プロが教えるわが家の防犯対策術!

  WBCで公式球の違いがけっこう話題になりました。WBCの参加国の中でも最も日本が対応に苦労していたようです。これを受けて日本プロ野球機構の加藤コミッショナーが、国際試合を前提に国際球の採用を検討し指向することを表明しました。また、日本プロ野球機構は、国際球、メジャー、日本の公式球とにどの程度の違いがあるのかボールの重さ、大きさ、皮の質、反発係数などを計測したようですが、使用している皮や縫い目以外は差がなかったと発表しました。反発係数もほとんど差がないとのことでした。しかし、発表できない事情があるのか知りませんが、実際の計測値は発表されていません。
  ある信頼できる機関によればボールはメジャーと日本プロ野球公式球の重さは、平均でメジャー146gで日本は145gだったようです。思ったより差がないのですが、となれば飛ぶ飛ばないボールというのは結局、メジャー、国際球のボールの縫い目が高いため空気摩擦抵抗が大きいことによるという結論しか導き出されないのです。実際に計測上どのくらい違いがあるのか知っている方教えてください。
  国際プロ野球連盟で認められた許容範囲であればいい時代は終わりにすべきで、WBCや国際試合が増えた今の時代は統一基準を目指すべきです。ボールで苦しむ日本の選手をもう見たくありません。

A 回答 (2件)

>空気摩擦抵抗が大きいことによるという結論しか導き出されないのです。



空気抵抗だけではないのです。
見逃されがちなのが、日本のボールは質が非常に高く均一にできているのに、海外のボールはそこまで均一ではないという点です。

アテネまでの3つの五輪で砲丸投げのメダルを独占した砲丸は、埼玉の小さい町工場の職人さんが作っているというのをご存知でしょうか。砲丸は冷えて固まっていく過程で重心位置を中心に維持するのが非常に難しいそうですが、この人の作る砲丸はピタっと球の中心に重心があるため、一流選手のほとんどが試投の後でその人の砲丸を選ぶのだそうです。重心の位置が少しでも中心をはずれていれば飛距離に大きく差が出てしまうからです。

同様に野球のボールも重心の位置が飛距離や変化に影響します。細かい事は企業秘密でしょうが、日本では恐らくサイズ、重さはもちろん、糸の巻き方、巻き数、巻く強さから重心の位置、皮の厚みや表面の加工に至るまで、計った様に均一にできているのでしょう。
つまり日本のボールはあまりに高品質で飛距離に影響するような要素が極力排除されているため理論値に近い飛び方をし、海外のボールは影響する要素が残っているため、ばらつきが出てしまうのだと思います。これらを計測して平均してしまえば数値的には差がない事になってしまいますから、そういう発表になってしまうのだと思います。
問題はそういう部分をどう基準化するのか、その基準に従ったボールが世界中で作れるのか、ということでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。回答が遅れて申し訳ありませんでした。

  ボールが飛ぶ飛ばないの影響は、反発係数が最も大きい原因と私は思っておりました。確かに縫い目の山が高く、均一でなければ空気摩擦抵抗は高いと予想されます。日本企業にかかればまさにどのボールも設計どおりの理論値に近い完成品を作り出すことでしょう。ばらつきの点では海外で作られるボールの方がはるかに日本メーカーに比べて大きいと思われます。確かに海外メーカーの個々のボールに違いがあるにしても、押しなべて飛ばないことには変りはない気がします。反発係数だけでも1cmの違いが100メートル飛んだときに、数メートルの違いに表れてくる気がします。これに加えて1gの違いがさらに飛距離を縮め、縫い目の高さと非均一性が摩擦抵抗を大きくし、結果、大きな違いとして距離に表れると思うのですが。
  国際野球連盟も公認球と国際球についての国際会議(メーカー、技術者も含めた)を実施して統一公式見解を出し、義務化を目指して踏み出す時期に来ていると思うのです。野球の世界化と戦略のうえでも。

お礼日時:2009/05/02 20:56

 ボールの反発係数などは詳しくはわかりませんが,重さも日本の公式球よりも大リーグ公式球のほうが若干重いのは事実のようです.


 また,ホームラン性の当たりは少なくとも100m程度の飛距離は出るでしょうから,たかが1gの違いでも飛距離に大きく影響してくることは十分に考えられると思いますよ.日本の選手は大リーグの公式球は重いと言っているのですから,実際そうなのではないでしょうか?
 余談ですが,韓国プロ野球界では,2007年くらいまでは日本の公式球と同じものを使用していましたが,重さを変えるなどボールの規格を変更し,2008年くらいから大リーグの公式球とほとんど差のないものを使用しているそうですよ.
 日本も,最近ではWBCのような重要な大会も増えてきているのですから,ボールくらいは統一してくれることを毎年願ってるんですけどねー. 個人的には,自分たちの設定したボールの規格に沿って,わざわざボールメーカーにつくらせているわけなのですから,規格変更したものをつくってもらうくらい可能だと思うんですけどね.
 現状で飛びすぎるのなら,重さ反発係数などを,規格範囲内で飛距離を抑えられる方向に変えられるのであれば,それくらいの柔軟な対応くらいは見せてほしいですね.
 この現状が変わらない限り,日本人のホームランバッターは育たないと思いますけどね.今回のWBCでも,日本のバッターが一番非力に見えましたね.そういうところも私だけでなく,見ているファンは見ていると思いますからね.NPBの組織はホームランがたくさん出る試合のほうが,ファンは興味があるといった大きな勘違いをしていると思います.ファンが一番見たいのは国際基準の中で行われる試合なのに,残念です.
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。遅れて申し訳ありませんでした。

  最近、よく思うのですが、韓国は野球に限らず何事につけ発想の転換が大胆で柔軟性があります。あなたが言われたように韓国は既にメジャーと同じ公式球を使っています。韓国の試合を見ていると、WBCにせよ北京五輪にせよ、球に違和感を持っている選手はまったくいませんでした。北京五輪では、代表の和田投手と岩瀬投手は最後まで違和感を感じたまま投げていました。今回のWBCでもダルビッシュが神経を使い、ぬけ球が多い状況でした。キャッチャーのセカンド送球もそうでした。肩の張りも全然違うそうです。この時点で、日本はハンディキャップを克服せねばならない課題を背負わされています。よく優勝できたものです。まさにピッチャーの優秀さと足の速い選手を揃えた戦略的な勝利でした。しかし、今後のことを考えると日本の形式主義、官僚的体質が日本プロ野球界を覆っていて選手の足を引っ張っりかねません。
  ご承知だと思いますが、WBCでは日本のホームランはたったの3本でした。ところがヒット数は多いのです。また、今のペナントレースをみていると、小柄な選手の芯をはずしたへなちょこホームランが何本も出るしまつで、その格差に愕然とせざるを得ません。選手、監督など関係者を苦しまさせないためにも、日本プロ野球機構に猛省を求めたいものです。

お礼日時:2009/05/02 21:42

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