あなたの習慣について教えてください!!

日本で女性の就業率が低くその理由は
 ●男性の家事分担の協力が少ない
 ●企業側に問題がある       などと言われていますがその実態はどのようなものなのでしょうか?また他の国での女性の就業率はどうなっているのでしょうか?

A 回答 (2件)

数字についてはわかりませんし、どの国と比較するかにもよりますが、日本で女性が働きにくいのだとしたら、実感としては、以下のような理由が思い浮かびます。



○子宮と乳房のある女性が家庭を持とうとすると、最低でも1年間は育児休暇をとらざるを得ない。しかし、日本のほとんどの業界において、仕事の流れは、残業や休日出勤を前提としたペースで動いている。つまり、みんながそのペースで経済を動かしている中、自分だけが1年も休むと席がなくなる。

○では、妻がそんなに席を空けなくていいように、夫が育休をとったらどうか。今度は夫の席がなくなる。

○企業側も、そういうペースで動いている以上は、働き盛りの社員が1人、1年間もいなくなると、利益に損失が出る。したがって、休まれるくらいなら辞めてもらって新人を雇ったほうがいい。結婚を報告すると、それだけで当然のように、「寿退社だって」と社内を連れまわされる会社もある。あるいは、みすみす休むとわかっている人には、最初から、抜けてもらっても構わないようなつまらない仕事しか与えない。

○企業がそういう姿勢だと、社員のほうも、「だったら、最初から高望みなどせずに、のんべんだらりと仕事をして寿退社を狙うわ。その分、亭主に働いてもらおう」とか「だったら、俺は世話女房と結婚して、彼女には家にいてもらって、残業づくめの俺に手料理を作ってもらわないとな」という考えになりがち。そして企業も、「どうせ社員はそう考えているのだから、そのように雇おう」と思う。卵が先か鶏が先か、というお話。

○一方で託児の不足もあります。夜まで預かってくれる保育園が不足している。あっても園庭が狭い、通勤に不便など、充実していない。ベビーシッターも一般的ではないので、保育園がないとなると、親が子をみるしかない。

○託児施設が整っていたとしても、乳幼児はすぐに病気になりがちで、病気になれば、親、とりわけママにいてほしがる。しかし、企業や社会の風土が働くママにそれを許さない。理由は先に述べたとおり。だから最初から、女性は妊娠あるいは出産と同時に退職する。企業も「じゃあ、どうせ女性はすぐに辞めるのだから…」となる。あとは既に述べたとおり。

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以上は、ちょっと極端な例であり、日本にももっと理解のある企業がいくらだってあるし、海外にも理解のない環境はあります。しかし、突き詰めれば、上記のような流れが女性の就業を妨げています。

ところで、同じ日本人でも、例えば海外赴任で一家そろって欧米で暮らし始めると、ご亭主が早く帰宅し、台所を手伝い、会社関係のパーティに夫婦そろって出席する時には、学アルバイトのベビーシッターを雇ったりします。そしてまた日本に帰国すると、残業の末に酒の付き合いで午前様、休日は接待ゴルフ、子を預ける先もなく、妻は密室育児、という生活に戻ります。こういう人たちが海外赴任中に付き合うのは、同じ日本人です。つまり、問題は人種なのではなく、「周りがこうやってるんだし、自分たちもこうやろうよ」という空気さえあれば、企業の利益を損なわずして、生活習慣は変えられるのですよね。

ちなみに私は、就業せずに主婦としての務めを全うする生き方を選ぶ女性は素晴らしいと思います。ただ、就業したくてもできない理由があるのだとしたら、それは本人にとっても、また、人材を失うという意味では社会にとっても不幸です。先日、“太田総理”のテレビ番組で、「男性にも強制的に育児休暇をとらせるようにしてはどうか」という提案がありました。実際、今の日本では、勤続十何年の社員に強制的にリフレッシュ休暇をとらせる風潮が盛んになってきていて、それがうまく作動しています。みんなが育休をとらない中で、一人だけがとるのは難しくても、全員が順番にとることにして、社会をそういう流れにしてしまえば、それなりにうまくいくのではないかと私は思っています。

余談ですが、欧米西側諸国でも1960年代初頭までは、女性は働かないのが当たり前でした。
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日本は他の先進国と比較をすると、昔ながらの島国です。


過去には外来文化やキリスト教などをも禁止した鎖国という形式をとっていた国でもありますよね。

それ以降の昭和の初期の時代から男性上位の習慣が薄れては来ているものの、この国がその文化の流れを今でも受け継いでいることがその大きな原因だとも思います。

大手企業での若い女性社員の見方とは?
入社→結婚→寿退社 というのが今までのパターンでしたので、そのような捉え方をしている上層部(おじさん連中)が今でも多いことは確かだと思います。

アメリカやイギリスなどでは、日本以上に合理主義ですから、男性よりも女性の方に社会的な適性が優れている場合などには女性の方が仕事を中心に行うことにより男性の方に時間的な余裕がもたらされるというケースも多々ありますので、その分だけ男性が家事や買い物を手伝えるというケースも多くなるのだと思います。

日本と他の先進国とを比較しても、今現在、自分が住んでいるのはこの日本という島国ですので、他の国と同じようには、なかなかいかないのだと思います、それにはまだ時間が必要になるのだと思います。

企業側に問題があるわけではなくて、この国の昔ながらの歴史が、今現在のこの国の姿を反映しているのでは? とも思います。
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