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外来種による過剰な捕食や、病気の流行などで在来種が絶滅に追い込まれるケースはよく耳にしますが、外来生物に“ニッチを奪われたこと”が直接の絶滅原因となって絶滅した生物はいるのでしょうか。あれば教えてください。

A 回答 (2件)

日本全国から絶滅したというわけではないのですけれども、よくあげられる例がカダヤシとメダカです。



カダヤシはメダカとよく似た魚(似ているのは見かけだけらしいですけど)で、蚊の幼虫のボウフラをよく食べるので、蚊を防ぐために、蚊が人に媒介する感染症(日本脳炎など)の患者さんが多かった時代に外国から日本に導入されました。

今では、昔メダカが住んでいた多くの地域でメダカがカダヤシに置き換わっていることが調査の結果わかっています。カダヤシの方が繁殖力が旺盛なので、ニッチが被っているとすると、メダカが駆逐されてしまいます。

厳密にいうとカダヤシは雑食性でメダカでも他のカダヤシでも食べてしまうので、捕食も一因ではあります。でも、地域によって、カダヤシだけになってしまったところ、カダヤシが定着に失敗?してメダカだけが生きているところ、両方が生息しているという地域がそれぞれあるそうですので、単純な捕食だけが原因ではないようです。
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この回答へのお礼

大変返信が遅くなりました。種としての完全な絶滅でないにせよ、ある生息地からニッチを奪われて駆逐されるという具体例を提示していただき大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2010/10/28 19:07

絶滅を「日本全体からの~」とするかどうかですね。

地域絶滅であればいくらでもありますので、定義の仕方ということになるのではないでしょうか。また、「外来」の定義も国内外来か、海外のものに限るか、種レベルか亜種レベルか、ということでも話は変わってきますね。
レッドデータブックで絶滅とされているもので、例えばスワモロコはホンモロコとの種間競争に敗れたといわれています(ただし確証はない)。湖沼型の淡水魚、移動性の低い陸生貝類などでは調べれば出てきそうですが、言われてみると確かにこれといった典型例は思いつきませんでした。
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この回答へのお礼

どこから見ても典型的、という例はすぐには思いつきませんよね。教科書にそのまま沿うような現象はやはり稀だということでしょうか……。スワモロコの件については調べてみようと思います。遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/28 19:11

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