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JRでは新しく新幹線が開業すると新幹線に並行して走る在来線が第三セクター化されますよね。
(厳密に言えば新幹線に並行して走る在来線を廃止し第三セクターへ委譲)
例えば「しなの鉄道(旧信州本線)」「青い森鉄道・IGR岩手鉄道(旧東北本線)」などです。
なお質問は下記のとおりです。

1:なぜこのようなことをするのですか?
第三セクター化の目的を教えてください。

2:なぜ東海道新幹線・山陽新幹線と並行している「東海道本線」「山陽本線」
上越新幹線と並行している「上越線」
東北本線と並行している「東北本線(盛岡から八戸を除く)」
長野新幹線と並行している信越本線の高崎から横川
などが第三セクター化されていないのはなぜですか?

3:第三セクター化(並行在来線の廃止)をするとJRが多大な損益を受ける・利益が大幅に減るなどと言う場合でも第三セクター化は
行われるのですか?

なおすべての質問に答えることができない方はわかるものだけで結構です。

A 回答 (2件)

No.1の回答でほぼ正解だと思いますが、ちょっと補足します。



1:新幹線の建設はJRが主体で行われるのではなく、整備新幹線計画という国の事業によって行われています。東海道新幹線のような大都市を結ぶところでは新幹線開業によって利用客自体が増えることがありますが、これから建設されるようなところでは在来線利用客が新幹線に移行するだけで全体の利用客増はあまり見込めません。そのため、国がJRに新幹線を運営して貰う代わりに平行在来線の経営分離を認めているのです。JRが自治体に在来線を押しつけていると言うとJRが悪者のように感じられますが、国の事業に協力するために与えられた権利のようなものだと思います。

2:長野新幹線以前の国鉄時代に建設された新幹線は在来線の代わりではなく、増設という意味合いがあるので在来線の分離は行われていません。

3:平行在来線の分離は権利であって強制ではないはずなので、JRが分離したくないと思えばしなくても良いと思います。長野新幹線と平行している信越本線の高崎~横川は特急列車などの優等列車が一切走らない通勤通学専用路線になってしまいましたが、分離する必要がないと判断したため、第三セクター化されていないのだと思います。
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この回答へのお礼

本日はご回答いただきましてありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/03/03 19:02

1:新幹線の開業により、並行在来線の特急・急行列車は、支線などに乗り入れる一部列車を除いて廃止(=新幹線に取って代わられる)のが普通です。

そうなると在来線に残るのは通勤通学客を運ぶ普通列車だけです。これらは特急などの優等列車と比べて利益が薄いのです。
実際、旧信越線を受け持つ「しなの鉄道」は赤字続きで厳しい経営を強いられています。田中知事になってから、辣腕社長がやってきて大鉈を振るっているようですが。「青い森鉄道・IGR岩手鉄道(旧東北本線)」についても、厳しい経営が予想されています。
新幹線を「運用してやる」代わりに、そういう赤字になりそうな路線を自治体に押し付けている訳です。

2:東海道・山陽新幹線、東北新幹線の並行在来線は比較的人口密度の高い地域を走っており、通勤通学列車だけでも経営が成り立つという側面もあります。しかし、それより重要なのは、長野行新幹線と東北新幹線(盛岡以北)は、国鉄民営化より後に着工された点が挙げられます。民営化以降、JRが並行在来線の経営譲渡を新幹線経営の条件としていることが直接的原因と言えるでしょう。

3:長野行新幹線の並行在来線となる篠ノ井~長野間(篠ノ井線)は、いまだにJRのままです。これは、名古屋・大阪方面からの在来線優等列車がこの区間を走るためです。つまり、JRは旨味のある在来線は手放さず、利益の出そうにない路線ばかりを地方自治体に押し付けているわけです。
ですから、たとえば九州新幹線が全線開業しても、博多~鳥栖間などはおそらくJRのままでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
非常によくわかりました。

お礼日時:2003/03/03 18:57

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