身体能力で黒人に対抗できる白人はロシア系の民族？

どういう根拠があっての発言なのかはわかりませんが、
「スポーツで身体能力において黒人に対抗できる白人は
ロシア系の民族だ」と言ってた人がいるのですが、
正論なのでしょうか？ロシア人は身体能力に定評があることは
耳にしたことがあるのですが、
皆さんはどう思いますか？
ご意見をお待ちしております。

No.2 ベストアンサー 回答者： nidonen 回答日時： 2009/08/30 23:45

　＃１お礼に対してお答えします。

例に挙げられた選手がすべて
格闘技選手であることに、注目してください。旧ソ連のスポーツ
選手は、旧ソ連時代は国家に手厚く保護されていました。それが
ソ連崩壊後、スポーツに費やされる予算が減り、生活すら厳しく
なっていったのです。

　その状況で、活躍すれば大金が手に入るボクシングや総合格闘技は
彼らにとって魅力的なスポーツとなりました。しかも陸上競技やチーム
スポーツに比べれば格闘技は選手層は薄く、他の先進国なら身体能力の
高いアスリートが第一選択肢にすることが少ない競技でもあります。

　そのため、ボクシングヘビー級や総合格闘技でロシア系の選手が
目立つようになったのです。もし白系ロシア人全体が高い身体能力を
持つのであれば、ボクシングはヘビー級以外の種目でも王者になる
はずですし、格闘技なら Ｋ－１ や柔道でも活躍するはずです。しかし
現実にはそんな傾向はありません。

　カレリンが世界最強レベルの選手であったことは疑いようがあり
ませんが、彼が突出して強かったのであり、現在のレスリング重量
級がロシア系に独占されているという事実もありません。

　とにかくスポーツにおいては、「 金になるかどうか 」がけっこう
重要な動機となります。とくにソ連のように資本主義が定着していない
国においては、優秀なアスリートが金になるスポーツを選びます。
だからボクシングなど一部の競技に王者が集中するわけです。

　もうひとつの観点としては、ヘビー級の競技では生まれながらに
体格のいい人が有利です。身体能力が高いことと体格がいいことは
別問題なのですが、たとえばバレーやバスケでは背の高い人が絶対
的に有利なように、ヘビー級の格闘技では元がでかい人が有利です。

　その意味で、当たり前のように 190cm くらいある白系ロシア人は
ヘビー級の人材が多いとは言えます。総合格闘技ではオランダも強い
ですが、オランダ人は平均身長が 180 cm を超えてますからね。

　ちなみに米国のスポーツ界に、「 身長はコーチできない 」という
格言があります。体格の良さが何よりのメリットであることを示す
言葉です。ただこれを、身体能力の高さと混同してはいけません。

この回答へのお礼

そうですね、全く仰るとおりです。
ヘビー級で活躍しているからといって他の階級でも
活躍できてるかといえば、そうでもないのが現実ですね。

お礼日時：2009/08/31 01:46

No.1 回答者： nidonen 回答日時： 2009/08/30 18:25

　まったく正論とは思えません。

黒人（ネグロイド）は身体能力が高いと
言われるのは、大腰筋が白色人種や黄色人種より発達しているのが理由です。
大腰筋が優れていると走力が高まるので、陸上競技はもちろん、走力を
必要とするスポーツでは有利になります。ですが、そうでないスポーツ
では必ずしも有利になるとは限りません。

　たとえば試合中ずっと走りまわるサッカーでは身体能力の高さが話題に
なりますが、瞬発力を重視する野球では身体能力はさほど重要視されません。
格闘技では体幹の重要性は強調されますが、大腰筋はさほど語られません。
アーチェリーやフェンシングでは、必要な資質はまったく別でしょう。

　そもそも白系ロシア民族が何に優れているかもよく知りませんが、
スポーツの種類を特定することなく身体能力うんぬんを語ること自体、
基本的な面でスポーツをよく理解していない証拠です。よって正論と
呼ぶことはできませんね。

この回答へのお礼

そうですか、ご回答ありがとうございました。
その「スポーツで身体能力において黒人に対抗
できる白人はロシア系の民族だ」と言ってた人
は現在のボクシングのヘビー級世界王者のほとんどが
ウクライナのクリチコ兄弟やロシアのニコライ・ワルーエフ
などの白人王者が占めていて、総合格闘技に
おいてはロシア人のエメリヤーエンコ・ヒョードル
が無敵の強さを発揮して、かつてレスリングで圧倒的な
強さを見せたロシアのアレクサンドル・カレリンなどの
存在が、ロシア系の民族＝身体能力が高いという結論
になったみたいですが…簡単に正論とは言えないのですね

お礼日時：2009/08/30 18:39