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有機肥料は植物に良いとされています。しかし植物は無機物だけしか、養分として根より吸収できないとうかがいました。これはどういうことでしょうか。

勝手な想像ですが、
植物はまず、アミノ酸等の有機物から炭素と残りの無機化した分子を分ける

こうして両方を無機化して炭素原子と残りの無機物を吸収しているのでしょうか。

素人な質問ですが、ご教授願います。

A 回答 (3件)

1、そもそも「有機栽培」とは「有機物を与える栽培法」ではありません。

無農薬で天然物を肥料として与える栽培法のことです。「有機」というのは単なる名前ですので、「有機物」とは無縁です。

2、「有機物」という言葉は、生物学用語と化学用語で意味が異なります。生物学では、炭素を含む個体、または液体をさしますので、二酸化炭素は無機物として扱います。対して化学では、炭素を含むものは全て有機物です。

植物が根から吸収するのは硝酸です。土中のタンパク質やアミノ酸などの窒素化合物は、アンモニア→亜硝酸→硝酸と変わり、硝酸が根から吸収されます。土中の硝化細菌の働きによるものです。

炭素原子が土中で単独で存在することはできません。
炭素は葉からCO2の形で吸収します。
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この回答へのお礼

謎が解けました。とても感謝します。

お礼日時:2009/08/24 00:02

有機物と有機質肥料(無機質肥料に堆肥などの有機質を含む肥料)は、意味合いが違います。


有機肥料という言葉はなかったと思います。
植物は、基本的には無機態の成分を吸収します。有機物は、土壌の性状(物理性や化学性)を変える作用があり、直接植物体に吸収されて作用するとは考えない方が良いと思います。
通常は、有機物は、無機物に分解されて植物に吸収されるようになります。
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この回答へのお礼

また別の見方ですね。確かにその作用も納得できます。有難うございます。

お礼日時:2009/08/29 08:09

 無機塩が栄養分として吸収されるとされてきましたが、水耕栽培を使った実験などで、アミノ酸や血液を窒素源として与え植物を生育させることで、有機体の窒素も栄養素として吸収されることが確認されています。


大部分の窒素は硝酸態として取り込まれているのでしょうけど、一部は有機体窒素のままで取り込まれていると考えるのが自然ではないかと考えられます。
ただ、「有機肥料は植物に良い」とされる理由が植物に吸収される有機物(アミノ酸など)によるものかどうかは分かりません。
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この回答へのお礼

なるほど、有難うございます。やはり人間と同じ生き物で、まだ分からないことが多いのですね。参考になります。

お礼日時:2009/08/29 08:06

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