の計算を間違えていませんか?
すみません。勘違いでした。10%は税率なので、

住民税分・・・3.5万円×10%=3500円
所得税分・・・5万円×5%=2500円
合計6000円で、個人年金の年間払い込み額が12万円程度なので、
6千円/12万円=5%のリターン

これで正しいでしょうか?
正しければ、5%のリターンは大きいですね。

>小額の方が保険の税制優遇が有利になる
(10万円はあくまでも額の限度であり率の限度ではありません)
について、自分で計算してみましたが。

仮に年間払い込み額が少なくて2.5万円/年であれば、
住民税分・・・2万円(年間払い込み額×1/2)+7,500円 )×10%=2000円
所得税分・・・2.5万円(年間払い込み額全額)×5%=1250円
合計3250円で、年間払い込み額が2.5万円だから、
3250円/2.5万円=13%のリターン

これで正しければ、13%のリターンはすごいですね。
税制優遇で13%のパフォーマンス向上は魅力的です。
(と言っても、2.5万円/年の積立てでは、殆ど貯められませんが・・・。)

仰る通り、国債と個人年金を分散し、国債の比率をなるべく多くすることで、税制優遇を享受しつつ流動性を確保するのが良さそうですね。
となると、個人年金の年間払い込み額は、最大でも10万円にしておくのが、得策と言えるでしょうか?

tooma37様が仰る内容は、上記のような解釈で間違いないでしょうか?

お礼日時:2009/04/10 22:12

一般論としてはFPさんの指摘は正しいと思います。



個人年金(定額年金)のデメリットは、目に見えないコストや倒産リスクのほかに、中途解約で元本割れする可能性があることや、金利が固定で金利上昇やインフレに弱いことがあげられると思います。

個人的には、景気が良くなれば金利があがると予想しています。したがって、もし私が新規に私的な年金を個人向け国債で運用するなら、金利が低い今は「変動10年」で運用し、金利が上昇したら「固定5年」に乗り換えるでしょう(でも、個人向け国債よりネット銀行の定期預金のほうが金利がよいので、金利が高くなるまで1年定期を自動継続でまわしていき、金利がある程度高くなったら数年の定期に乗り換えるほうがよいと思います)。

ただ、質問者さんのように、すでに個人年金に加入している場合の乗り換えについては、なんともいえません。
#中途解約で利益がでる、というのが本当なのでしょうか?ほとんどの場合、元本割れすると思うのですが。
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この回答へのお礼

>中途解約で利益がでる、というのが本当なのでしょうか?ほとんどの場合、元本割れすると思うのですが。

問い合わせたところ、1.6万円程度利益が出ています。

お礼日時:2009/04/10 20:48

個人が国債のみで1.25%の利回りを得るのは結構難しいので、も少し、具体的なやり方をFPさんに聞いてみたら良いでしょう。



何でもそうですが、間に入る人や業者が多ければ割高になるのは確かなのですが、、、。
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