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「麻酔科医」についてお尋ねします。このサイトで、「麻酔科」だけは医師国家試験に合格しただけでなく麻酔専門の研修あるいは同等のものが別途2年必要、と教わりました。で、たまに、ですが、「麻酔科」という科目を標榜している医院の看板をみると、必ず「麻酔科医 ○○」と氏名が書いてあるのです。これはなぜでしょうか。あと、麻酔科医って単独で開業するが大変めずらしい、あるいはむずかしそうなイメージがあるのですが、実際はどうでしょう。単独で開業するとすれば、ひざが痛い、腰が痛いといった症状を緩和するのが主目的でしょうか。だとしたら、整形外科と守備範囲が重なりませんか。

A 回答 (3件)

参考まで。


麻酔科の標榜が出来る医師は、大きな病院の麻酔科(指導医がいるところ)で2年間以上、全身麻酔をかけた実績で標榜という(麻酔科として名前を出して良い許可)がもらえます。病院、医院の看板にはいろいろ規制があります。
 麻酔科と言う看板をあげたければ、そこに標榜医という免許をもった人がいないと麻酔科の看板は出せません。そこで本当にいる麻酔科の医師の名前を書かなければならないのです。他の科は、例えば内科と看板にかいてあっても、小児を診てはいけないことも無いし、産婦人科でも子供を診てはいけないという法律はありません。
しかし患者さんの方が、お子さんが熱を出せば産婦人科や
整形でなく小児科にかかるでしょうし、それはその科の専門の先生がよく診れると思っているからです。
 他の科も最近は専門医制度が普及しています。
例えばその分野の研修を一定期間したり、認定試験みたいなものに合格すると、内科医でも消化器専門医だとか、産婦人科にもあり、今はどの科でもそういう制度を設け、
患者さんに正しい医師を選ぶ指標にされていると思います。米国では看護師にもこの専門制度があり、小児科の看護婦は小児だけしか看ない、循環器のナースは循環器の患者さんを専門に看る制度がすでにあります。
参考になりましたか・・・・。
 また麻酔科の開業医は痛みの緩和だけでなく、
花粉症、ヘルペスなど神経系に関係のある疾病に、
神経(麻酔薬を注入して)ブロックなどをしています。
他の科で薬を飲んでも治らないような神経、アレルギー関係、あるいはガンの末期で痛みだけはどうにかして欲しい患者さんの痛みなどを専門に治すところで、神経ブロックなどは麻酔科でも高度な技術を必要とします。
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この回答へのお礼

やっと疑問がとけました。「内科、小児科、胃腸科、麻酔科」という看板を出している病院(医院)があったとして、なぜか「麻酔科」だけは「麻酔科医 ○○○○」と名前が医師の名前が書いてあるので、どうしてかと思っていました。詳細なご解説をありがとうございました。

お礼日時:2003/03/19 22:33

>、「麻酔科」という科目を標榜している医院の看板をみると、必ず「麻酔科医 ○○」と氏名が書いてあるのです・・・



これは?わかりません。私の知る限りではどの科目の開業医でも氏名はどこかに必ず開示してあるはずです。総合病院などでも入り口など目につくところに勤務医指名を科目ごと、役職ごとに掲示してるところも多いです。(大学病院など医師が固定していないところではそうもいかないですけれど、責任者氏名はどこかにあると思いますよ) もしかしたら麻酔科学会推奨などの理由があるのかな?麻酔科の先生が回答してくれるのを待ちましょう。

>麻酔科医って単独で開業するが大変めずらしい、あるいはむずかしそうなイメージがあるのですが、実際はどうでしょう。

どの科目もそうですが、単科(麻酔科なら麻酔科、内科なら内科だけ)開業というのは結構経営的にきついものがあるんです。だから麻酔科医師でも開業の時は標榜を「内科・麻酔科・ペインクリニック」などとする例が実際多くあります。街中などですとそれでも「ペインクリニック」単科というのもよくありますよ。珍しいかといえば珍しいでもそれほどでもないですね。確かに麻酔科医自体が少ないということと、店を構えるよりフリーで外の病院へ麻酔請負で行くほうが経済的にペイするという理由も考えられます。皆さんは知らないかもしれませんが麻酔科医って他科の勤務医では考えられないくらい(経済的には)割のいい仕事なんです(でもそれ以上に辛いこともあるでしょうけれどね)。私の知り合いでも夫婦で麻酔科医、奥さん名義でペインクリニック開業、旦那さんは(時間があれば奥さんも)出張麻酔業務なんてのがありますよ。だから開業資金には事欠かないだろうけれど(道具なんてほとんど要らんし(笑))開業するまでもないってことだろうなぁ。

>単独で開業するとすれば、ひざが痛い、腰が痛いといった症状を緩和するのが主目的でしょうか

これはペインクリニックの一業務ですね。
他にも神経痛一般を扱いますし、あまり知られていないようですが「自立神経系統」も守備範囲のひとつです。花粉症などでする<星状神経節ブロック>なんかもしますし、全身の状態を把握し維持することにも長けていますから救急病棟24時なんかででてくる救急病棟にはなくてはならない存在でもあるんです。麻酔科医の守備範囲は広いですよ。内科医の素養もあるので内科開業もいいでしょうし…
ただいろんな面で特殊な科目の面がありますから、正直ホームドクターにするのは勧めません。

>整形外科と守備範囲が重なりませんか。

整形外科医は運動器(骨・筋肉)の専門家であり、もちろんそれから来る痛みも守備範囲です(疾患を治せば痛みも消えるでしょ?)
ですが麻酔科医はこれら原因疾患に関しては専門外であるんです。対象は純粋に痛み。だから受診するのはどちらか1つで良い訳ではなく、腰が痛いなら整形外科で原因の把握・治療・経過観察を行いながら、麻酔科(ペインクリニック)と連携してもらって痛みをとってもらう…こんな感じです。原因疾患が増悪すればペインコントロールも変わりますし、疾患が軽快すれば逆にペインコントロールもいらなくなります。そして疾患が軽快したにも関わらず痛みだけが残るという場合はペインクリニックの真骨頂になります。

麻酔に関わることは安心して書き込めそうです。
締め切り後でも直してくれる優しい麻酔科医がいますからね(微笑)コチラには。
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この回答へのお礼

麻酔科医って身近にいたことがなく、よく分からなかった存在でしたが、「経済的に割りのいい仕事」と聞いてびっくりです。ご投稿ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/19 22:27

麻酔科医は守備範囲が広い?のです。

手術をするときの患者の麻酔管理も麻酔科医の仕事です。一方、整形外科とかの痛みの管理、いわゆるペインクリニックも麻酔科医の守備範囲に入っています。大学の麻酔科の場合、これをうまく分けて管理しています。
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