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胎児の心臓にある卵円孔とボタロー管という血管はどんな機能を果たしているのでしょうか?調べても難しいのでどなたか簡単に教えてください・・・

A 回答 (1件)

胎児期におけるガス交換は肺ではなく胎盤で行われています。

胎児期の肺にはもちろん酸素が必要ですが、肺は子宮内では羊水で満たされているために
肺血管抵抗が非常に高くなっています。
そのため、成人の時のように、循環する血液量のすべてを肺に通すようなことができません(右心室の負荷が大きくなりすぎます)。それを避けるため、循環量の大部分を肺をバイパスして、直接体循環に流すような構造が備わっているのです。それが、卵円孔とボタロー管(動脈管とも言います)です。

胎児にとって最も新鮮な血液は臍帯静脈を通じて胎盤から戻ってくる血液です。これは肝臓から下大静脈を経て右心房に戻ってきます。
ここで卵円孔が効いてきます。臍帯静脈から戻ってきた血液は動脈血で、肺を通す必要がありません。そこで右心房から左心房へ直接流入させ、そのまま左心室から大動脈へと流すのです。
右心室から総肺動脈へ入った一部の血液は、さらに動脈管と呼ばれる総肺動脈‐大動脈のバイパスを通じて肺・肺静脈・左心房・左心室をすっ飛ばして直接大動脈へ流入します。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございます

お礼日時:2009/05/23 13:32

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