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大学の先生が「日本人は教養がない、外国に行くとまず自分たちのことについて話せるものがないことに気がつく」とおっしゃっていました。

確かに今まで勉強ばかりで教養というものは
身についていないかなとは思います。

でも教養ってそもそもどのようなことを言うのでしょうか?
またどうすれば教養って身につきますか?

ひとつ本とか読めばいいのかなと思い立ったのですが、
読まなくても日常生活でわかるしとかいうような本もあって
どんな本を読めばいいのやらでつまずきました。

教養の意味、教養の身につけ方を
教えてください!!

A 回答 (5件)

教養とは一体なんでしょうか。


電子辞書の広辞苑によりますと、「単なる学殖・多識とは異なり、一定の文化理想を体得し、それによって個人が身につけた創造的な理解力や知識」とあります。ではウィキではどうでしょう?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E9%A4%8A
なるほど、人間性にまで意味が広がっています。

広がりすぎてますね。では日本人の教養ってなんでしょう?先の広辞苑の次にこう書いてあります、「その内容は時代や民族の文化理念の変遷に応じて異なる」。
どんどん深くハマッて行きますね。でもたじろがないで下さい。私もとまどいながら考えつつ書いています。

一つの策として、その先生に「先生の考える教養とは何ですか?」と質問してみましょう。別に先生を困らせる訳ではありません。一つの参考意見として聞くのです。分からないことを訊く、これは本当に重要なのです。勉強とは本来そういう事です。生徒が分からないことを聞かずに終わってしまうだけなので、恐ろしく「詰め込み」に感じるのです。分からない事を聞けるのは、相手から色々学ぼうとする姿勢にも繋がり、広くには人間性にも繋がっていくと、私は考えています。グローバル化と言われても日本人に少ないのはこの点です。聞いて今まで得た知識を自分の中で抽出し、自分なりの意見(それが合っていようがあるまいが)を言える、また色々な場面でその状況に応じて、表現を変えられる柔軟さではないかと思えます。

実利を求める今、無意味と言われる文学・芸術、歴史などに関する「教養人」と言われる人たちが書いたものを読んでみて下さい。何冊も読破するのは大変です。故河合隼雄さんは大阪ー東京間の新幹線の中で一冊の文庫本を数ページ読んでは考えるため、なかなか先に進まないと言っておられました。読むということも数が多ければ良いのではなく、抽出するために読んでください。そして、ノートに何時、何を読んだのか、どう感じたのか書いていってみましょう。年齢を重ねた時、あの時はそういう感じ方をしていたのか、と発見できます。年齢によっても変わって行くのです。ある時には、あの人が言っていたことはこういう事だったのかな?とあちこちにリンクしていくこともあります。
もし理系なのであれば湯川秀樹氏の著書を読まれると良いと思います。私の中では湯川氏は教養人ではないかと思えます。

教養があるない、は残念ながら自分では判断できません。人生の総合的な面から観て、周りに判断されます。広く人に伝えられ、賛同する人があれば認められるものだと思います。
「無理!ダメだ!」
でも、努力は無意味ではありません。自分自身が得るものと言うのは、究極に言えば自己満足の部分もあります。しかし人間は自分だけで生きると言っても、身近な人、社会、国などに自分の持てるものを還元して得る満足もあります。

確かに今はメディアで色々な情報が流れています。雑学を知っている人をすごいと思うこともあるでしょう。しかし、所詮それは情報であって、知識ではありません。知識とは、それら情報の中から何かしらを学び取って得たものを言います。これがご質問者様の性格、気質にどう影響を与えて、どう成長していくか。そして苦難に遭った時に乗り越える知恵として、どう活きて行くのか。その人自身の生きかたが感動を与えるなら、教養人という一つの難しい壁までは届かなくても、十分だと思います。
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NHK高校講座を全科目受講、視聴してみてください。

教養の意味がわかります。横井小楠という幕末の儒学者をご存知でしょうか?
英語でクレバーとワイズという単語があります。どちらも、頭が良い、賢いという意味ですが、クレバーの頭の良さは、利潤追求とか、自分の利益に対して敏感な頭の良さです。ワイズの頭の良さは、知恵があることです。教養は、ワイズな人間を育てるでしょう。顔にも教養はにじみでてきます。政党の党首をみれば、大抵大学卒で、しかも東京大学か東京の大学を卒業しています。顔をみて、話を聞いて、だいたい教養はわかります。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/index.html
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/index.html
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2008/radio …
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2008/radio …
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2008/tv/ka …
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2008/radio …
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/2008/radio …
外国から日本に来た人は、そのまま日本に住み着くことがあります。日本人より日本人らしい外国人。その心は、平和で親切、思いやりがある素朴なひとたち。誠実、勤勉。どこにでもいる、普通の日本人なのです。

参考URL:http://www.nhk.or.jp/kokokoza/library/index.html
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古典、地理、歴史を知ることです。


自分がどういう国、地域、街で育ち、暮らしているのかを知ることがまず最初の一歩です。
もし、身近に、小学校時代を京都か奈良で暮らした友人が居るなら、育った街の話を聞いてみてください。風習や歴史についても。
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 まず、今の迷いのように、自分が何を欲しているのか、自分には何が必要で、どうすればよいのかが自分ですらわからないところがそもそも「教養がない」始まりなのです。



 教授がおっしゃったことは、単純に、日本人は議論を避け、芸術や文学についても同様に語り合う機会がないことから、無教養へ繋がっているということなのかも。若いと「堅い話ばかりでつまらないやつだ」と言われたり、「インテリ気取りか」と言われたりしますよね。
 議論の機会がないことがさらに無関心を進め、無教養になるのです。

 私は海外にいましたが、やっぱり客観的に見て日本人はお勉強はできるのに、無関心&主張できないので、結果として無教養に映るように思いました。語学のテストで、「~について思うことを書きなさい」と問われても、語学レベルではなく、本当に「意見がない」ことで躓くのが日本人です。ただし、お勉強はずば抜けてできるんですよ。けれどこれは、「教養」とは違うんですよね。なんというか、教養って、心の豊かさと関係しているように思います。

 本を読むより、まずはニュース毎日チェックし、議論に慣れ、自分が何に関心があるのかを知ることが大事ではないかと思います。
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一番簡単には「日本史」を理解することです。


出来れば江戸時代以降と近代史を他人に説明出来る程度までにまでなれば最高。
それから中国史、特に「春秋、戦国」時代、そのために宮城谷昌光氏の小説を「重耳」あたりから読むと良いと思います。
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