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古今和歌集の369番

今日別れ 明日は近江と おもへども 夜やふけぬらむ 袖の露けき

に使われている助動詞・技法(枕詞、掛詞など)・現代語訳 がわかりらないので教えてください。

和歌の初心者なので変な質問の仕方かもしれませんがよろしくお願いします

A 回答 (4件)

今日別れ 明日は逢ふ身と 思へども 夜や更けぬらむ 袖の露けき



 歌だけを取り出して素直に解釈すれば

  近い将来あなたと一緒になるのだから、今別れても悲しいことは
  無いはずなのに、どうして袖が(涙で)ぬれてしまうのかしら。
  あ、ちがう、違うの、これは涙なんかじゃないの。
  夜露のせいで濡れたの……

となります。「逢ふ身」に「近江(あふみ)」を掛けてあるので、

  近い将来あなたと一緒に近江の国で暮らすのだから、

となります。ただ、実際には、この歌は、貞辰(さだとき)親王の邸の夜宴で、近日、近江の介に任官して近江の国に行く藤原清生(きよふ)への「はなむけ」として紀(きの)利貞(としさだ)が詠んだものです。上のような一般的な内容(恋人との別れ)を匂わせて宴を盛り上げつつ

  今日別れて、明日は近江に着く。すぐ近くだし、会いに行ける。
  なのに、どうしたことか…… 夜が更けたせいかな、湿っぽくなるね。

と離別の心情を吐露したものです。
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少し気になることがあります。

かな書きにして構文分析しますので参考にしてください。

(結果・現実)
  けふ─わかれ┐   (今日は 別れても)
  あす→あふ─┴─み (明日は 逢う身=夫婦)
 と おもへども (逆接)(それなのに) 
  つゆけき─そで   (涙に濡れる なぜ)
(原因推量) 
  よや ふけぬ らむ
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宿題でしょうか…。


宿題の答えを直接書くのはまずいんですよね。

>和歌の初心者
ということで、大人でこれから「和歌」というものを身につけ勉強していこうと言うことなら、なおさら古今和歌集ぐらいは図書館で読むとかしたいものですが…。
角川ソフィア文庫にも入ってるので廉価に入手できます。


もし宿題だとしたらの場合に備え、ヒントだけ書きますね。
・助動詞については「助動詞活用表」を見て、同じ助動詞がどこにあるか探してみてください。
・掛詞は「別れ」がヒントです。これだけバラすだけでも結構なずるなので、これ以上は言えません。
・それから技法としては係り結びがあるので、学校の教科書なり参考書なり便覧なりから「係り結び」の項目を読んで、係り結びで使われる助詞とその結びを探してみてください。
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この回答へのお礼

教えて下さったことを参考にさせていただいて調べてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/05/21 22:58

できれば、どこがどのように分らないのかを具体的に述べていただくと回答される方が回答を書きやすいのではないかと思います。


この歌なら、私のような素人でも意味は取れます。
ほとんど現代の短歌として読んでも、特に違和感は覚えないのではないでしょうか。
「今日別れ 明日は近江と おもへども」の部分は、現代語と同じですね。
「夜やふけぬらむ 袖の露けき」も、前半は誰でも分るでしょう。
引っかかるとしたら、後半の「袖の露けき」でしょうか?
それも、特に判り難い表現とも思えない。「露けし」は形容詞で、「けし」は接尾語。連体形。意味は、「露っぽい。しめっぽい」と辞書に出ています。
なぜ「露っぽい」のかといえば、「今日別れ」なければならないから。作者名が付されていませんが、女の歌でしょうか。
男女の別れのような気がします。
その程度のことは、素人の私にも分りますが、技法だの何だの、面倒なことは分りません。
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この回答へのお礼

わざわざありがとうございます。参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/05/21 23:01

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